クレジットカードは支払いを便利にしてくれるだけでなく、カードの付帯したポイント・保険・優待などのサービスが受けられる一石二鳥のカードになっています。
ただ、いくら特典がいいカードであっても、クレジットカードにはプロパーカードと呼ばれる普通のランクのカードからゴールド、プラチナ、ブラックという順にランクがあり、収入に見合ったクレジットカードを持ちたいところです。極論を言えば、大企業の社長さんが某人気のプロパーカードを利用していると、誰しもが「えっ?」という反応をするはずです。
これは社長さんに限らず、社会人で企業で働いている以上は、歳を重ねるにつれ役職が上がっていくにつれ同様のことが言えるので、しっかりと年収に見合ったカードを選択していきましょう。今回は、クレジットカードでもステータス性の高いクレジットカードを厳選して紹介していきます。
そもそもクレジットカードのステータス性とは?
ステータス性の高いおすすめのクレジットカードを紹介していく前に、クレジットカードでいう「ステータス」とは一体なんなのでしょうか?
クレジットカードの「ステータス」とは、一言で言えば、ランクになります。ランクが何を表しているのかと言うと、カードとしての価値や社会的地位・経済的地位などの象徴とも言えるでしょう。ですので、当たり前ですがステータスが高いほど、ランクが高いということになりますので、それだけ価値・名声ともに高いカードとなっています。
クレジットカードにおいて、どのようなカードがステータスが高いのかについて、説明しておきます。
ステータス性の高いカードとは?
クレジットカードでいう、ステータス性の高いカードとはどのような位置付けがされているのでしょうか。
まずクレジットカードは、上記の表のように年会費無料などのプロパーカードからブラックカードまでグレードが分かれています。上のグレードになればなるほど、必然的にステータス性も高くなりますが、同じグレードの中でもステータス性の高いもの低いものがあります。それは年会費や特典、審査難易度など加味されるのはもちろんのこと、カード会社の格式などによってできあがった評価=ステータスとして築き上げられたと言えるでしょう。
この記事では1番ステータスの高いグレードは、ブラックカードになりますが、少しでも身近なゴールドカードとプラチナカードのステータス性の高いカードを紹介していきたいと思います。
ゴールドクラスのステータス性の高いカード
それでは、ゴールドクラスのステータス性の高いカードを厳選して紹介していきます。今回紹介するゴールドカードは以下のようになります。
- JCBゴールドザ・プレミア
- ANAアメックス・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード
- ダイナースクラブカード
それぞれ見ていきましょう。
国内ブランド最高峰のゴールドカード!JCBゴールド ザ・プレミア
1つ目は、国際ブランドの中でも唯一の国内ブランドであるJCBの「JCBゴールド ザ・プレミア」になります。このゴールドカードは、インビテーション(招待制)による入会のみでしか保有することができないため、ステータス性の高いゴールドカードとなっています。簡単に内容をまとめると以下の通りです。
年会費 | 15,500円(税込)※年間100万円以上の利用があれば次年度11,000円(税込) |
家族カード | 1名無料
以降1枚ごとに1,080円 |
ETCカード | 発行手数料:無料
年会費:無料 |
必要な年収目安 | インビテーション条件クリアのため、年収目安なし |
保険 | 海外旅行傷害保険:最高1億(自動付帯)
国内旅行傷害保険:最高5,000万円(自動付帯) 国内・海外航空機遅延保険 ショッピングカード保険 |
特典1 | プライオリティ・パス無料付帯 |
特典2 | ゴールド ザ・プレミアムデスク |
特典3 | ダイニング30 |
JCBゴールド ザ・プレミアがステータス性の高いカードとして位置づけられているのは、
- JCBゴールドの中でもインビテーションでなければ、保有できないカード
- 特典がプラチナカード並の特典内容
というようなカード内容になっているからです。年会費は最低でも15,500円(税込)とゴールドカードの中でも、特別高い年会費というわけではありませんが、入会できる条件といい、特典内容といいステータス性の高いカードになっているので、インビテーション条件と特典内容について詳しく説明していきます。
JCBゴールドの中でもインビテーションでなければ、保有できないカード
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールドを保有かつ利用していなければ保有することができず、以下の条件を満たしてインビテーションが届くようになっています。
- JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのカード利用合計金額が、2年連続で100万円(税込)以上(集計期間:12月16日~翌年12月15日)
- 本会員の方が会員専用WEBサービス「MyJCB(マイジェーシービー)」に、受信可能なEメールアドレスを登録していること(毎年1月末日まで)
JCBが公式で発表している条件ですので、これらの条件を満たせば、JCBゴールドからJCBゴールド ザ・プレミアへの切り替えが可能になります。年間100万円以上をクレジットカードで利用するかしないかは個人差があると思いますが、それだけ価値のあるゴールドカードとなっていると言えるでしょう。
特典がプラチナカード並の特典内容
JCBゴールド ザ・プレミアの特典内容は、プラチナカード級の内容になっているのもまた、ステータス性が高い理由となっています。主な特典内容としては、
- 保険が充実している
- プライオリティ・パスが無料付帯
- ゴールド ザ・プレミアムデスク
- ダイニング30
などがありますので、それぞれ説明していきます。
保険が充実している
JCBゴールド ザ・プレミアの付帯している保険は、
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- 国内外航空機遅延保険
- ショッピングガード保険
とクレジットカードに付帯している主要な保険を網羅しています。しかも内容も手厚くそれぞれの保険が万が一に備えているので、とても安心です。内容については以下の通りです。
海外旅行傷害保険
保険の種類 | 保険金(本会員) | 家族会員 |
傷害による死亡・後遺障害 | 最高10,000万円(自動付帯は5,000万円まで) | 最高1,000万円 |
ケガ・病気による治療 | 1回につき最高300万円 | 最高200万円 |
賠償責任 | 1回の事故につき最高10,000万円(自動付帯は5,000万円まで) | 家族は2,000万円 |
携行品損害 | 最高50万円 | 最高50万円 |
救援者費用 | 最高400万円 | 最高200万円 |
国内旅行傷害保険
保険の種類 | 保険金額 |
傷害による死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院費用 | 1日につき5,000円 |
手術費用 | 入院日額保険金の10倍、20倍または40倍 |
通院費用 | 1日につき2,000円 |
国内・海外航空機遅延保険
補償内容 | 保険金額 | 保険金をお支払いする場合 |
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) | 2万円限度 | 遅延した航空便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
出航遅延費用等保険金(食事代) | 2万円限度 | 出航予定時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
寄託手荷物遅延費用保険金(衣料購入費等) | 2万円限度 | 到着後6時間以内に手荷物が届かなかった場合で、到着後48時間以内に購入した場合 |
寄託手荷物紛失費用保険金(衣料購入費等) | 4万円限度 | 到着後48時間以内に手荷物が届かなかった場合を紛失とみなし、到着後96時 |
ショッピングガード保険
保険の種類 | 保険金額(1事故につき3,000円負担) |
国内 | 最高500万円まで |
海外 | 最高500万円まで |
プライオリティ・パスが無料付帯
JCBゴールド ザ・プレミアには、プライオリティ・パスが自動付帯しています。プライオリティ・パスとは、世界130の国や地域、約500の都市で1200カ所の空港にあるラウンジサービスが利用できる会員証みたいなもので、これが無料で付帯してます。
プライオリティ・パスに普通に入会すると、年会費が429米ドル4万円以上かかるものが、無料ですので、とてもお得な特典です。もちろん、国内でも使えるものになりますので、空港での待ち時間を有意義にしてくれる特典になります。
ゴールド ザ・プレミアムデスク
ゴールド ザ・プレミアムデスクとは、カードに関する相談を受けてくれる窓口になっていて、カード決済などのレストランやホテルなどの予約も行なってくれるようなサービスになっています。
ただし、プラチナクラスに付帯しているようなコンシェルジュサービスとは異なりますので、注意しておきましょう。
ダイニング30
ダイニング30とは、JCBが提携している飲食店での割引が受けられる特典になっています。飲食代やコース代が30%OFFで利用できるので、普通に利用するよりもはるかにお安く利用できるのは、魅力的です。
