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毎日の通勤電車、職場の人間関係や飲み会、こうしたストレスから解放されたいという気持ちは、会社員なら誰もが一度は感じたことがあるでしょう。会社で働くのと違い、在宅ワークは自宅で自分のペースで働くことができます。
通勤電車に乗る必要もなければ、くだらない人間関係で悩むこともなくなり、その日1日を自分が思うがままに過ごすことができるのです。もし、あなたが会社のわずらわしさから解放されたいと感じているのであれば、在宅ワークはまさにぴったりです。
しかし、在宅ワークが実際にどれくらい稼げるのかや、どんな種類の仕事があるのかは、意外と知られていません。
そこで今回の記事では、在宅ワークにはどのような仕事があるのか、また、それぞれのメリット・デメリットなどについて詳しく解説しています。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
在宅ワークとは?
在宅ワークとは、自宅をメインの職場として働く仕事のことです。
パソコンを使ったIT関係の仕事や、細かな製造作業、アクセサリーの制作など、現在では幅広い種類の在宅ワークが存在します。
未経験でもできる?
在宅ワークには、経験者しかできないものもありますが、未経験でもできる種類の仕事もたくさんあります。
ここ最近では、政府が副業を奨励していることもあり、副業として在宅ワークに取り組む人も増えています。
専業でも副業でも、自分のライフスタイルに合わせて取り組めるのが、在宅ワークの大きな魅力といえるでしょう。
在宅ワークのメリット5選
在宅ワークの概要がわかったところで、ここからは在宅ワークにどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
メリットその①「時間と場所に縛られずに働ける」
在宅ワークの種類にもよりますが、IT系の仕事であれば、スマホやパソコンさえあれば、時間や場所に関係なく働くことができます。
たとえば、街中のカフェでおしゃれにコーヒーを飲みながら働いても良いですし、公園のベンチでのんびりしながら働いてもOKです。
電車のなかでも仕事できるので、移動しながら働くことも可能です。
このように、時間や場所に制約がない点が、在宅ワークの大きなメリットということができます。
メリットその②「すべての予定を自分で決められる」
在宅ワークのメリットとして、1日の予定をすべて自分で決めることができるという点も挙げられます。
会社に勤めている場合、今日はあまり働きたくないなという時でも、会社に行って働かなければいけません。
しかし、在宅ワークであれば、今日は働きたくないと思ったら、休みにすることができます。途中から働きたくなったら、自宅が職場なので、いつでも仕事を再開することが可能です。
こうした自分ですべての予定を決めることができる点も、自由な在宅ワークのメリットといえます。
ただし、納期がある場合はそれを厳守する必要があるので、その点だけ注意しておきましょう。
メリットその③「通勤ラッシュから解放される」
通勤ラッシュから解放される点も、在宅ワークの魅力です。地方に住んでいる人もそうですが、都内だと朝の時間帯のラッシュはまさに戦場です。職場に行くだけで疲れる人も多いのではないでしょうか。
こうした悩みも、在宅ワークであればいっさいなくなります。なんといっても自宅が職場ですからね。個人的に在宅ワーク本業で独立した方におすすめなのは、通勤ラッシュをカフェからぼーっと眺めることです。なんともいえない気楽さが湧いてきますよ。
メリットその④「仕事の幅を広げられる」
在宅ワークは、基本的に自分の裁量ですべて行えます。必ずその仕事1つに絞る必要はありません。
たとえば、趣味でやっている分野の仕事を単発で請け負うといったことも可能です。
会社で勤めているとできない働き方もできるため、仕事の幅を広げることができます。
メリットその⑤「人間関係がシンプルになる」
在宅ワーク専業で働くと、人間関係は劇的に変わります。
人間関係で悩んでいる人や、大事な人との時間を増やしたい人にも、在宅ワークはピッタリといえます。
在宅ワークのデメリット4選
在宅ワークには、ここまで見てきたようにたくさんのメリットがあります。会社で働くことと比べると、超絶自由になりますが、そのいっぽうで、デメリットも存在しているのです。
ここからは、在宅ワークに潜んでいるデメリットについて見ていきましょう。
