衣服費(被服費)は年間いくらまで?無駄な洋服代の出費を抑える節約術7選!

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食材を買う際にできるだけ安いものを選んだり特売に行ったりする方が多いかもしれませんが、洋服を買うとなるとこだわりやお気に入りのお店で購入する方も多いのではないでしょうか。

また、中には洋服にかけるお金の割合が大きくて負担に感じているという方、節約をしながらおしゃれを楽しめれば良いと思っている方もいることでしょう。

実は洋服代をかけなくてもおしゃれを楽しむ方法はたくさんありますし、節約方法もいくつかあります。それらを取り入れることで、これまでに洋服にかけていたお金をおさえられたり、低い予算で多くの洋服が手に入れたりすることが可能です。

こちらの記事では最初に衣服費の平均金額をチェックして、それから衣服費の節約術8選、衣服費の節約をする際に注意したいポイントについて解説します。

ぜひ最後までチェックしてください。

衣服費の平均金額はどのくらい?

まず、衣服費の平均金額とは実際にどのくらいなのでしょうか?知る機会はなかなか少ないかもしれませんが、全国消費実態調査のデータをもとに毎月の被服費の平均を解説していきますので参考にしてください。

30代女性の場合

30代の独身女性の場合、服装・履物費が相対的に高めです。まず、男性が3.3%に対し8%という倍以上の割合で出費していて、平均金額は月14,528円になります。

また、2人以上の世帯の30代女性の場合、自動車を購入したり、家族の人数が増えて食費なども増加したりします。その他にも住宅ローンの返済などもあり、一家族の被服費にかかる割合が4.3%、平均支出額は13,255円です。

そして、3人家族の場合は4,500円程度になるなど、既婚と未婚で被服費に大きな差が出る年代とも言えるでしょう。

40代女性の場合

40代の一人暮らしの女性の場合、食費や住居費、交際費などの支出が多い傾向です。被服費の支出は5.8%ほどの割合ですが、40代一人暮らしの女性は受け取れる給与そのものが多くなっていることから平均金額は月平均11,720円となります。

そして、2人以上になると子どものいる世帯は塾や習い事の出費が増えて、被服費支出が家庭内で3.9%と減少。しかし、世帯主の給与が高めの年代なので、一世帯で13,710円と変化が大きく出ません。子どもの人数しだいで、被服費に充てられる一人あたりの金額が少なくなるでしょう。

主婦の場合

専業主婦に働く主婦に関係なく、一般的な被服費の平均は月5,000円ほどとされています。

しかし、シーズンごとにまとめて買ったり、使う月と使っていない月があったりする方もいますし、基本的に自身の貯金から捻出している方もいるでしょう。その他にも誕生日やクリスマス、記念日などにプレゼントしてもらう方もいるなど、被服費に換算しない場合もあります。

衣服費の節約術7選

衣服費をおさえるための節約術を7選でご紹介します。

節約に興味や関心があるけれど、具体的にどうして良いのかわからないという方はぜひチェックして取り入れてみてください。

百貨店の積立サービス

百貨店では「友の会」と呼ばれる積立サービスがあります。毎月一定の金額を積み立てて行き、1年後の満期に積み立て額+1カ月分の金額をボーナスとして上乗せた金額を商品券で受取れる仕組みです。

積立例は以下のとおりです。

・毎月5千円の積立の場合:満期積立額は6万5千円+ボーナス5千円=満期受取額6万5千円
・毎月1万円の積立の場合:満期積立額は12万円+ボーナス1万円=満期受取額13万円
・毎月3万円の積立の場合:満期積立額は36万円+ボーナス3万円=満期受取額39万円
・毎月5万円の積立の場合:満期積立額は60万円+ボーナス5万円=満期受取額65万円