利用する際には、そのお店のクーポン利用方法などが決まっているので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
以上が、JCBゴールド ザ・プレミアのステータス性が高い理由となります。見てもらうと分かる通り、内容も申し分ない特典となっているので、JCBカードを利用している方は、いつかは目指してほしいカードとなっています。
ANA上級会員でマイルも高還元!ANAアメックス・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード
2つ目に紹介するのは、ANAの上級会員の証とも言えるゴールドカードの「ANAアメックス・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード(通称:ANAアメックスSFC)」になります。簡単に内容をまとめると以下の通りです。
年会費 | 31,100円(税込) |
家族カード | 15,550円(税込) |
ETCカード | 発行手数料:1枚935円(税込)
年会費:無料 |
必要な年収目安 | ANAプレミアムメンバー(プラチナ以上)への加入が必要 |
保険 | 海外旅行傷害保険:最高1億円(自動付帯)
国内旅行傷害保険:5,000万円(自動付帯) |
特典1 | マイルが高還元で貯まる |
特典2 | 空港や機内でのサービスが充実 |
特典3 | ANAラウンジが無料 |
ANAアメックスSFCのゴールドカードは、なかなか飛行機を利用しない人にとっては馴染みのないカードになりますが、マイラーにとってはとてもステータス性の高いゴールドカードになっており、価値のあるカードと言えます。ステータス性が高い理由としては、
- 入会する条件が厳しい
- ANAでの特典が満載
ということが挙げられますので、詳しく見ていきましょう。
入会する条件が厳しい
ANAアメックスSFCのゴールドカードは、入会するまでの条件がとても厳しく、まさに持っているだけでも価値のあるカードとなっています。このカードとは別で、券面が全く似ているANAアメックスゴールドカードがあるのですが、一般的なクレジットカードへの申し込みで審査に通れば持つことができるのに対して、ANAのプレミアムメンバーである、プラチナメンバー以上の会員にならなければ、入会することができません!
ANAのプレミアムメンバーとは、
- ブロンズ
- プラチナ
- ダイアモンド
と3つのランクに分かれており、それぞれ
- ブロンズ:30,000PP
- プラチナ50,000PP
- ダイアモンド:100,000PP
上記の条件を1年間で満たすことで、次年度のランクが決まります。このPPとはプレミアムポイントになるのですが、クレジットカードで貯まって使えるポイントとは違い、ANAプレミアムメンバーのランク付け専用のポイントみたいなものになります。
このPPは、例えば羽田~那覇間をプレミアムクラスで登場した場合には、往復で7,000PP弱のポイントが貰えるので、プラチナメンバーになるには、1年間で8往復しなければ条件を満たせないということになります。
ですので、これだけの回数を年間で利用しないとプラチナメンバーにはなれず、カードも保有することができないので、ステータス性がとても高いカードになっています。さらにこのステータス性が高いと強調できるのは、プラチナメンバーになってから1度スーパーフライヤーズカードを申請すると、一生継続することができる権限となるため、やはり1度でも達成することがとても価値あることだということを、意味している内容にもなっています。
ANAでの特典が満載
特典の内容も満載で、ステータス性の高い要因の1つになっています。ANAの利用で100円につき2マイルが貯まる他、以下のような特典が付帯しています。
- ANAラウンジが無料で使える
- プレミアムエコノミーに席を変更してもらえる
- 航空券優先予約
ではそれぞれ見ていきます。
ANAラウンジが無料で使える
ANAアメックスSFC会員であれば、世界1000カ所以上もの空港ラウンジを無料で使うことができます。これらの空港ラウンジは、ANAの空港ラウンジはもちろんのこと、スターアライアンス加盟航空会社の空港ラウンジも合わせて利用ができるので、多くの空港で利用ができますし、軽食やフリードリンクなどが準備されていて、待ち時間を快適に過ごせる特典になっています。
プレミアムエコノミーに席を変更してもらえる
国際線を予約した際には、エコノミークラスからプレミアムエコノミークラスに無料で席を変更してくれるサービスも付帯しています。プレミアムエコノミークラスでは、ビジネスクラスまではいきませんが、足もしっかり伸ばすことができるので、エコノミークラスよりははるかに快適な旅を過ごすことができるでしょう。
