電子マネーの種類について徹底解説!人気の電子マネーについても紹介!

2000年代後半に、suicaを始めとする電子マネーが普及して10年以上が経ち、今では多くの電子マネーがあることをご存知でしょうか?

支払いツールだけで見ても、クレジットカード・デビットカード・電子マネー・プリペイドカードなどの選択肢がある中で、電子マネーはこれまでもっともスピーディな決済ができる決済手段として使われてきました。

そんな電子マネーに今回はスポットを当てて、多くの種類が出回っている電子マネーについて、まとめていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

電子マネーの基礎知識

電子マネーは、お金を電子化したものになりますが、元手は当然現金になります。現金を電子化することによって、カードをタッチするだけで支払いができることから、時間を要さずに決済できるのが最大の特徴です。

電子マネーは、基本的には現金でチャージ(入金)してから利用することができますが、クレジットカードと一体型の電子マネーであれば、クレジットカード決済によるチャージも可能になります。これらがそれぞれ同じ電子マネーの括りであっても方式が異なるので、まずは基本の知識としてそちらについてお話ししておきます。

電子マネーには前払い方式と後払い方式の電子マネーがある

電子マネーには、前払い後払いの電子マネーが存在し同じ電子マネーでも支払い方が異なります。

前払い方式の電子マネーは、現金でチャージ機やレジ、ネットから専用の端末を使った方法にて電子マネーにチャージすることで、お店で使うことが可能になります。「電子マネー」というと、この形式の電子マネーを思い浮かぶ方が多く、イメージとして根付いている形式だと思います。前払い方式の電子マネーとしては、

  • suica
  • nanaco
  • waon
  • 楽天Edy

などがあります。

一方で後払い方式の電子マネーは、お店でかざして使える支払い方法は、全く同じですが、支払った料金については、紐付けされたクレジットカードからの支払いになります。ですので、あらかじめチャージしておく必要がないので、手間は省けますが、ほぼクレジットカードを使っているのと同じ感覚でもあります。

後払い方式の電子マネーとしては、

  • iD
  • QUICPay
  • PiTaPa

などがあります。

以上のように、同じかざして支払える電子マネーでも、前払い方式と後払い方式によって、支払い方法が全く異なりますので、基本の知識として覚えておきましょう。

人気の4大電子マネー!

ここからは現在発行されている電子マネーについて、紹介していきます。まず紹介する電子マネーは、電子マネーの発行枚数や売上など人気のある4大電子マネーを紹介していきましょう。

楽天Edy(ラクテンエディ)

Edyカード

1つ目は「楽天Edy」になります。楽天Edyというと、2016年に累計発行枚数が1億枚を突破しており、発行枚数で言えば断然トップの電子マネーになっております。また、使えるお店も約50万箇所と利便性にも長けており、利用者も多い人気の電子マネーと言えます。

では、楽天Edyの基本スペックと特徴を簡単にまとめました。

発行会社 楽天Edy(株)
発行手数料 330円(税込)
ポイント 200円につき1ポイント

楽天ポイントの加盟店ならさらに100円につき1ポイント

使える場所 セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなど約50万店舗で利用可

楽天Edyの特徴

  • ポイントが高還元などポイントサービスが充実
  • 使えるお店が豊富

楽天Edyは、楽天スーパーポイントが貯まるポイントカードとしても使うことができます。そのため、楽天スーパーポイントが加盟店であればカード提示で100円につき1ポイント貯まり、楽天Edyで支払うと200円につき1ポイント貯まるので、200円で3ポイント貯まる電子マネーとなります。

また、おサイフケータイを利用すれば、楽天Edyを使ってもポインタポイントなど別のポイントが貯まるサービスもあるので、ポイントサービスが充実しています。

もう1つの大きな特徴としては、使えるお店が豊富ということです。楽天Edyの使えるお店は、全電子マネーの中でもっとも多いため、利用もしやすくポイントサービスも充実した電子マネーと言えそうです。

waon(ワオン)

WAONカード

続いての人気の電子マネーは、「waon」になります。waonはイオングループで使える電子マネーになっています。では、基本スペックとwaonの特徴をまとめました。

発行会社 イオンリテール(株)
発行手数料 330円(税込)
ポイント 200円につき1ポイント
使える場所 イオン系列店、ダイエー、ローソン、ドラック新生堂等

waonの特徴

  • イオングループの特典が豊富

waonは、イオングループでしか使えないイメージもあるかもしれませんが、利用できるお店は約43万店と多く、色んなところで使えて便利な電子マネーになります。

ただ、特徴としてはやはりイオングループで使うと豊富な特典が満載ということです!

