こんな気持ちを持っていませんか?
クラウドファンディングは、新しい資金集めの方法として現在大きな注目を集めています。個人レベルでも夢を実現するための資金を集めることができ、今までできなかったことがすでにいくつもクラウドファンディングで実現しているのです。しかし、サービスの数が多すぎて、クラウドファンディングをやる側も投資する側も、どちらもどこが良いのか困ることが多いのではないでしょうか。
この記事では、クラウドファンディングのおすすめサイトを徹底的に紹介していきます。どのサイトが自分にピッタリなのかわかる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそもクラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて資金を集めることを指しています。株のように投資家から資金を集めるものと違い、個人からお金を集めることで事業を行います。また、実施する側も企業だけでなく、個人、アーティスト、起業家、はたまた友人同士や家族間でなど、多岐に渡る人が資金集めができる点も特徴です。
今までは実現できなかったことが現実になる
クラウドファンディングのもっとも大きなメリットは、今までは実現できなかったことが現実になるという点です。先ほどもお伝えしましたが、クラウドファンディングは新しい資金集めの方法として注目を集めています。株のように、法人化した企業でなくても、どんな人でもプロジェクトを起ちあげることが可能です。
みなさんも、何かアイディアはあってもお金がなくてそれを断念した経験はないでしょうか。株などの資金集めの場合、プロジェクトの大小や将来性などがより厳密に審査されます。また、利益を出すことが第1優先となっているため、非営利のプロジェクトにはお金がなかなか集まりません。
こうした点が、クラウドファンディンが持っている独自のメリットと言えるのです。
参加者だけの得点を受けることができる
クラウドファンディングは、出資をする側にもメリットがあります。通常では手に入らない特典を受けることができるのです。
たとえば、ヒップホップアーティストのELIONEが行ったクラウドファンディングの例を見てみましょう。このクラウドファンディングでは、ELIONEのアルバム制作費やMVなどの制作のための資金を集めるために出資を募っています。そして、出資者には名前と番号が記述されたUSBメモリがプレゼントされるのです。
こうした特典は、通常の音源の販売方式では難しいでしょう。なぜなら、1人1人の購入者の名前などを、その都度記録することは難しいからです。クラウドファンディングだけでできる特典といえます。また、参加者もアーティストの音源制作に関わったという、普段では得ることができない喜びを得ることができます。
実際にこのプロジェクトは目標とする収集金額を見事に達成しており、無事にアルバムリリースと特典の配布が行われています。このように、クラウドファンディングには参加したからこそ受けることができる、独自のメリットがあるのです。
クラウドファンディングを選ぶ時のポイント
ここからは、クラウドファンディングを選ぶ時のポイントを確認していきましょう。クラウドファンディングは、2019年現在さまざまなサービスが展開されており、選ぶ際にいくつか気をつけておきたいポイントがあります。ここで紹介するポイントを理解することで、効果的にクラウドファンディングを実施(または出資)することができます。
自分がやりたいことに特化したサービスを使おう
クラウドファンディングは、実施する側の人が多岐に渡ります。法人だけでなく、個人やアーティストでもプロジェクトを立ち上げることができるため、そのプロジェクトの種類もさまざまです。
このように、自分がやる側でも出資する側でも、それぞれの利用目的に合ったサービスを選ぶことが、クラウドファンディングを選ぶ上でのもっとも重要なポイントとなっているのです。
聞いたことのないサイトは使わないようにしよう
クラウドファンディングは、日本国内でもさまざまな企業が運営しています。基本的には、ほとんど名前が聞いたことのないサイトは使わないようにしましょう。自分の大切なお金を出資するものであり、詐欺などに合ってしまう可能性もあります。
いっぽうで、聞いたことのないサイトのなかには、大手企業が運営しているものもあるため運営元も確認しましょう。こうしたサイトであれば、信頼性も高いためおすすめできます。サイト名も運営元も聞いたことのない場合は、利用は避けましょう。
手数料を確認しよう!