航空券優先予約
SFC会員向けに、一般会員とは分けて特典航空券の枠が特別に設けられている特典もあるようです。例えば、羽田からホノルルに向かう便に、一般会員であれば、何席か準備されている特典航空券が、SFC会員であればその席数が多いとか…
この内容については、公表されていないようですが、利用者の声からあるようですので、まさにVIP待遇と言える特典になっています。
以上が、ANAアメックス・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カードの内容になります。航空機を利用する方にとっては、とてもステータス性の高いカードになっていますので、いつかは持ちたいゴールドカードと言えるでしょう。
クレジットカードの歴史を築いた安定のステータス性!ダイナースクラブカード
最後に紹介するのは、「ダイナースクラブカード」になります。Diners Clubといえば、世界を代表するハイブランドのクレジットカードとして有名なブランドになっていて、ステータス性が高いのは言うまでもありません!
ダイナースクラブカードの特徴としては、基本のプロパーカードがゴールドカード以上の内容になっているのですが、券面はゴールドではなく、基本的にはシルバーをベースとした色が使われたデザインになっています。基本内容については以下の通りです。
年会費 | 22,200円(税込) |
家族カード | 5,500円(税込) |
ETCカード | 発行手数料:無料
年会費:無料 |
必要な年収目安 | 500万円以上 |
保険 | 海外旅行傷害保険:最高1億円(自動付帯5,000万円・利用付帯5,000万円)
国内旅行傷害保険:最高1億円(利用付帯) ショッピング・リカバリー:年間500万円まで(利用付帯) |
特典1 | 国内外の空港ラウンジが無料で使える |
特典2 | エグゼクティブダイニングサービス |
特典3 | 優待店多数あり |
ダイナースクラブカードが、ステータス性の高いカードとされる理由としては、
- ダイナースクラブそのものがハイブランド
- 保険が充実
- 特典も充実
というようなことが挙げられます。それぞれ見ていきましょう。
ダイナースクラブそのものがハイブランド
ダイナースクラブカードのステータス性の高さとして、ブランドそのものがハイブランドということは、広く認知されていると思います。ダイナースクラブのカードは、プロパーカードであっても、年会費22,200円(税込)がかかるカードであり、取り扱っているカード全てがこれ以上のカードになっています。
そのようなカード会社は、同じくハイブランドであるアメックスでも、年会費3,300円(税込)のようなクレジットカードを取り扱っているので、他にありません!それだけ徹底したハイブランドのダイナースクラブになるので、長い歴史の中で築き上げてきた格式高いブランドと言えるでしょう。
保険が充実
ダイナースクラブカードは、保険と特典が充実していることもステータス性が高い要因の1つになっています。まずは、保険ですが、付帯している保険には、
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- ショッピング・リカバリー
が無料で付帯しています。国内外の旅行傷害保険が最高1億円の補償内容で受けられるので、内容もとても充実しています。海外旅行傷害保険は一部利用付帯、国内旅行傷害保険は利用付帯の条件にはなりますが、補償額は手厚いので魅力的です。さらに、海外での買い物をした場合のショッピング・リカバリーも付帯しているので、保険が充実しているクレジットカードと言えるでしょう。内容は以下を参照ください。
海外旅行傷害保険(自動付帯)
保険の種類 | 保険金 |
傷害による死亡・後遺障害 | 最高10,000万円(自動付帯は5,000万円まで) |
ケガ・病気による治療 | 1回につき最高300万円 |
賠償責任 | 1回の事故につき最高10,000万円 |
携行品損害 | 最高50万円 |
救援者費用 | 最高300万円 |
国内旅行傷害保険(利用付帯)
保険の種類 | 保険金額 |
傷害による死亡・後遺障害 | 最高10,000万円 |
入院費用 | 1日につき5,000円 |
手術費用 | 入院日額保険金の10倍、20倍または40倍 |
通院費用 | 1日につき3,000円 |
ショッピング・リカバリー
保険の種類 | 保険金額(1事故につき11,000円負担) |
海外 | 最高500万円まで |
特典も充実
続いては、特典も充実しています。特典の内容としては、
- 国内外の空港ラウンジが無料で使える
- エグゼクティブダイニングサービス
- 優待店でのサービス多数