  • 20日.30日はイオングループのお買い物で5%OFF
  • 5のつく日は、ポイント2倍
  • 毎月10日はポイント5倍

とwaonをイオンで利用すると毎月これらの特典を受けることができます。そのため、電子マネーの中でも利用金額は、トップクラスを誇っている電子マネーでもあります。

nanaco(ナナコ)

nanacoカード

続いての人気の電子マネーは、「nanaco」になります。nanacoは、セブン-イレブンで使える電子マネーとして多くの方に利用されています。ますは、基本スペックと特徴についてまとめました。

発行会社 (株)セブン・カードサービス
発行手数料 330円(税込)
ポイント 100円につき1ポイント
使える場所 セブン-イレブン、イトーヨーカドー、エッソモービル、ミスタードーナツ等

nanacoの特徴

  • 人気の各店で使える電子マネー
  • 税金や公共料金でポイントが貯まる

nanacoの最大の特徴は、利用できるお店は約38万店とやや少ないものの、セブン-イレブンやエッソ、ミスタードーナツなど多くの方利用するお店で使えるため、人気のある電子マネーとなっています。

また、もう1つの特徴ではないかもしれませんが、nanacoのメリットとして、公共料金や税金の支払いでもポイントを貯めることができるということです。

nanacoはセブン-イレブンで利用することができますが、公共料金や税金の支払いを払込取扱票で支払う際にセブン-イレブンでnanacoから支払うことができます。そうすることで、公共料金や税金の支払い分をポイントで貯めることができる!というわけではありませんので注意してください!ここはよく勘違いしやすいポイントです。

公共料金や税金の支払い分をポイントで貯める時には、nanacoへのクレジットカードでチャージをすることで、クレジットカードのポイントを貯めて、これらにポイントを付与させることができる裏技になります!セブン-イレブンで払込取扱票を支払う際に、クレジットカードからの直接の支払いはできませんので、合わせて注意しましょう。

また、クレジットカードチャージができて、ポイントが貯まるクレジットカードも限りがあり、しかも、最近では月間3万円までのチャージ金額分までしかポイントは貯まらなくなってしまったので、注意が必要です。では、該当のクレジットカードをまとめましたので、参考にしてください。

  • セブンカード
  • Yahoo! JAPANカード
  • リクルートカード
  • ファミマTカード
  • MUFGカード 等

iD(アイディー)

最後の人気の電子マネーは、「iD」になります。iDの利用者の多くは前述した後払い方式による電子マネーですが、カードで使える前払い方式の電子マネーの利用も可能になっています。では、基本スペックと特徴をまとめました。

発行会社 (株)NTTドコモ
発行手数料 無料
ポイント クレジットカードに準じる
使える場所 ローソン、マクドナルド、エネオス、エッソ、JTB、セブン-イレブン、イオン等

iDの特徴

  • 人気の各店でもっとも多く使える電子マネー

iDは、これまで紹介した電子マネーとは違い、後払い方式の電子マネーになるので、iD単体でのポイントはありません!iDと紐付けしたクレジットカードによってポイントが貯まります。

だからと言って使う方法は全く同じですし、使えるお店も人気店で使えるところが多いため、利用がしやすい電子マネーになります。電子マネーの中でも、加盟店数が約87万店以上にもなり、もっとも使えるお店が多い電子マネーとなっています。ですので、1番どこでも使える電子マネーとも言えます。

以上が、人気の4大電子マネーになります。

人気の4大電子マネーとして、

  • 楽天Edy
  • waon
  • nanaco
  • iD

とあります。これらの4大電子マネーの特徴を簡単にまとめると、

  • 楽天Edy:ポイントが高還元
  • waon:イオングループでの特典が豊富
  • nanaco:税金の支払いにもポイントが貯められる
  • iD:加盟店数がもっとも多く利用しやすさはNo.1

というようになっています。

これら4つの電子マネーが国内での利用されている電子マネーのほとんどをシェアしていますが、この他にも頻繁に利用されている電子マネーがあります。それが交通系電子マネーです。

続いてはそちらについて、それぞれ見ていきましょう。

10種の交通系電子マネー!

