仮想通貨バイナンスコイン(Binance Coin)の特徴・将来性|世界一の低ボラティリティ

今回は、Binance(バイナンス)という世界最大の取引所から発行された、「バイナンスコイン(Binance Coin)」について取り上げていきます。

最近は取引所トークンも増えてきましたが、その中でも最も有名で、時価総額も高いのがBinance Coinです。2019年2月11日の時価総額ランクは10位と、あのイーサリアムやリップルにも劣らない人気ぶりを見せます。

当記事ではBinance Coinについて、その特徴、メリット、注意点(デメリット)、将来性を紹介していきます。また、Binance Coinを購入できるオススメの取引所も取り上げていますので、すぐに投資をスタートすることも可能です。2019年は取引所トークンにスポットが当たる可能性が高いため、ここでその仕組みを学んでいきましょう。

仮想通貨バイナンスコイン(Binance Coin)とは?

バイナンスコイン(Binance Coin)は2017年7月に発行された仮想通貨で、「BNB」という通貨単位で表されます。

もともとは世界最大の取引所であるBinance(バイナンス)で独自に発行したトークンでしたが、今では多くの投資家の手に渡り、アルトコインの中でも高い人気を得ています。2019年2月11日の時価総額は1,469億円で、全体の第10位にランクインしています。

日本でも人気の高いビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、ステラ(Stellar)、トロン(TRON)に次ぐ順位であり、取引所専用のトークンが遂には、誰もが認める人気仮想通貨へと成長しました。

Binance Coinは、その名称通り、Binance取引所にて利用することを想定して開発されました。そのため、取引所内でBinance Coinを利用するユーザーには、手数料や投票権などのベネフィットが提示され、Binanceに口座を持つ多くのユーザーに指示されています。

ここからはBinance Coinの特徴から、利用方法までを分かりやすく解説しています。Binance Coinは投資用銘柄としても非常に魅力的です。この機会にBinance Coinの特徴を知り、ポートフォリオの一部に加えてみてはいかがでしょうか。

Binance内での手数料が半額になる

Binanceの取引所内でBinance Coinを使用すると手数料がお得になります。通常、Binanceは一律0.1%の取引手数料が発生しますが、手数料決済にBinance Coinを使えば、最大半額の0.05%の手数料で取引が可能です。

この仕組みはBinanceの通貨流動性を高めるという目的から、Binance Coin発行時に導入されたものです。

取引手数料0.05%は世界広しといえども最低クラスのコストとなります。国内の主要取引所、アルトコイン取引手数料と比べてみても、およそ4分の1~5分の1程度の費用に抑えられるでしょう。

しかし、手数料の割引が適用されるのは通貨発行から5年までとなっています。割引率は年数に応じて下がっていき、最終的には割引サービスは廃止されます。

  • 1年目:手数料50%割引
  • 2年目:手数料25%割引
  • 3年目:手数料12.5%割引
  • 4年目:手数料6.75%割引
  • 5年目:手数料0%割引(割引なし)

そのため、Binance Coinの最大の長所を活かすには、早めに通貨を入手し、できるだけ早い期間にBinanceで取引を行うことが一番です。

Binance Coinを使って投票権が得られる

Binanceでは1か月に1度、「Community Coin of the Month」というイベントを開催しています。このイベントでは、まだBinanceで扱っていない銘柄を対象に、上場する仮想通貨を投票で選びます。Binance Coinを持っていれば、その投票権を得ることが可能です。

1回の投票に必要なBinance Coinは0.01BNB(現在の価値で約10円)となっており、投票に特別な条件・資格などはありません。

Community Coin of the Monthの活用方法は、たとえばICOで有望なトークンに投資したとしましょう。しかし、ICOセール後にBinanceに上場することは決まっていません。そこで、0.01BNBを使って、このトークンをBinanceに上場するために投票を行うのです。

見事、投票結果で上位になれば、今後Binanceでそのトークンを取引することができます。Binanceは世界最大の取引所ということもあり、上場した銘柄は総じて注目度が高まり、その後大きな価格上昇を見せています。そのため、「気になる銘柄を見つける→投票→上場決定→価値上昇→売却して利確」という流れが作りやすいと言えるでしょう。

Binanceの独自ICOセールで買い付けができる

Binanceでは定期的に独自のICOセールを開催しています。一般的にICOセールは通貨発行主の公式サイトで行われることが多いですが、Binanceでは特定の銘柄を選出し、取引所内からICOに参加できる窓口を用意しています。