となっています。特典の内容について、1つずつ説明していきます。
国内外の空港ラウンジが無料で使える
国内での主要空港はもちろんですが、海外でも無料で使えるラウンジが多数あり、850カ所以上の空港ラウンジが無料で使える特典が付帯しています。ダイナースクラブカードで使えるラウンジはたくさんあるので、待ち時間を快適に過ごせます。
エグゼクティブダイニングサービス
ダイナースクラブでは、「エグゼクティブダイニング」というサービスがあり、有名なレストランなどでの食事が、1名分無料になるなどの特典が受けられるサービスになっています。利用できるお店は都心部中心にはなりますが、かなり割引率の高いサービスになっているので、お得になること間違いなしです!
優待店でのサービス多数
エグゼクティブダイニングの他にも、コナミスポーツクラブが法人会員として利用ができたり、ホテルや旅館での割引やアップグレードなどが受けられたりと特典満載のカードになっています。
以上が、ダイナースクラブカードの紹介になります。そもそもダイナースクラブというブランドがステータス性の高いハイブランドになっていて、かつ、特典も満載のカードなのでとてもおすすめのカードとなっています。
今回ステータス性の高いゴールドカードとして、
- JCBゴールドザ・プレミア
- ANAアメックス・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード
- ダイナースクラブカード
3つのカードを紹介してきました。それぞれのカードがステータス性の高い理由として簡単にまとめると、
【JCBゴールド ザ・プレミア】
- インビテーションによる入会
- 保険が充実している
- プライオリティ・パスが無料付帯
- ゴールド ザ・プレミアムデスク
- ダイニング30
【ANAアメックス・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード】
- 入会する条件が厳しい
- ANAラウンジが無料で使える
- プレミアムエコノミーに席を変更してもらえる
- 航空券優先予約
【ダイナースクラブカード】
- ダイナースクラブそのものがハイブランド
- 保険が充実
- 国内外の空港ラウンジが無料で使える
- エグゼクティブダイニングサービス
- 優待店でのサービス多数
というようになっています。ステータス性の高さはもちろんどのカードも特典も素晴らしい内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。
プラチナクラス以上のステータス性の高いカード
では続いては、プラチナクラス以上のステータス性の高いカードを厳選して紹介していきます。プラチナカードやブラックカードとなれば、ステータスが高いのは当たり前とも言えますが、その中でもよりステータス性が高いと言えるカードを紹介していきます。今回紹介するカードは以下のようになります。
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- ラグジュアリーカード(GOLD CARD)
ではそれぞれ見ていきましょう。
特別なインビテーションでのみ持つことが許されたアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
1つ目は「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」になります。このカードは、ゴールドカードで紹介した「JCBゴールド ザ・プレミア」と同様にインビテーションでしか入会することができないプラチナカードとなっています。また、それに見合った特典が付帯していますが、それ相応の年会費もかかるカードでもあります。簡単に内容をまとめると以下の通りです。
年会費 | 133,000円(税込) |
家族カード | 4枚まで無料 |
ETCカード | 発行手数料:1枚935円(税込)
年会費:無料 |
保険 |
|
特典1 | プライオリティ・パスが無料付帯 |
特典2 | プラチナコンシェルジュデスク |
特典3 | ホテルの優待特典が充実 |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、年会費が143,000円(税込)と、年会費もプラチナカードらしい金額になっていますが、特典のボリュームもとても豊富です。ステータス性の高い理由としては、
- インビテーションによる入会
- 保険のボリュームがプラチナ級
- プライオリティ・パスが無料付帯
- プラチナコンシェルジュデスク
- ホテルの優待特典が充実
となっていますので、それぞれ説明していきましょう。
インビテーションによる入会