デメリットその①「マジで誰とも関わらなくなる」
在宅ワークのもっとも大きなデメリットとして、本当に人と関わらなくなります。仕事をもらうクライアントとも、ほとんどがメールでのやり取りになるので、会わないですし、1人暮らししている人なら家でも誰ともしゃべることはありません。
人間関係のわずらわしさから在宅ワークに切り替える人も多いですが、最初は楽しくても、あとあとになってすごい孤独を感じる人も多いのが実態です。会社で働くということは、それだけでも社会との接点を持っているということなんですね。
デメリットその②「運動不足はハンパない」
自宅での作業ばかりになると、とてつもない運動不足になります。さらに、食事くらいしか楽しみがなくなるので、食べる量も自然と増えていきます。
そのため、「運動不足+食事量の増加」のコンボで、体重が増えることは間違いありません。在宅ワーク専業で働くのであれば、適度に運動することをおすすめします。
デメリットその③「仕事を獲得するのに時間がかるのに、仕事がなくなるのは一瞬」
在宅ワークは多くの場合、その人の実力をはかるためのテストがあります。そして、このテストに合格したあと、正式に仕事を発注してもらうことになります。
このように、仕事を獲得するまでには結構な労力がかかるにも関わらず、仕事がなくなるのは一瞬です。
私自身も在宅ワーク専業で働いていますが、独立してからこれまでの半年間で取引したクライアントの数は10以上を超えますが、いまでも取引しているクライアントは2社だけです。
会社で働いていれば、安定して仕事がありますが、フリーランスの在宅ワーカーにはこうしたデメリットがあることも覚えておきましょう。
デメリットその④「有給やボーナスがない」
これもあたりまえなんですが、会社で働いていないので、当然ながら有給やボーナスはありません。病気をしても有給をとって給料をもらったりとか、半年に一回頑張ったからボーナスをあげるとか、そういったものはいっさいないのです。
これも、会社で働かない在宅ワークのデメリットといえるでしょう。
厳選!おすすめ在宅ワーク6選
それでは、本題のおすすめの在宅ワークを紹介していきたいと思います。今回は数ある在宅ワークのなかでも、厳選した6種類の仕事を紹介していきます。
未経験でもできるものや、副業でお小遣い稼ぎではじめられるもの、ガッツリ月に数十万円稼げるものなど、さまざまな種類を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1、webライター
副業or本業?→どちらにも向いている
どんな人に向いている?→文章を書くのが好きな人、リサーチが得意な人
いくらくらい稼げる?→数万円〜数十万円
webライターは、インターネットの記事などを書く仕事です。
インターネットが使えるようになってから、わたしたちはさまざまな情報にアクセスできるようになりました。それと合わせて、その情報を作る人の需要も高まってきたことで、webライターの需要も増えてきたのです。
基本的には、日本語を書ければ誰でもできる仕事なので、未経験の方や、副業で取り組みたい人にもおすすめです。また、本業でガッツリ働きたい人も、webライターならある程度の収入を得ることができるでしょう。
また、webライターのなかには、1月に数百万円も稼ぐ方もいるようです。
2、データ入力
副業or本業?→副業向け
どんな人に向いている?→コツコツ作業が得意な人、最後まで取り組める根性がある人
いくらくらい稼げる?→数万円
データ入力は、もっともオーソドックスな在宅ワークの1つといえます。
入力するデータの内容は、業種によって多岐にわたります。そのほとんどは、未経験でも誰でもできる、単純な仕事内容です。
しかし、同じような作業が続くため、最後まで取り組める根気強さが必要です。
また、1つずつ正確にデータを入力する、正確性が求められます。
単価が低いため、本業にはあまり向いておらず、どちらかといえば副業向きといえるでしょう。
3、文字起こし
副業or本業?→どちらにも向いている
どんな人に向いている?→集中して作業するのが得意な人
いくらくらい稼げる?→数万円〜数十万円まで
文字起こしは、講演会や会議の録音した内容などを、文章に書きおこす仕事です。
仕事の内容としては、音声の日本語を文字にするだけなので、特別なスキルが求められるわけではありません。未経験の方でも、比較的取り組みやすい仕事といえるでしょう。
しかし、常に集中していられる高い集中力が求められる仕事ではあります。