クラウドファンディングは、手数料がかかります。そして、手数料はサービスごとに異なります。相場は2割くらいだと考えておきましょう。サイトの中には1割ほどで手数料を設定しているものもあります。こうした手数料の違いが出てくる理由は、受けれるサービス内容なども変わってくるからです。サイトによっては、手数料設定を複数用意することで、ユーザー側が自由に選ぶことができるようにしています。
たとえば、Ready Forというサイトではしっかりとしたサポートを受けることができる2割の手数料と、完全にクラウドファンディングだけをやることを目的とした1割の手数料設定の2つのパターンがあります。前者であれば、クラウドファンディングを初めて行う方にピッタリですし、後者であれば何度かクラウドファンディングを行っている方に適していると言えるでしょう。
このように、手数料はサイトごとに異なり、受けれるサービス内容も異なるためしっかりと吟味するようにしましょう。
プロジェクトに出資する際にはリターンを求めないようにしよう
基本的に、クラウドファンディングで投資をする際には、リターンを求めないことが大切です。株であれば、持っている分事業の収益を配当として分配してもらえます。いっぽうでほとんどのクラウドファンディングは、報酬を還元するようなタイプではなく、その事業に関連したモノ・サービスが受け取れるという具合です。
そのため、投資した金額に対して「お金」で換算した利益を求めることは難しいといえます。クラウドファンディングに出資する時には、自分が本当に好きで応援したいと思えるプロジェクトに投資するようにしましょう。
プロジェクトをやる側は責任を持って最後までやり抜くこと
クラウドファンディングは、個人といえどもお金を集めて行うものです。投資してくれた人たちに対して、プロジェクトを必ず実現させるという責任があります。もしあなたが投資をする側で、そのままプロジェクトが頓挫してしまったらどう思うでしょうか。きっと良い気持ちにはならないはずです。また、ほとんどのクラウドファンディングでは、プロジェクトが失敗した場合には返金をすることが義務付けられています。
そのため、もしあなたがクラウドファンディングをやるのであれば、最後まで責任を持ってやり切ることを忘れないようにしましょう。
クラウドファンディングおすすめサイト5選
それではここからは、クラウドファンディングのおすすめサイトを見ていきましょう。今回は国内でも大規模なサービスを展開する、信頼性の高い企業に絞って紹介していきたいと思います。また、サイトごとにどんな人に向いているかも紹介しているので、自分に合っているかどうかしっかりと確認するようにしましょう。
Ready For(レディーフォー)
このサイトが向いている人は?→初心者でクラウドファンディングに不安がある人
手数料はいくら?→17%(シンプルプランの場合12%)
サービスの特徴は?→1対1の担当者制でやりたいとことを徹底サポート
はじめに紹介するのが、Ready Forです。おそらく、国内でも最大規模のクラウドファンディングサイトといえます。女性社長である米良はるかさんは、テレビやインターネットなどの各種メディアにも出演していることから、名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
プロジェクトの分野は多岐にわたり、オールジャンル満遍なく得意である点が特徴と言えるでしょう。出資する人であれば、さまざまなプロジェクトから自分の応援したいプロジェクトを探す楽しみがあるといえます。
また、クラウドファンディングをやる側にとってのメリットとして、マンツーマンでプロジェクトを徹底サポートしてくれる点もあります。もしあなたが初めてクラウドファンディングに取り組むとして、多少なりともその資金集めに不安を感じるようであれば、万全のサポートが受けられるReady Forは非常におすすめです。
CAMPFIRE(キャンプファイアー)
このサイトが向いている人は?→社会貢献するプロジェクトや事業を行いたい人
手数料はいくら?→17%
サービスの特徴は?→「社会をよくする」をテーマとしており利益追求よりも福祉的な面が強い