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、通常申し込みでは入会することができないプラチナカードとなっていて、アメリカン・エキスプレス・カードもしくはアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを利用して条件を満たして始めて、インビテーションが届きます。
条件については、具体的に公表されていませんが、利用実績が鍵となりますので、お伝えしたアメックスカードを支払いの遅れなくたくさん利用していれば、届くかもしれませんね。
保険のボリュームがプラチナ級
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードでは、付帯している保険の内容もとても充実しています。旅行傷害保険や海外航空便遅延補償はもちろんですが、その他にもたくさんの保険が付帯しているので、海外旅行時以外でも、あらゆる面でサポートしてくれるクレジットカードになっています。内容については、以下を参照ください。
海外旅行傷害保険(自動付帯)
保険の種類 | 保険金 |
傷害による死亡・後遺障害 | 最高10,000万円(自動付帯は5,000万円まで) |
ケガ・病気による治療 | 1回につき最高1,000万円 |
賠償責任 | 1回の事故につき最高10,000万円 |
携行品損害 | 最高100万円 |
救援者費用 | 最高1,000万円 |
国内旅行傷害保険(利用付帯)
保険の種類 | 保険金額 |
傷害による死亡・後遺障害 | 最高10,000万円 |
入院費用 | 1日につき5,000円 |
手術費用 | 入院日額保険金の10倍、20倍または40倍 |
通院費用 | 1日につき3,000円 |
海外航空便遅延補償
補償内容 | 保険金額 | 保険金をお支払いする場合 |
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) | 3万円限度 | 遅延した航空便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
出航遅延費用等保険金(食事代) | 3万円限度 | 出航予定時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
寄託手荷物遅延費用保険金(衣料購入費等) | 3万円限度 | 到着後6時間以内に手荷物が届かなかった場合で、到着後48時間以内に購入した場合 |
寄託手荷物紛失費用保険金(衣料購入費等) | 6万円限度 | 到着後48時間以内に手荷物が届かなかった場合を紛失とみなし、到着後96時 |
その他、以下の保険も付帯しています。
- キャンセルプロテクション:キャンセル費用の損害保険(年間最高50万円まで)
- オンラインプロテクション:ネットショッピングでの不正利用に対する保険
- リターンプロテクション:返品不可商品に対する保険(3万円まで)
- ショッピングプロテクション:ショッピング保険(最高500万円まで)
- ホームウェアプロテクション:電化製品・パソコンに対する偶発的な事故に対する保険(最高50万円まで)
- ワランティープラス:家電製品などのメーカー保証をプラスで2年間まで保証してくれる保険
- 個人賠償責任保険
- ゴルフ・テニス・スキー保険
プライオリティ・パスが無料付帯
プライオリティ・パスも無料付帯しています。内容については、JCBゴールド ザ・プレミアでも説明しましたが、世界130の国や地域、約500の都市で1200カ所の空港にあるラウンジサービスが利用できます。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードでは、その他にも「デルタスカイクラブ」や「センチュリオンラウンジ」も利用ができるので、ほとんどの空港でラウンジサービスが利用できるといってもいいかもしれません。
プラチナコンシェルジュデスク
プラチナコンシェルジュデスクとは、24時間365日いつでも相談可能なコンシェルジュサービスになっています。プラチナカードならではの特典ですね。
主に、飲食店や旅行、ギフトなどの手配や選定を行ってくれるので、困った時に使うとより便利なサービスになっています。
ホテルの優待特典が充実
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、ホテルや旅行に関するサービスに強く、それが大きな特典の1つにもなっています。ホテルの優待特典としては、カードを持っているだけでホテルの上級会員の資格が得られます。「カールソン」「シャングリ・ラ」「スターウッド」「ヒルトン」などのホテルにおいて、上級会員としての特典が受けられるので、客室のグレードアップやホテルが提供するポイントの優遇などVIP待遇にて利用することが可能です。