積み立てる金額が増えるほどにお得な金額が増えて行くようになり、銀行預金と比較しても得する部分に大きく差が出てくるでしょう。

ただし、帰ってくる商品券はそのデパートでしか利用できないため、自分の消費に見合った金額を積み立てる必要があることは覚えておかないといけません。

積立サービスを行う百貨店

積立サービス(友の会)のある百貨店を一覧にしました。

エムアイ友の会
・三越
・伊勢丹
・丸井今井
・岩田屋ローズサークル
・高島屋

大丸松坂屋友の会
JOY CLASS
・大丸
・松坂屋

クラブMG
・松屋

東急ファミリークラブ
・東急百貨店

小田急レディスクラブ
・小田急百貨店

京王友の会
・京王百貨店

東武友の会(クレソンサークル)
・東武百貨店

阪急友の会
・阪急百貨店

阪神みどり会
・阪神百貨店

京阪友の会
・京阪百貨店

・近鉄友の会
近鉄百貨店

名鉄百貨店友の会
・名鉄百貨店

さいか屋友の会「ハイライフサークル」
・さいか屋

エムアイ友の会、大丸松坂屋友の会、JOY CLASS、東急ファミリークラブ、小田急レディスクラブ、では6カ月の積み立て期間で0.4カ月分のボーナスを出すパターンもあります。

また、さいか屋友の会「ハイライフサークル」では、1年の積立で受け取れるボーナスは0.5カ月分です。

近所や比較的よく利用する百貨店があれば、これを機にはじめてみてはいかがでしょうか?品質の高い洋服を友の会で受け取った商品券で買ってみるなどしても良いでしょう。

フリマアプリ

メルカリやラクマなどのフリマアプリを活用するのも節約に効果的です。

いずれのアプリも新品に程度の良い中古品など、タイミングが良ければお得に自分好みの洋服をゲットできるでしょう。

数年前のアイテムだけれど着用せずにタンスにしまったままだった、今日新品で買ったけれどイメージと違ったからなど、出品の理由はさまざまです。中には新品の洋服が半額だったり90%オフの価格で手に入ったりすることもあります。

しかし、デメリットとして以下の点があるので利用時は注意してください。

・説明文と実際の商品の程度が異なる
・画像のカラーと実際のカラーの色味が違っていた
・稀に変わった出品者がいる

登録画像や出品者による商品説明の記載が実物と異なるケースが実際に多くなり、クレームに発展するなどのこともあります。誠実に対応してくださる出品者もいますが、受付けてくれないことがほとんどと考えて良いでしょう。

不明点は納得できるまで出品者に質問をするなどするのがベストですが、価格をおさえられるメリットに対するリスクも高いということです。

リサイクルショップ

フリマアプリのように自分の目で確かめられないのは嫌だけれど、洋服の値段をおさえて手に入れたいという方はリサイクルショップに行くと良いでしょう。

洋服は一度でも人手に渡ると価値が下がり、新品でもタグがないだけで価格は販売価格を大きく下回ってしまうのです。

商品状態はさまざまですが中には掘り出し物もありますし、お得に手に入るアイテムも多く並んでいるでしょう。商品状態に納得して買い物をしたい方はリサイクルショップも利用の選択肢に入れてみてください。

会員限定セール

オンラインショッピングなどでは、会員登録した方向けの限定セールを開催することが多くあります。

たとえば2点購入で30%オフ、3万円以上の購入で次回使える5千円オフクーポンがもらえるなどとさまざまですから、気になるショップがあれば会員登録をしておくと良いでしょう。