CAMPFIREは社会貢献色の強いプロジェクトが多くなっています。たとえば、震災の復興関連のプロジェクトなどは、復興庁から認可を受けている公的なプロジェクトに近いものです。また、子供達への支援や地域活性化など、利益追求を目指したものとは一線を画したプロジェクトが多くなっています。
商品開発にしても、子供の医療を改善したいために作る呼吸器や、地域の伝統を復興させるためのカバン作りなどがメインです。もしあなたがこうしたプロジェクトをやりたい、または応援したいと感じるのであれば、CAMPFIREは非常におすすめです。
Makuake(マクアケ)
このサイトが向いている人は?→上場企業が運営の信頼性が高いサイトを使いたい人
手数料はいくら?→20%
サービスの特徴は?→大手企業サイバーエージェントが運営している
MakuakeはIT関連の事業を多数手がけている、サイバーエージェントが運営するクラウドファンディングのサイトです。大手企業が運営しているため、信頼性が高い点が特徴といえます。Ready Forと同様に、プロジェクトのジャンルは多岐にわたりますが、特に商品開発系のプロジェクトは強い印象があります。
さらに、希望者にはサイバーエージェントが培った製品開発のサポートも受けることができます。アイディアがあってもノウハウがない人であれば、ワンストップでクラウドファンディングから商品開発まで行うことができるため、おすすめです。
また、大手企業ならではとも言えるのが、プロジェクトの出店ブースなどをTOKYUハンズなどと提携して出すことができます。インターネットだけでなく、現場でもPRしたい方にはおすすめです。
GREEN FUNDING(グリーンファンディング)
このサイトはどんな人に向いている?→商品開発をしている人や、プロジェクトを確実に成功させたい人
手数料はいくら?→20%
サービスの特徴は?→TSUTAYAグループの安定した経営基盤
グリーンファンディングは、TSUTAYAを経営するグループが運営するクラウドファンディングです。大手企業が運営しているため、信頼性と資金力が豊富な点が特徴と言えるでしょう。開催ジャンルは商品開発系が中心なので、ガジェット好きにはたまらないとサイトといえます。
また、TSUTAYAでのPR活動もできるため、現場でサービスを広めたいといった方にもおすすめと言えるでしょう。出資をする側もTSUTAYAグループのメリットを最大限受けることができ、なんと自分が持っているTポイントを使って出資をすることができます。これはほかのサイトでは得られない、GREEN FUNDINGならではの特徴と言えるでしょう。
Polca(ポルカ)
このサイトが向いている人?→より小規模なクラウドファンディングがしたい人
手数料はいくら?→10%
サービスの特徴は?→身近な友達同士で行うクラウドファンディング
Polcaはほかのクラウドファンディングのサービスと比較しても、少し変わったコンセプトで運営されています。キャッチフレーズは「フレンドファンディング」で、個人の投資家から資金を集めるというよりは、友達同士で飲み会や結婚資金を募るといったものが多いのが特徴です。なかには、家族旅行のためのファンディングなども行われており、より日常生活に近いものが対象となっていることがわかります。
Polcaを利用するのであれば、何か大きな事業や商品開発を行うよりも、友人や家族で楽しむためのイベントの資金集めなどで活用すると良いでしょう。
まとめ
以上、クラウドファンディングのおすすめサイトについて解説してきました。日本だけでもさまざまな企業がクラウドファンディングのサービスを提供していることがわかったかと思います。それぞれのサイトごとに特徴や、どんなクラウドファンディングに向いているかはっきり分かれているので、自分の利用目的にあったものを選ぶようにしましょう。
また、クラウドファンディングをやる側の人は、出資してくれた人たちのためにもできる限りプロジェクトをやり切ることを第1前提に取り組みましょう。逆に出資をする側の人は、投資やリターン目的ではなく本当に自分がそのプロジェクトを応援したのかどうかで判断することをおすすめします。やる側も出資をする側もメリットがあるクラウドファンディングは、今後ますます目が離せません。ぜひみなさんもその動向に注目してみてくださいね。