その他にも、コンシェルジュデスク経由でホテルを予約すると優待特典が受けられたり、年に1回2名分の無料宿泊券がもらえたりなど、豪華な特典ばかりですので、ワンランク、ツーランク上のサービスが受けられるプラチナカードとなっています。
見た目からステータス性最上級のクレジットカード!ラグジュアリーカード(GOLD CARD)
最後に紹介するのは、Mastercardブランドの最高峰である「ラグジュアリーカード」のゴールドカードを紹介していきます。見た目、名称共にゴールドカードになっていますが、中身は完全にブラックカードになっています。このカードもまた、インビテーションによる入会になっており、なかなか簡単には手に入らないブラックカードとなっています。簡単に内容をまとめると、以下のようになります。
年会費 | 220,000円(税込) |
家族カード | 55,000円(税込) |
ETCカード | 発行手数料:無料
年会費:無料 |
保険 | 海外旅行傷害保険:最高12,000万円(自動付帯)
国内旅行傷害保険:最高12,000万円(利用付帯) 航空機遅延保険 ショッピング保険 |
特典1 | ラグジュアリーカードコンシェルジュサービス |
特典2 | プライオリティ・パスが無料付帯 |
特典3 | ダイニング優待特典 |
特典4 | ホテル優待特典 |
ラグジュアリーカード(GOLD CARD)の、ステータス性が高い理由としては、以下のようになります。
- ラグジュアリーカード(TITANIUM・BLACK)からのインビテーションによる入会
- ラグジュアリーカードコンシェルジュ
- プライオリティ・パスが無料付帯
- ダイニング優待
- ホテル優待
などが挙げられますので、早速説明していきましょう。
ラグジュアリーカード(TITANIUM・BLACK)からのインビテーションによる入会
ラグジュアリーカードには、3種類のカードがありますが、
- GOLD>BLACK>TITANIUM
の順でランクが分かれています。GOLDを手に入れるには、TITANIUMもしくはBLACKを利用していなければインビテーションは届かず、その条件も公表されてはいません。
ラグジュアリーカード(GOLD CARD)は、その見た目も純金コーティングで、見た目だけでもステータス性は抜群のカードになっており、なかなか入手するのは簡単ではなさそうですが、クレジットカードで1,000万円以上年間利用されるような方であれば、十分に手に入れるチャンスはあると思います。
もちろん、見た目だけのステータス性ではありませんので、特典についても見ていきましょう。
ラグジュアリーカードコンシェルジュ
ラグジュアリーカード(GOLD CARD)のコンシェルジュサービスは、24時間365日色んな物事に応じた相談を受けてくれるサービスになっています。
レストラン・ホテル・サービスなどの予約はもちろんのこと、パーティの会場などの手配や花の手配、情報の提供などあらゆる面でのサポートが望めるコンシェルジュサービスとなっています。
例えば、イベントなどによるホテル利用客の集中時期であっても、ラグジュアリーカードホルダー向けに客室の枠を確保してくれるなどのサービスを受けた事例もあるようです。そういったサービスは、カードホルダーならではの特権とも言えるサービスなので、とても重宝できるコンシェルジュサービスと言えます。
プライオリティ・パスが無料付帯
プライオリティ・パスについては、他のクレジットカードでもありましたが、多数の空港ラウンジが無料で利用できるので、待ち時間も安心して過ごせます。
ダイニング優待
ラグジュアリーカード(GOLD CARD)のダイニング優待は、国内約200店舗以上の厳選された有名店で2名上で利用した際に、1名分が無料になる「Luxury Dining」サービスになっています。海外でも400店舗以上ものレストランでの優待特典が付いているので、世界各地で利用できるサービスとなっています。
また、これに伴って、Luxury Diningを利用する際に、東京23区であれば、リムジンで送迎してくれるサービスも付帯していて、まさにVIPな対応をしてくれます。
ホテル優待
ホテル優待では、「グローバル・ラグジュアリーホテル優待」が付帯していて、世界的な有名ホテルでのグレードアップ特典などの優待が受けることができるサービスになっています。
もちろん、この他にもまだまだたくさんの優待特典が多数ありますが、代表的なサービスを紹介してきました。見た目から抜群のステータス性を持つラグジュアリーカード(GOLD CARD)を目指して、便利でスピーディなクレジットカード決済だけでなく、誇れる決済を行っていけること間違いなしです!