続いては、電子マネーでも公共の交通機関で使える電子マネーについて、全10種を紹介していきます。

交通系電子マネーは、チャージしていれば切符の購入が不要になるため、時間を短縮することができるとても便利な電子マネーになっているのが最大の特徴です。また、全国のJRを中心とした交通機関で、相互利用が可能になるため、1枚持っていれば全国で使えるとても便利なカードになっています。※ただし、PiTaPaなどのように相互利用が不可の場合もあるので、注意が必要。

では早速ですが、見ていきましょう。

suica(スイカ)

My Suica(記名式)・Suicaカードの購入

suicaは、交通系電子マネーを代表する電子マネーとも言えるほど、利用の多い電子マネーになっています。首都圏での交通機関の利用では欠かせない電子マネーとなっていて、発行枚数は楽天Edyに次ぐ約7,000万枚と多くの方に利用されている電子マネーです。基本スペックは以下の通りになります。

発行会社 JR東日本
発行手数料 デポジット500円(税込)
ポイント 基本還元率0.5%~1.0%
使える場所 首都圏エリアを中心とした全国各地相互利用可能

suicaは利用でポイントも貯まる電子マネーにはなりますが、ポイントが貯まるのはあくまで、suica加盟店での買い物をした場合suica搭載のクレジットカードからのチャージをした時のみポイントが貯まる電子マネーになります。

suicaでの交通機関の支払いをしてもポイントは貯まりませんので注意しておきましょう。クレジットカードチャージでポイントが貯まるカードについては、以下の通りです。

  • ビューsuicaカード
  • ビックカメラsuicaカード
  • JRE CARD
  • ルミネカード
  • ビューゴールドプラスカード
  • 大人の休日倶楽部ミドルカード
  • 大人の休日倶楽部ジパングカード
  • JALカードsuica
  • イオンsuicaカード 等

これが全てではありませんが、人気のカードとなりますので、suicaでポイントが貯めたい場合には合わせて利用してみてはいかかでしょうか。

Kitaca(キタカ)

続いては、JR北海道で利用されているKitacaになります。札幌を中心としたJRや、札幌市内での地下鉄・バス・市営電車で利用することができる電子マネーとなっています。基本スペックは以下の通りです。

発行会社 JR北海道
発行手数料 2,000円(税込)

※デポジットは500円で残り1,500円はKitaca残金として使えます。

ポイント なし
使える場所 札幌を中心とした北海道相互利用可能

Kitacaでは、交通機関での支払いはもちろん、買い物にも使える電子マネーになりますが、ポイントは一切貯まりませんので注意しておきましょう。また、チャージについても、オートチャージ機能はなく、事前にしっかりとチャージの手続きが必ず必要になりますので、合わせて注意が必要です。

Kitacaに関しては、ポイントなどのサービスがないため、円滑に改札を通ることができる電子マネーとしての利用のみということになりそうですね。

PASMO(パスモ)

続いては、suica同様に首都圏で発行されているPASMOになります。交通系電子マネーとしては、suicaの方が断然人気にはなりますが、利便性としてはsuicaと変わらず利用できる電子マネーになります。基本スペックは以下の通りです。

発行会社 株式会社パスモ
発行手数料 デポジット500円(税込)
ポイント なし
使える場所 首都圏を中心に使える相互利用可能

PASMOは、独自のポイントはありませんが、2018年から東京メトロ線に乗車すると「メトポ」が貯まる電子マネーになりました。1日に1回乗車すると3ポイントや、月に10回以上乗車すると10ボーナスポイントが貰えるといったサービスで、溜まったメトポはPASMOに10ポイントごとにチャージすることができます!ポイントを貯めるには、メトポの会員サービスに登録する必要があるので、事前にしっかりと行っておきましょう。

