仮想通貨Waves(ウェーブス)の特徴・将来性|自由に法定通貨との交換が可能

今回紹介するのは、徐々に人気を集め始めている仮想通貨「Waves(ウェーブス)」を紹介します。

Wavesはイーサリアムのように「分散型プラットフォーム」を提供していますが、イーサリアムより簡単にトークンが作成でき、なおかつ送金処理速度も速いというメリットを持ちます。また、「Rideon(ライドオン)」という独自スマートコントラクトを開発中で、将来の成長が楽しみな銘柄でもあります。

現在(2019年2月13日)は時価総額ランクで22位まで成長しましたが、今後も大きな成長の余力を残していると言えます。今回は、そんなWavesの魅力について徹底的に検証していきましょう。

仮想通貨Waves(ウェーブス)とは?

Waves(ウェーブス)は、2016年4月にロシアで開発・公開された仮想通貨です。通貨表記も名称と同じく「WAVES」と表します。Wavesは、企業向けに多機能のプラットフォームを提供するNXT(ネクスト)から生まれ、その機能の一部を引き継いでいます。

そのため、まず最初にNXTについて簡単に説明しておきましょう。

NXTは2014年に生まれた仮想通貨で、ビットコイン(Bitcoin)のように決済通貨機能を持つかたわら、企業向けに様々なプラットフォームを提供します。プラットフォーム内では投票機能、メッセージ機能、独自通貨発行、商品販売などがあり、ブロックチェーンから様々な機能を派生し、サービスとして消費者に届けることができます。

そして、Wavesもそうした多機能プラットフォームという特徴を受け継ぎ、NXTのネットワーク内で開発されました。

こうした独自通貨の発行サービスを売りにするのは、他にもイーサリアム(Ethereum)が代表的です。しかし、Wavesは分散型ネットワークのメリットを最大限に引継ぎ、今までの仮想通貨にはない独自の進化を遂げています。

以下でWavesの特徴を詳しく解説していますので、まずはその仕組みから押さえていきましょう。

ネットワーク内でオリジナル通貨を発行できる

Wavesの最大の特徴は、ネットワーク内から新しい通貨を生み出すことができます。この仕組みは、イーサリアムの分散型プラットフォームと似ています。イーサリアムでもERC20という規格から、新しいトークンやアプリを生み出し、そうしたトークンはICOなどで開発資金を調達し、現在も数々の仮想通貨となって市場に流通しています。

イーサリアムでトークンを開発する際は、「Solidity(ソリディティ)」と呼ばれる独自の言語でプログラミングを行う必要がありました。しかし、Wavesは特別なプログラミング知識がなくても、誰でも簡単に通貨の発行ができるようになっています。

下の画像はWavesのトークン発行画面ですが、名称や発行数量などの各項目を埋めるだけで済みます。

Wavesのトークン発行システムを利用すれば、たとえばアパレル店がオリジナルの仮想通貨を発行して決済サービスとして提供したり、個人でトークンを生み出しブランド化させることも可能です。

また、発行したトークンを販売するのも自由となっています。そのため、今まで当然のように行われていたICOに代わって、個人が直接トークンを販売するような時代になるかもしれません。

ちなみにWavesが開発されたロシアでは、バーガーキングのロシア地区が独自に、Wavesを使ったオリジナルトークン開発に乗り出しました。このトークンは「ワッパ―コイン」という名称で、現在も現地のユーザーに提供されています。

WavesWalletとDEX(分散型取引所)機能を融合

Wavesは、「WavesWallet(ウェーブス・ウォレット)」という専用のウォレットを用意しています。

この専用ウォレットは、一般的なサービスとしてダウンロードできるものとは異なり、DEX機能付きという優れた強みを持っています。

DEXは「分散型取引所」という意味で、一般的な取引所とは異なり、ユーザー同士で直接取引が行えるメリットがあります。WavesWalletはDEX機能を統合しているので、わざわざ取引のたびに取引所に資金を送る必要もなく、ウォレットからそのまま通貨の注文ができます。

また、WavesWalletにはゲートウェイ機能が備わっています。ゲートウェイ機能が備わっていることで、Waves以外にも、ビットコインやイーサリアム、ビットコインキャッシュ(BitcoinCash)、ライトコイン(Litecoin)、ジーキャッシュ(ZCash)といった仮想通貨、また米ドル、ユーロなど法定通貨の取引ペアも利用できます。

このように、分散型取引所内で利用できる通貨が増えると、全体として流動性が高まる利点があります。流動性が生まれることで、通貨価格にも幅が生まれ、取引リスクも抑制できるため、Wavesを利用する人にはメリットとなります。