単価も結構高めで、副業から本業まで、幅広い層におすすめの仕事となっています。
4、エンジニア
副業or本業?→本業向け
どんな人に向いている?→エンジニア経験者向け
いくらくらい稼げる?→数十万円〜数百万円
エンジニアは基本的に経験者しか仕事をもらえません。
未経験でエンジニアをやりたいという人の場合、どこかの学校で勉強をしたり、ベンチャー企業に潜り込んでスキルを習得したりと、一度エンジニアとしてのスキルを身につける必要があります。
求められる能力が高い分、ほかの在宅ワークと比較しても報酬は高めに設定されています。
5、翻訳
副業or本業?→どちらにも向いている
どんな人に向いている?→英語など外国語が得意な人
いくらくらい稼げる?→数万円〜数十万円
翻訳業務は結構多く発注されている在宅業務の1つです。
基本的には、翻訳経験よりも英語などの外国語のスキルが重要視されます。TOIECなどで高得点を持っているなど、アピール材料があれば仕事ももらいやすいでしょう。
また、ほかの人があまりできないような国の言葉に精通している人であれば、翻訳家として重宝されるはずです。
このように、英語やそのほかの外国語が得意な方であれば、副業としても、本業としても、どちらにも向いているのが翻訳の在宅ワークです。
6、動画編集
副業or本業?→どちらにも向いている
どんな人に向いている?→動画編集に興味のある人、動画編集を趣味でやっている人
いくらくらい稼げる?→数万円〜数十万円
ここ最近で、特に需要が増えているのが動画編集の仕事です。
YouTubeの成功からもわかるように、動画コンテンツはさまざまなメディアや媒体で発信されています。それと合わせて、動画を使ったビジネスも積極的に行われています。
動画編集自体は、そこまで高価なソフトがなくてもできるのと、使い方さえ覚えれば、未経験の方でも仕事として取り組むことが可能です。
副業としても、本業としても、どちらにも向いているため、動画編集自体に興味のある方などは、チャレンジしてみる価値があると思います。
在宅ワークを選ぶポイント
ここまで、6種類の在宅ワークについて見てきました。
ここからは、在宅ワークを選ぶときに、気をつけておきたいポイントについて確認していきましょう。
どんな目的で在宅ワークをするのか明確にしよう
まずは、目的をはっきりすることが大事です。
たとえば、副業で少しのお小遣いがあれば良いという方は、どの在宅ワークを選んでも良いでしょう。
逆に、将来的には独立したいという方であれば、ある程度は稼げる在宅ワークを選ぶことをおすすめします。
このように、自分がいくら稼ぎたいかや、副業にするのか本業にするのかなど、目的を明確にすることで取り組み方や仕事の選び方も変わってくるのです。
クライアントは信頼できるかしっかりと確認しよう
在宅ワークの多くは、ベンチャー企業がクライアントになります。大手のような安定した経営基盤もなければ、人手が足りず仕事に追われているクライアントがほとんです。
こうなってしまうと、本当にどうしようもありません。泣き寝入りするしかないのです。そうならないためにも、クライアントは信頼できるかどうかは、事前にしっかりと見極めることをおすすめします。
また、クラウドワークスなどの在宅ワークの仲介を行っているサイトを使うと、手数料を差し引かれてしまいますが、仕事をした分の報酬を必ずもらうことができます。こうしたサイトを活用することで、報酬がもらえないという自体を防ぐことも可能です。
できるだけ取引先は増やしておこう
取引先を1社に絞ることは、非常に危険です。
もし、副業でやるのであれば、1社でも良いですが、専業でやるのであれば、必ず3〜6社ほど取引先を持っておくことをおすすめします。
もし1社との取引のみで、その1社から毎月の収入のすべてをもらっていた場合、収入のあてがすべてなくなるので、失業した状態とまったく同じになります。
また、報酬が支払われないといったリスクを回避するためにも、極力複数のクライアントを持っておくと良いでしょう。
まとめ
以上、在宅ワークのおすすめや、メリット・デメリット、在宅ワークを選ぶコツなどを解説してきました。
これからは、働き方も多様な時代になってくると思います。仕事も複数こなすのが、当たり前になるかもしれません。これから始めようかなと考えている人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
こうした点を踏まえたうえで、自分のライフスタイルに合わせて在宅ワークを選ぶことをおすすめします。