TOICA(トイカ)

続いては、JR東海が発行しているTOICAになります。東海エリアの交通系電子マネーは、TOICAとmanacaの2種類があります。では、基本スペックから見ていきましょう。

発行会社 JR東海
発行手数料 2,000円(税込)

※デポジットは500円で残り1,500円はTOICA残金として使えます。

ポイント なし
使える場所 名古屋・静岡東海エリア

TOICAは、電子マネーとして使えるものの、あまり機能性は高くない電子マネーになっています。ポイントサービスがない交通系電子マネーはいくつかありますが、チャージも現金のみでしかできず、基本的には切符の購入や支払いのみの機能になっています。そのため、東海エリアでは、このあと紹介するmanacaの方が人気の電子マネーになっています。

manaca(マナカ)

manaca

 

 

 

続いては、名古屋を中心として利用されるmanacaになります。名古屋で発行されているJRの電子マネーは、TOICAになりますが、manacaもJRでも利用できる他、名古屋の地下鉄やバス、鉄道で使える電子マネーになります。基本スペックは以下の通りです。

発行会社 名古屋市交通局等
発行手数料 デポジット500円(税込)
ポイント 月間2,000円以上利用すると10%~13%の還元(ボーナスポイントもあり)
使える場所 名古屋市営地下鉄、バス、鉄道など相互利用可能

manacaは、名古屋市の交通機関が合同で発行している電子マネーですが、ポイントサービスが充実している電子マネーでもあります。市営地下鉄やバスでの利用に限りますが、月間2,000円以上利用すれば、最低でも10%の還元が受けられる高還元の電子マネーとなっています。さらに昼間であれば、市バスは30%地下鉄は20%と他の電子マネーでは考えられないほどの還元率なので、利用される方はぜひマナカを持つことをお勧めします!溜まったポイントはマナカ専用券売機で受取りが必要にはなりますので、その点は注意しておきましょう。

その他、クレジットカードチャージやオートチャージも名古屋市がカード会社と提携したカードであればできますので、機能は申し分ない電子マネーになっています。

ICOCA(イコカ)

ICOCA

続いては、JR西日本が発行しているICOCAになります。ICOCAは関西での利用が多い電子マネーになっています。基本スペックは以下の通りです。

発行会社 JR西日本
発行手数料 2,000円(税込)

※デポジットは500円で残り1,500円はICOCA残金として使えます

ポイント 一部区間の利用や加盟店の利用でポイント付与あり
使える場所 近畿地方・岡山・広島相互利用可能

ICOCAは、オートチャージはできないものの、ポイントも一部区間や加盟店で利用すれば、ポイントも貯まる電子マネーになっています。また、VISAやMastercardのブランドのクレジットカードでチャージすれば、クレジットカードのポイントも貯まります。チャージについてはJR西日本駅構内の専用チャージ機でのみ可能になりますので、その点は注意が必要です。

PiTaPa(ピタパ)

PiTaPaは、関西エリアを中心に利用されている電子マネーになります。PiTaPaは交通系電子マネーには珍しい後払い方式の電子マネーとなっています。基本スペックは以下の通りです。

発行会社 スルッとKANSAI
発行手数料 なし
ポイント 買い物の利用で100円につき1ポイント該当の交通機関の利用で割引サービス
使える場所 近畿地方・岡山・広島・名古屋・静岡・金沢・富山など相互利用不可

PiTaPaは、お伝えしたように後払い方式の電子マネーのため、審査も必要になります。入金の手間が要らないなどのメリットもありますし、ポイントや割引サービスもあるので、メリットも多い電子マネーになっています。割引サービスについては下記HPを参照してください。

ただPiTaPaでは、相互利用ができない電子マネーとなっています。交通系電子マネーは、殆どが相互利用ができる中で、PiTaPaはできないので、その点は注意が必要かもしれません。

後払いに抵抗がない方は、PiTaPaを利用した方がサービスは多い電子マネーと言えるでしょう。

SUGOCA(スゴカ)