その他にもLINEの公式アカウントに登録することで、お得に利用できるクーポンを貰えることがあります。

また、限定セールは夏・冬に開催されるクリアランスセール時も会員登録している方は会員外の方よりも先にスタートすることが多いです。

サブスプリクション

最近、話題になっているのが定額利用サービスのサブスプリクションです。

携帯電話やウォーターサーバーがサブスプリクションの先駆けとも言える存在ですが、今は洋服も「買うのではなく借りる」の流れになってきています。

たとえば毎月5~6千円支払うと、トレンドの洋服が数着ほど送られてきます。流行や季節、年齢に合った洋服を買わずに着られるというメリットがあるのです。

もちろんメンテナンスも必要ありませんし、余計な出費を減らすためにも効果的でしょう。洋服のコストを削減し、さまざまなおしゃれを楽しみたい方に最適とも言えます。

利用者数の多い人気サービスが以下の2つです。

・メチャカリ
・エアークローゼット

どんな仕組みかも合わせてチェックしておきましょう。

メチャカリ

ファッションアイテムを選んで借りられるサービスで月額5,800円から利用可能です。毎月、新品同様の服が届き、同じ商品を60日以上連続して借りることでそのままもらえます。

他のサービスと比較すると値段は安めの設定になっていて、10代後半~30代女性を中心に人気です。また、女性だけでなく、男性物の取り扱いもあります。

1カ月間無料サービスがあるので、利用してみてから継続の可否を決めても良いでしょう。

エアークローゼット

会員数が16万人を突破する日本最大級のファッションレンタルサービスがエアークローゼットです。

月額6,800円からレンタル可能で、スタイリストが一人一人に似合う服を選んでくれる「パーソナルスタイリング」というサービスも用意しています。

基本情報と好みを入力するだけで、自宅にプロがセレクトしたコーデが届きますから、忙しい方にも活用しやすいでしょう。

20代後半~40代女性を中心に人気で、主にコンサバ系のファッションアイテムが送られてきます。30日間返金保証も付いているので、まずはどんなものか利用してみてはいかがでしょうか。

月の衣服費を固定する

どうしても洋服代をおさえる自身がない方は、最初から固定費とすて予算を設定しましょう。

たとえば月5千円まで洋服の予算を固定して、使わなかったときは翌月に繰り越すことで1万円の洋服が買える仕組みです。

欲しいと思うものが高かったり、比較的価格設定の高めな冬コートを買ったりする場合は繰り越すことで買いやすくなるでしょう。もしくは中古品で探すことも可能です。

人は上限がないと考えなしに買ってしまう傾向があります。上限を設けた中でやりくりするようにすれば、無駄もなくなりますし節約にもつながりやすくなるでしょう。

自宅にある洋服を知る

自宅にある洋服を把握することで、かかる費用に大きな差が出やすくなります。

実際にお店で見たときは素敵だったのに、自宅に持ち帰ると同じような服を持っていたなどのことは意外にありがちです。好みの洋服のテイストには偏りがありますから、これが欲しいと感じるアイテムを持っていたということも多いでしょう。

クローゼットの中にあるのが同じような洋服ばかりでは無駄ですから、購入前に家にある洋服を知っておけば類似品の購入を防げます。これだけでも買うことをおさえられるようになり、節約の実現が可能です。

色柄に分別する

クローゼットの中で、インナー・トップス・ボトムスというようにアイテムごとに分けている方は多いかもしれません。それに加えて、色柄やシーンに合わせた分別もしてください。

ます、トップスの中でも白・黒・青というように色分けして、その中でも、無地・ボーダー・花柄などと分けて行きます。パッと見ただけで何があるかがわかるようにしましょう。

そうすることで、自分が白や黒ばかり持っていたということに気付きます。そして、類似品の購入を防げるようになり、支出を防ぐことが可能になるのです。

容量外の購入をしない

クローゼットには容量があり、一定以上の洋服は収納できません。そこで、洋服の量に合わせた収納を選ぶのではなく、収納に合わせて洋服の量を決めてみてください。

現在のクローゼットに入りきらない洋服があれば、思い切って断捨離も必要です。

洋服の容量に限度をつくることは無駄な購入を防げます。収納が足りないのは、洋服も足りているということと認識すれば支出をおさえようという意識も高まるでしょう。

衣服費の節約をする際に注意したいポイント

衣服費の節約をする際に注意したいポイントもチェックしておきましょう。

買えない日は見ない

買いたくても手持ちのお金がないなどの理由で買えない日もあるかと思います。

そんなときに誘惑に負けてクレジットカードで買うなどのことをしないでください。クレジットカードを使っても確実に支払いができる、家計を圧迫しないなどの状況であれば特に問題はありませんが、そうでない場合は後から支払いに困る可能性があります。