このBinance専用ICOでは、ビットコインやイーサリアムの他、Binance Coinを利用して買い付けができます。

また、一般的なICOとは異なり、Binance専用ICOは銘柄を厳選していることが大きなポイントです。ICOを行う事業者はBinance側がしっかりと精査を行っているため、詐欺やフィッシングなどに巻き込まれる可能性が低くなります。

ICOの参加は、Binanceのログイン画面より、右上の「LaunchPad」から行えます。定期的に開催されているため、時々チェックしてみてください。

バイナンスコイン(Binance Coin)を購入するメリット

バイナンスコインは公表しているホワイトペーパーで、将来的には分散型取引所(DEX)を構築することを公言しています。

分散型取引所とは、ブロックチェーンのネットワークを介して資産や取引の管理を行い、ユーザーは取引所を中継することなく、お互いが直接取引ができるようになります。従来の取引所システムは中央集権型と呼ばれ、取引の度に手数料を支払ったり、セキュリティを取引所に依存するというデメリットがありました。

一方、分散型取引所では取引のすべてがブロックチェーンに記載されるため、必要な手数料は送金時のコスト(30~40銭程度)に抑えられます。また、情報の改ざんが難しいブロックチェーンが主軸となるため、セキュリティ体制は格段に向上するでしょう。

Binanceが今後の目標と定めているのは、上記の分散型取引所の開設と、Binance Coin建ての通貨ペア数を増やしていくことです。

実は、現在でもBinance Coin建ての通貨ペアは存在しますが、分散型取引所へと進化するに従って、その種類はますます増えていくでしょう。Binance Coin建てで仮想通貨を購入すると、Binanceの取引手数料が無料になるメリットがあります。

そのため、今後は世界で最も低コストで利用できる取引所として、さらに人気を集めていく可能性が高いです。

バイナンスコイン(Binance Coin)の時価総額・価格チャート

2019年2月11日のBinance Coinは、1BNB=1,040円を記録しています。また、時価総額は1,468億円で第10位にランクインしています。

もともとBinance Coinは手数料半額や投票権獲得などが目的で、投資用商材としての価値はそれほど高くありませんでした。しかし、その利便性の高さに人気は沸騰し、今では2,000種類以上もある銘柄の中で10本の指に入るまでに成長しました。

Binance Coinの価値が大きく上昇したのは2018年1月です。それまで200円台だった通貨価値は、一気に2,700円を超え、なんと短期間に13倍以上の成長率を見せています。

この当時はBinanceが登録ユーザー数150万人を突破し、また、それまで世界最大の取引所であったBittrex(ビットレックス)の出来高を上回り、世界一の称号を獲得しました。また、Binanceに新しい銘柄が20種類以上も追加されたり、第5回目となるCommunity Coin of the Monthが開催されるなど明るいニュースが印象的でした。

しかし、2018年1月にcoincheck(コインチェック)の仮想通貨流出事故が巻き起こると、世間の仮想通貨に対するイメージは急速に悪化します。現在もそのあおりを受け、他の銘柄ともどもBinance Coinの価値は低調ぎみです。

ただし、仮想通貨市場全体が不調の中、Binance Coinは時価総額10位圏内をキープしており、明るいニュースが出てくれば回復の兆しが現れるでしょう。

BNB通貨を購入できる取引所は?

Binance Coin(BNB)は、Binanceから独自に発行されたトークンです。そのため、BNBの購入はBinanceで行われるのが大半となります。しかし、Binance以外でもBNBを扱っている取引所があります。

そこで、ここではBinance Coinを購入できるオススメの取引所を紹介していきましょう。ちなみに、国内取引所でBinance Coinを扱っているところはありませんので、ビットコインやテザー(USDT)を用意して、以下の取引所から手に入れるようにしてください。

Binance(バイナンス)

Binanceは2017年12月に、当時世界最多の出来高を誇るBittrexを追い抜き、見事世界ナンバーワンの取引量を達成しました。現在もその勢いは衰えず、OKEx(オーケーイーエックス)、Huobi(フォビ)とともに、世界三大取引所に数えられます。

Binance Coinの取引量第1位は、もちろんBinanceです。Binanceでは、ビットコインの他、テザーを利用してBinance Coinを購入できます。

テザーは米ドルの価値と連動するペッグ通貨(ペグ通貨)であり、現在の価値も1USDT=109円とUSDと等しくなっています。法定通貨と価値が連動するおかげで、ビットコインのように価格変動が激しくならず、価値が安定しやすいメリットがあります。

LBank(エルバンク)

LBankは、Binanceにも引けを取らない流通量を誇り、出来高ランキングで13位(2019年2月11日時点)を記録しています。

100種類を超える圧倒的な銘柄数、そしてビットコイン、イーサリアム、テザー、クアンタム(QTUM)、ヴィチェイン(VeChain)、エーチェーン(Achain)の6種類の銘柄から通貨ペアを選べるメリットがあります。