無記名式(大人用) 特別デザインカード 記名式(大人用) 小児用

続いては、JR九州が発行しているSUGOCAになります。福岡を中心に九州圏内で使える電子マネーになります。基本スペックは以下の通りです。

発行会社 JR九州
発行手数料 2,000円(税込)

※デポジットは500円で残り1,500円はSUGOCA残金として使えます

ポイント 基本還元率1%
使える場所 福岡を中心とした九州圏内中心相互利用可能

SUGOCAは、クレジットカードからのチャージはできませんが、SUGOCAの機能が搭載したクレジットカードであれば、オートチャージも可能になる電子マネーとなっています。

ポイントも、JR九州圏内で利用すると、乗車ごとに1%のポイントが貯まりますし、SUGOCA加盟店であれば買い物でもポイントが貯まりますJR九州をよく利用する方はSUGOCAがおすすめです。

nimoca(ニモカ)

続いても、福岡で発行されている電子マネーのnimocaになります。JR九州ではなく西日本鉄道を利用する方がユーザーとして多い電子マネーになっています。基本スペックは以下の通りです。

発行会社 (株)西日本鉄道
発行手数料 デポジット500円(税込)
ポイント 1%~3%※利用回数に応じて異なる
使える場所 福岡を中心とした九州圏内相互利用可能

nimocaは、クレジットカードからのチャージのほか、オートチャージにも対応できる電子マネーになっています。JR九州でも使えますが、西鉄バス・電車での利用でポイントが1%~3%利用回数に応じて貯まるので、利用が多い方はnimocaがおすすめです。

はやかけん

最後は福岡市営地下鉄が発行している、はやかけんになります。はやかけんは、福岡の地下鉄でお得に使える電子マネーになっています。基本スペックは以下の通りです。

発行会社 福岡市営地下鉄
発行手数料 デポジット500円(税込)
ポイント 基本還元率2%
使える場所 福岡市を中心として利用可能相互利用可能

はやかけんは、福岡市の地下鉄を中心として、利用されている電子マネーなっています。クレジットカードやオートチャージなどの機能はありませんが、福岡の地下鉄をはやかけんで乗車するとポイントが貯まります。

地下鉄を利用すると、利用金額の2%がポイントとして貯まるほか、月間の利用金額に応じてボーナスポイントがもらえるサービスとなっています。地下鉄を利用される方はお得な電子マネーとなっています。

以上が、交通系電子マネーについての話になります。

交通系電子マネーといっても、全国各地に異なる電子マネーがあり、特典もそれぞれ異なるため、普段使う交通機関にマッチした電子マネーを利用していくのが望ましいでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

その他各種電子マネー!

最後は紹介していない電子マネーをいくつか紹介していきます。まだまだ人気の電子マネーもありますので、ぜひ参考にしてください。

・QUICPay(クイックペイ)

後払い方式の代表的なもので「iD」を紹介しましたが、今急激に利用者増えているのが「QUICPay」になります。基本スペックについては以下の通りです。

発行会社 JCB
発行手数料 なし
ポイント クレジットカードに準じる
使える場所 セブン-イレブン、ローソン、イオン、ユニクロ、東京ディズニーランド等

QUICPayは、後払い方式の電子マネーになりますが、iDと同様に、先払い方式やプリペイドタイプのものもあります。利用者の大半は後払い方式になりますが、2018年だけで見ると、急激に利用者が増えているのが、QUICPayになります。

その要因としては、モバイル決済の普及になります。Apple Payの利用者が増えたことで、QUICPayの利用者も急激に増えて、スマホ1つであらゆるシチュエーションで支払いができるようになるため、これまで以上に便利になっています。iDよりもQUICPayの方が対応している機種やクレジットカードなども多いため、これからますます利用者が増えていくでしょう。

また、QUICPayは、クレジットカードに応じてポイントも貯めることができるので、

  • リクルートカード
  • オリコザポイントカード
  • 楽天カード

のような高還元のポイントカードと紐付けさせることで、よりお得に利用することができるので、これから電子マネーを使っていく方には、おすすめの電子マネーになっています。

au WALLET

2つ目に紹介する電子マネーは「au WALLET」になります。au WALLETでは、国際ブランドである「Mastercard」の付帯した電子マネーになっています。基本スペックは以下の通りです。