人は見たら買いたくなり、我慢することは難しい傾向があります。だからこそ、買えない日は見ないことを貫くのがベストなのです。

長く着られる1枚を選ぶようにする

値段が安いから買ってみたけれど、すぐに毛玉ができてしまった、首や袖の部分が伸びてしまったなど。安いものには安いものなりの良さがありますが、だからと言って安さがすべてではありません。

1枚1,980円のニットを買ったけれど1度洗っただけで縮んでしまい、結局別の物を買いなおしたなんてこともあるかもしれません。それでは出費が2度になってしまい、節約がほど遠くなります。

ある程度値段を出すことは、出費の面でそのときはもしかしたら大変と感じることもあるでしょう。しかし、値段をかけることで品質の良さも手に入りますから、多少高くなったとしても長く着られる1枚を選んだ方が節約の面で効果的です。

もちろん長く着るためにはスタイルの維持などの努力も必要になりますが、かぎられた予算の中から良い物を5年・10年と長く着る気持ちを大切にしてください。

シンプルなアイテムを揃える

洋服を購入する際は、流行に左右されないようなシンプルなアイテムを選ぶようにすると良いでしょう。

すでに持っている場合はクローゼットの中身をすべてチェックして、今後も使えそうなアイテムを選び出してください。そして、それらのアイテムでコーディネートをするのがやりやすくておすすめです。

流行を追わない

今年はチェック柄が流行っているからチェックの服を買うなどのことをしていると、シーズンごとに洋服を買わなければなりません。

流行は積極的に追わない方が節約面では良いですが。どうしても流行の一部くらいは取り入れたい場合もあるでしょう。

「今持っているものでは完全に流行に合わない」というときだけ買い替える、買い足すスタンスでいるのが良いです。

ファッション雑誌を読まない

女性の中には、ファッション雑誌を毎月しっかりとチェックする方も多いことでしょう。また、美容院などにも置いてあるので、時間があるときに目を通してしまうことも多くあるはずです。

ファッション雑誌には「今季のトレンドはこれ」などというようにさまざまな情報が刷り込まれています。そのため、「持っていないと時代遅れ」という意識もできがちです。

買い物に行けば、ファッション雑誌を読んでいなくても何となくの流行は理解できます。今持っている服ではコーディネートが難しくなったときだけ買い物に行くようにして、店頭に並ぶアイテムから流行を読み取ることを心がけてみてください。

セールは買いすぎ注意

セールは安いです。そして、安く買うためにあるのがセールです。しかし、安いからと言って買いすぎてしまったがために、結果無駄遣いになることも出てきます。

セールのときはどうしても財布の紐が緩みがちです。いつも以上「買っても良いかな」となる判断力が低くなっていますし、どうせ安いから良いとなることもあるでしょう。

その他にも周りの人がたくさん買っているのを見て、私も買おうと競争意識を持つことがあるかもしれません。

セールは誰かより得したことを競うのではなく、いかに自分が良い買い物をできたことが求められます。セールに行っても、本当に必要な洋服だけを買うようにしてください。

まとめ

衣服費の平均金額をはじめ、衣服費の節約術に衣服費を節約する際に注意したいポイントについてまとめて解説しました。

節約術や注意するポイントと言っても困難を極めることもなく、心がけを身につけるだけで実行できることばかりです。

いきなり節約をしようと思ってもなかなか上手くいかないかもしれませんが、慣れれば自分のペースややり方を築くことができるでしょう。

上手に衣服費を節約しながら、おしゃれも楽しんで行ってくださいね。

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