高速送金にも対応

Wavesには高速で送金処理ができる「Waves NG」というアルゴリズムを導入しています。この仕組みのおかげで、送金時は1秒間につき約100件前後の取引が承認できます。ビットコインは1秒間に6~7件程度しか処理できないため、Wavesは送金遅延やエラーが起こる可能性が低くなります。

ただし、クレジットカードの決済処理速度と比べると、Waves NGの性能はまだまだ劣ります。そのため、今後は1秒間に1,000件前後の送金処理を行えるようアップデートを予定しています。

コンセンサスアルゴリズムは「LPoS」

Wavesでもビットコインなどと同じようにマイニングによって報酬が発生します。しかし、マイニングの際に行われる承認権を得る仕組み(コンセンサスアルゴリズム)は、ビットコインとは少し異なります。

ビットコインに採用されているのは「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」で、提供するコンピュータの計算処理速度が速いほど、報酬を受け取る可能性が高くなります。

一方、Wavesでは、「LPoS(リースド・プルーフ・オブ・ステーク)」という独自の仕組みで成り立っています。「PoS」はLisk(リスク)という仮想通貨で採用されており、通貨の保有量が多いほど報酬を受け取りやすくなります。

LPoSもPoSと同じく、通貨の保有量が承認権付与の条件となりますが、リース(Lease)と呼ばれる貸し付けを行った人のみ最終的なマイニング権を得ます。手順としては、まず自身で保有しているWAVESを、マスターノードと呼ばれる大量保有者(10,000WAVES以上)に貸し付けます。すると、そのマスターノードの保有量が増え承認権を得やすくなるのが分かります。最終的に最も保有量の多かったマスターノードが選ばれ、当選者にリースした人に報酬の一部が配られるという仕組みです。

Waves(ウェーブス)の時価総額・価格チャート

Wavesは2019年2月13日時点で、1WAVES=314.5円を付け、時価総額は314億円。全体で見ると21位にランクインしており、徐々にではありますが成長が加速しています。仮想通貨は全銘柄を合わせて2,000種類もの数があるため、Wavesは人気銘柄の1つとして数えても良いでしょう。

しかし、2017年12月には過去最高額である1,600円にまで達しため、一時は価値が下落したものの、さらに飛躍を遂げる可能性もあります。現在の価格はピークより5分の1程度に落ち込んでいますが、仮想通貨全体の悪いイメージに流されている感もあり、最近では取引量もピーク時の勢いを取り戻しつつあることから期待値が高まっています。

2017年12月にWavesが急騰した理由は、同時期にリブランディングと新バージョンのリリースを行ったからでしょう。リブランディングとは、ロゴやブランド名、システム、サービス、機能などを刷新し、時代に沿った新しいブランドを再構築することです。

また、Waves向けの専用クライアントにバーション1.0をアップしたのも12月でした。

こうした発表が投資家から好意的に捉えられ、通貨発行当初から約15~16倍ほどの成長を成し遂げました。

しかし、2018年1月以降はビットコインバブルがはじけたように、Wavesも右肩下がりの推移で現在までに至ります。その原因は、中国や韓国などの規制強化発表、coincheck(コインチェック)やZaif(ザイフ)など、大手取引所のハッキング事故が影響しているでしょう。2018年は仮想通貨の暗いニュースが多かったので、マイナスイメージが足を引きずっていました。

しかし、Wavesの特徴から考えると、まだまだ天井は未知数というのが正直なところです。Wavesの最大の特徴であるトークン発行システムは、かのイーサリアムにも勝る優れた機能で、個人・法人とわず多くの人が利用できるメリットがあります。

2018年頃から、三菱UFJやSBIホールディングスなど、大企業を中心に独自のトークンを開発する姿勢を見せています。そのため、「誰でも簡単に仮想通貨が発行できるプラットフォーム」は大きな影響力を持ち、Waves自体の価値を高めていくことと思われます。

WAVES通貨を購入できる取引所は?

Wavesは優れた機能やシステムが多いので、その将来性を見越して、今のうちに投資しておきたいという方も多いでしょう。しかし、日本人投資家には残念ですが、Wavesはまだ国内取引所に上場していません。国内取引所は日本人にとって利便性が高いですが、購入できる仮想通貨が少ない点がネックです。

もしWavesを購入したい場合は海外取引所を利用しましょう。海外取引所は、Wavesのようなマイナー通貨、ICO直後のトークンなど希少価値の高い銘柄が揃っています。また、Wavesは既に海外の大手取引所に上場しているため、マイナー通貨の中では手に入れやすいと言えます

ここでは、Wavesを扱っている取引所のなかで、流動性や利便性などを考慮してオススメの購入場所を紹介しています。もちろん、Waves以外にも様々な銘柄が揃っているので、分散投資などにご活用ください。