以上が、プラチナクラス以上のステータス性の高いカードの話になります。
この記事では、
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- ラグジュアリーカード(GOLD CARD)
の2つのクレジットカードについて紹介しましたが、もちろん他にもステータス性の高いプラチナカード、ブラックカードはあります。ただ、ここで紹介した2つのカードは、
【アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード】
- インビテーションによる入会
- 保険のボリュームがプラチナ級
- プライオリティ・パスが無料付帯
- プラチナコンシェルジュデスク
- ホテルの優待特典が充実
【ラグジュアリーカード(GOLD CARD)】
- ラグジュアリーカード(TITANIUM・BLACK)からのインビテーションによる入会
- ラグジュアリーカードコンシェルジュ
- プライオリティ・パスが無料付帯
- ダイニング優待
- ホテル優待
などの点からステータス性の高さと特典の良さで厳選したカードになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、クレジットカードのステータス性についてお話ししてきました。その中でもゴールドカードやプラチナ・ブラックカードのよりステータス性の高いカードを紹介してきました。
ゴールドカードであれば、
【JCBゴールド ザ・プレミア】
インビテーションによる入会
保険が充実している
プライオリティ・パスが無料付帯
ゴールド ザ・プレミアムデスク
ダイニング30
【ANAアメックス・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード】
- 入会する条件が厳しい
- ANAラウンジが無料で使える
- プレミアムエコノミーに席を変更してもらえる
- 航空券優先予約
【ダイナースクラブカード】
- ダイナースクラブそのものがハイブランド
- 保険が充実
- 国内外の空港ラウンジが無料で使える
- エグゼクティブダイニングサービス
- 優待店でのサービス多数
プラチナカードであれば、
【アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード】
- インビテーションによる入会
- 保険のボリュームがプラチナ級
- プライオリティ・パスが無料付帯
- プラチナコンシェルジュデスク
- ホテルの優待特典が充実
ブラックカードであれば、
【ラグジュアリーカード(GOLD CARD)】
- ラグジュアリーカード(TITANIUM・BLACK)からのインビテーションによる入会
- ラグジュアリーカードコンシェルジュ
- プライオリティ・パスが無料付帯
- ダイニング優待
- ホテル優待
というようにそれぞれステータス性の高さと特典が伴っているカードですので、ぜひ参考にしてみてください。
最後になりますが、クレジットカードにおいては、使う上で多くの場合が特典を重視して、クレジットカードの選択に至りますが、年や収入に応じたクレジットカード選びというのも大切になってきます。
その点ではクレジットカードにおける「ステータス」というのは、利用していく中で意外と重要視したいポイントになりますので、ぜひこの記事を参考に新たなステータス性の高いクレジットカード選びを行ってみてはいかがでしょうか。