発行会社 au
発行手数料 なし
ポイント 基本還元率0.5%
使える場所 Mastercardの使えるお店

au  WALLETは、プリペイドカードタイプの電子マネーで現金やクレジットカード口座との紐付けによりチャージすることができます

お伝えしたようにMastercardのブランドが付帯しているので、使えるお店はMastercardの加盟店であれば使えるため、利用店舗はとても多いです。しかも、au  WALLETで支払えば、ポイントが0.5%還元で貯まり、優待店であれば1.5%の高還元で貯まります。

また、2019年4月からは「au PAY」のサービス開始も決まっており、au WALLETとの紐付けもできるため、ますます利用も増える電子マネーになるかもしれません。今後の動向に注目の電子マネーとなりそうです。

その店限定の電子マネー

最後は電子マネーでも、その店限定で使える電子マネーの紹介もしておきます。これまで紹介してきた電子マネーは、発行元のお店だけでなく、その他でも使える電子マネーでしたが、スターバックスやすき家など、その店限定の電子マネーもあります。

ですので、そのお店を頻繁に利用する方は、支払いが簡単にできるので、持っていても便利なカードになっています。

スターバックス

すき家

CooCa新ステッカー

ドトール

ドトールコーヒーショップポイントカード

など、ポイントサービスもありますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

以上が、その他の電子マネーについての話になります。

QUICPayやau WALLETなどこれから利用者が増えていくような電子マネーもありますので、特徴の違う電子マネーが多数ありますが、これから利用されている方は、自分にマッチした電子マネーを見つけるために、参考になれば幸いです。

まとめ

電子マネーの種類について、説明してきましたが、初めに電子マネーの基礎知識として前払い方式と後払い方式の違いについてお伝えしてきました。

あらかじめ現金チャージにより電子マネーを利用する前払い方式と、クレジットカードや口座に紐付けされた後払い方式の電子マネーがありますので、支払い方法が気になる方は事前にしっかり確認しておきましょう。

それから人気の4大電子マネーとして、

  • 楽天Edy
  • waon
  • nanaco
  • iD

があり、それぞれの特徴を簡単にまとめると、

  • 楽天Edy:ポイントが高還元
  • waon:イオングループでの特典が豊富
  • nanaco:税金の支払いにもポイントが貯められる
  • iD:加盟店数がもっとも多く利用しやすさはNo.1

というようになります。

続いて紹介した、交通系電子マネーですが、以下の10種の電子マネーを紹介しました。

  • suica
  • Kitaca
  • PASMO
  • TOICA
  • manaca
  • ICOCA
  • PiTaPa
  • SUGOCA
  • nimoca
  • はやかけん

交通系電子マネーについては、住んでいるエリアの電子マネーを利用していくわけですが、首都圏や名古屋、関西、福岡では同エリアからいくつかの交通系電子マネーが発行されているため、もっとも利用する交通機関で優遇される特典の多い電子マネーを選んでいくのが望ましいでしょう。

その他、QUICPayやau WALLETなどこれからますます利用者が増えていくこと予想される電子マネーなど、数多くの電子マネーを紹介してきました。

総じて言えることは、これだけの電子マネーがある中で、自分にマッチした電子マネーを見つけることは、種類が多いだけになかなか面倒に感じられる方もいるかもしれませんが、しっかり特典を把握するだけでも、変わってくると思います。

特に、交通系電子マネーでは、ポイントサービスは、登録しなければ受けられない電子マネーや、実はポイントは貯まっていたけど、受け取り手続きが必要なことを知らなかった、というケースもあるので、やはり持っている電子マネーについては、把握しておく必要があるかもしれません。

もちろん、交通系電子マネーと買い物を分けて使われる方もいると思いますので、買い物で使われる電子マネーについても、普段自分が使う店から、より恩恵を受けられる電子マネーを選んでいくと、ポイントなどのサービスをより受けられるでしょう。

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