LBankでもBinance Coinを扱っており、その取引量は第5位を記録しています。そのため、万が一Binanceを利用できない場合は、LBankを利用するのがオススメです。流通量の多さ、銘柄の豊富さ、使い勝手の高さなどバランスに優れています。

バイナンスコイン(Binance Coin)の注意点

Binance Coinに投資する際に注意したい点は、Binanceとの親和性の高さです。Binance CoinはBinanceから発行されたので、お互い密接な関係にあるのは仕方ありませんが、万が一Binanceでトラブルなどが発生すると、その影響はBinance Coinにも波及します。

今のところは発生していませんが、仮にBinanceで大規模なハッキングが発生し、顧客資産の多くが盗まれた場合。この時点でBinanceは多数のユーザーの期待を裏切るばかりか、Binance Coinの価値をも下げてしまう恐れがあります。

Binanceは2017年末頃から快進撃の勢いで、現在は順調な運営を続けています。しかし、経営基盤が弱体化し財政破たん、大きなトラブルに巻き込まれ倒産など、カウンターパーティリスクによって通貨価値にまで悪影響を与えるかもしれません。

このように他の仮想通貨とはリスク要件が少し異なる点は、十分に理解しておかなければならないでしょう。

バイナンスコイン(Binance Coin)のロードマップ・将来性

Binanceは2018年6月21日、「仮想通貨取引所開設アライアンスプログラム」のテスト稼働を開始しました。このプロジェクトに参加したメンバーは、Binanceによって複数のサポート・恩恵を受けることができます。たとえば、多言語サポート、コールドウォレット、資産決済システムなどです。

その中でも特に注目したいのが、プロジェクト参加者にBinanceから独自トークン発行サポートが提供されるというものです。独自トークン発行サポートでは、プロジェクト参加者(同盟取引所)で発生した手数料の200%分が、独自トークンとしてユーザーに還元されるため、今後はBinance Coinの保有を見込むユーザー層が増えることが見込めます。

このようにBinanceでは日々独自の進化を続けており、取引所内で利用されるBinance Coinを対象として追加機能・サービスも増えています。Binance CoinはBinanceの経営事情と深い関係があることから、今後も勢いに乗って成長を遂げ行くことで通貨自体の価値も上昇していくでしょう。

取引所トークンは他にもこんなに種類が!

Binance Coinのように、取引所トークンと呼ばれる銘柄は他にもたくさんあります。ほとんどは海外の取引所から発行されたものですが、Binance Coinのように需要が増加して、投資用商材として高い付加価値を生み出す可能性があります。

(出来高などは2019年2月11日時点)

OKBトークン

OKBトークンはOKEx(オーケーイーエックス)で発行された取引所トークンです。OKExは出来高(24時間辺り)が630億円を超え、世界5位にランクインしています。

OKBトークンの最大のメリットは、通貨を保有しているだけで、取引所内で発生した利益の50%が配当として還元されることです。このメリットは非常に大きく、今後ますますOKBトークンに需要が集まるかもしれません。

HTトークン

HTトークンはHuobi(フォビ)で発行された取引所トークンです。Huobiは、OKEx、Binanceと並んで世界三大取引所に数えられます。

HTトークンもBinance Coinと同様、決済に利用することで手数料が最大半額になります。また、トークン保有者にはAirDrop(エアードロップ)があり、新しく上場した仮想通貨が無償で配布されるメリットがあります。

仮想通貨バイナンスコイン(Binance Coin)まとめ

今回はバイナンスコイン(Binance Coin)について紹介してきました。

Binance Coinは世界最大の取引所Binanceが発行した専用トークンであり、2017年7月に発行して約1年も経たずに、仮想通貨有名銘柄の仲間入りを果たしました。Binance Coinを利用すると取引所内の手数料が半額になったり、新規上場銘柄の投票権を得られますが、今ではBinance Coinを投資用商材として活用するユーザーも増えています。

今後は海外取引所を中心に、こうした取引所トークンの発行が増えてくることでしょう。そして、Binance Coinという前例があるだけに、次に登場する取引所トークンは狙い目でもあります。

ゆきひろ
ゆきひろ
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クラウドワークス・自社メディアサイトを中心にフリーのWEBライターとして活動しています。ネット記事やブログなど、約1年6か月で3,000記事を超える実績があります。執筆ジャンルは仮想通貨をメインに、投資・資産運用、副業、貯金・貯蓄、タイム/マネーなど金融系が得意です。

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