Binance(バイナンス)

Binanceは2017年12月に、当時最大の取引量を誇るBittrex(ビットレックス)を追い抜き、世界最大の取引所に君臨しました。現在も勢いが衰えず、Huobi(フォビ)、OKEx(オーケーイーエックス)と共に、三大取引所の1つとして数えられます。

BinanceはWavesの取引量が世界一を記録しており、もっとも流動性の高い取引場所と言えるでしょう。Wavesの他にも、レアな銘柄が160種類以上も揃っているので、同時に複数の仮想通貨に投資することが可能です。

Bithumb(ビッサム)

Bithumbは韓国最大の取引所で、世界でも出来高ランク1位(2019年2月13日時点)を記録しています。ここ最近で急速に勢いが出た取引所で、Binanceと熾烈な1位争いを繰り広げています。

Wavesの取引量は取引所の中で第6位と、Binanceに比べて見劣りしますが、それでも1日に1,000億円を超える仮想通貨取引量を誇るため、流動性に関しては問題ありません。

また、海外取引所の中では日本語に対応していることが珍しく、日本人投資家にも使いやすくなっています。

Waves(ウェーブス)の注意点

Wavesに投資する際は、成長するにはまだまだ時間がかかることに気をつけておきましょう。Wavesはその機能やシステムからして、価値の保存や送金コストの低減という魅力的な点が多いです。しかし、実際のシステムは開発中のものが多く、ロードマップを見ても発展途上の感は否めません。

そのため、Wavesに投資して短期間で大きな利益を出すというのは難しいかもしれません。2017年12月のように、システムのアップデートによって一時的に価値は上昇するかもしれませんが、もうしばらくは上昇・下落を続けながら平行線をたどると思われます。

数年先を見越して長期投資するには向いていると言えます。ブロックチェーンの他分野への応用も時間がかかることが見込め、数年先にはIoTやFintechなどが盛り上がりを見せ、相乗効果で仮想通貨市場全体のイメージアップが期待できます。

ただし、長期で保有する場合は開発陣の公式発表や動向などには注視しておきましょう。大きな問題が発生したときなど、すぐに資金が移動できるよう、定期的な情報収集は欠かせません。

Waves(ウェーブス)のロードマップ・将来性

Wavesは、2018年、ロードマップの通り順調に開発が進められ、多くの投資家の安心を誘いました。今のところ開発に遅れは見られないため、不安材料も少ないと考えられます。

2018年12月には、新しく「Smart Account」、「Smart Assets」が実装されました。両者はWaves独自のスマートコントラクトの試用版ともいえます。そのため、完全なスマートコントラクトの実装にはまだ時間がかかる見込みです。ちなみに、Waves用スマートコントラクトは公募により「Rideon(ライドオン)」という名称が付きました。

Wavesの独自トークン発行プラットフォームは既に提供済みで、ロシアではバーガーキングがWavesのシステムからオリジナルトークンを発行しました。このプラットフォームは日本でも利用できますが、Wavesの価値が正式に認められるのは、やはり独自スマートコントラクトの実装まで待たなければならないでしょう。

価値が出るまで時間がかかる面もありますが、その反面、将来の高さはイーサリアムやリップルにも引けを取りません。ウォレットから直接取引ができるDEX、誰でも簡単にトークンが生み出せるプラットフォーム、高速送金を可能にしたスマートコントラクトなど、ゆくゆくは仮想通貨市場で名を馳せる存在になるかもしれません。

仮想通貨Waves(ウェーブス)まとめ

今回は仮想通貨Waves(ウェーブス)の特徴、チャート推移、オススメの取引所、将来性などを紹介してきました。

Wavesはイーサリアムのようにスマートコントラクトを実装し、そのネットワークから新しいオリジナルトークンを生み出すことができます。また、WavesWallet(ウェーブスウォレット)にはDEXが実装されており、取引所を介さずとも仮想通貨の売買が可能になります。

このように魅力的な機能やシステムを備えた仮想通貨なだけに、日本の取引所では購入できないのが残念なところです。もしかしたら、この先Wavesが国内取引所に上場することもあるかもしれません。

Wavesの独自スマートコントラクトは完成までにもう少し時間がかかるので、取引所上場のニュースなどにも期待して朗報を待ちたいものです。

ゆきひろ
ゆきひろ
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クラウドワークス・自社メディアサイトを中心にフリーのWEBライターとして活動しています。ネット記事やブログなど、約1年6か月で3,000記事を超える実績があります。執筆ジャンルは仮想通貨をメインに、投資・資産運用、副業、貯金・貯蓄、タイム/マネーなど金融系が得意です。

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