目次
「自分もいい歳になってきたし、そろそろゴールドカードを持ちたい」
「年相応で役職もあるのに、ゴールドカードじゃないなんて恥ずかしい」
なんて30・40代にもなってくるとこんな風に思う方は少なくないと思います。
では、いざゴールドカードを作ろうと思っていても、実際に自分の年収で作れるのだろうか、審査が通らなかったらどうしよう、といった不安を感じる方もいるかもしれません。
そこで今回はゴールドカードをこれから作る方向けに、ゴールドカードが作れる年収はどれくらいなのか?というところにスポットを当てて、記事をまとめましたので、クレジットカードと年収の関連性について知ってもらえればと思います。
ゴールドカードを持つメリットとは?
クレジットカードは年会費もかからないようなカードもある中で、あえて年会費が高額なゴールドカードを持つ必要はあるのでしょうか?
個人差はあるとは思いますが、個人的には必要だと思っています。
ですので、まずはゴールドカードを持つメリットについて、簡単に説明していきましょう。ゴールドカードを持つメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
- ステータス性がある
- 使える枠が増える
- ラウンジサービスなどの特典が受けられる
- 保険の付帯が充実しているゴールドカードもある
ではそれぞれ見ていきましょう。
ステータス性がある
メリットとは違うかもしれませんが、やはりゴールドカードを持つことは1種のステータスだと思います。見た目のかっこよさはもちろん、ステータス性を感じるのはゴールドカードになるので、同じクレジットカードの価値としてみれば、やはりメリットになるのではないでしょうか。
特に働いている方にとっては、部下や後輩での食事席でノーマルのクレジットカードで支払っていると、実はがっかりされているケースも、もしかするとあるかもしれませんよ?
そういった点ではゴールドカードは、年相応に必要なのではないでしょうか。
使える枠が増える
ゴールドカードになると、買い物で使えるショッピング枠が100万円以上となるカードが多いため、高額な商品であっても買い物ができるようになります。
通常のクレジットカードであっても、枠が100万円出すカードもありますが、上限が決まっていて、ほとんどのカードはゴールドカード以上でなければ100万円以上の枠は出ないケースも多いです。年齢を重ねれば、支出も増えるのでその分利用金額も必然的に増える傾向にあるため、その点でも利用できる金額に余裕があることはメリットになるでしょう。
ラウンジサービスなどの特典が受けられる
ゴールドカードになれば、国内・海外でのラウンジサービスが特典として付いているカードも多くあります。例えば、楽天ゴールドカードであっても年会費2,200円(税込)の安価な年会費のゴールドカードであっても、回数制限はできましたが、年に2回は無料で国内での主要空港ラウンジが利用できます。
もちろん、ゴールドカードには1万円以上の年会費がかかるカードもあり、それらにも国内でのラウンジサービスや、海外のラウンジサービスが付いており、たまにしか利用しない場合でもクレジットカードに特典として付いていれば、旅行の際に使えるのでとても便利です。
保険の付帯が充実しているゴールドカードもある
通常のクレジットカードでも、近年は旅行傷害保険やショッピング保険が付帯しているカードも多いですが、なかなか補償額が少なくていざという時に頼りない内容になる恐れがあります。
ゴールドカードであれば、海外旅行時のケガや病気における補償額が500万まで出るような保険や、航空機遅延においての保険があり、万が一の備えとして充実した内容になっています。
国内旅行で使える国内旅行傷害保険も、入院や通院などの保険も補償してくれる保険となっているものも多数あるので、ゴールドカードならではの特典になっています。
以上が、ゴールドカードを持つメリットになります。
ゴールドカードを持つメリットとしては、
- ステータス性がある
- 使える枠が増える
- ラウンジサービスなどの特典が受けられる
- 保険の付帯が充実しているゴールドカードもある
というようなメリットがあるので、個人的な意見として、歳を重ねていけばいつかは必ず必要なカードではないかと思います。ですので、ゴールドカードを持つために、どれくらいの年収が必要かについて、本題に入っていきましょう。
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ゴールドカードの持てる年収はどれくらい?
ではゴールドカードの持てる年収はどれくらいなのでしょうか?ゴールドカードを申し込む上で当然審査がありますが、その審査内容として年収も見られていきます。
審査基準自体はカード会社によって異なるので、目安となる年収もカード会社によって異なります。カード会社ごとの年収の目安を知る前に、世代別の平均年収について知っておきましょう。世代別の平均年収は以下のようになります。(doda調べ)
- 20代の平均年収:346万円
- 30代の平均年収:452万円
- 40代の平均年収:528万円
- 50代の平均年収:645万円
なぜ世代別の平均年収をお伝えしたかというと、基本的にはこれがベースとなって年収の目安をとなっていることが多いからです。
ではカード会社ごとにゴールドカードが持てる年収の目安について見ていきましょう。
カード会社ごとに見たゴールドカードが持てる年収の目安
カード会社ごとの年収の目安としては、公式に公表されていないカード会社もあるため、実際にゴールドカードの発行状況から見た目安の数字になりますので、あくまで目安として見ていきましょう。
ダイナースクラブ | 年収500万円 |
JCB | 年収350万円以上 |
三井住友 | 若者向け:年収200万円以上
一般:年収300万円以上 |
アメリカン・エキスプレス | 年収350万円以上 |
楽天カード | 年収200万円以上 |
イオンカード | 年収条件はなく、カードの利用条件あり |
エポスカード | 年収400万円※ただし、カード利用条件で保有も可 |
上記の表のように、カード会社によって異なるのが分かると思います。近年では若者が持てるゴールドカードも増えてきており、以前に比べると年収の目安は低くなっている傾向にあります。
若者向けのゴールドカードでは、年収が200万円以上あれば、基準を満たすようなカードもありますが、基本的にはゴールドカードであっても20歳上から申し込めるようになっていても、年収の目安は300万円以上となっているカード会社が多いです。これは、20代であっても平均年収が300万円以上あるのも、関連しているかと思われます。
敷居の高いダイナースやアメックスでは、似たようなハイブランドのカードでも年収の目安はアメックスの方が低いので、比較的アメックスの方が持ちやすいカードと言えそうですね。
なお、イオンカードはいきなりのゴールドカード申し込みができないため、年収の目安はなくあくまでカードを利用した上限が満たしているかとなっています。エポスカードもゴールドカードの申し込みはできますが、カードの利用であっても条件を満たせば持つことができるので、年収を満たしていなくても持つことができます。
以上が、ゴールドカードが持てる年収の目安についての話になります。
目安としては、カード会社によって異なっていますが、近年では低めの目安になっている傾向にあります。
ゴールドカードが持てる年収の目安としては、全体を通してみても年収300万円以上あれば、近年では条件を満たしているゴールドカードが多いので覚えておきましよう。ただし、言うまでもなくこれらの数字を満たしていれば必ずまで発行できると言うわけではありません。
年収条件を満たした上で、何が必要になるかについても理解しておきましょう。
できるだけゴールドカードの審査が通りやすい方法は?
では、ゴールドカードを通るために必要なことは一体どんなことがあるのでしょうか?
ゴールドカードの審査に通る上で必要な条件は、
- 年収
- 勤続年数
- クレジットカードヒストリー
という項目が重要視されて審査の結果に繋がってきます。しっかりと条件が整っている状況かを理解してから申し込んでいかなければ、審査に通らない可能性があるので、理解していきましょう。
年収や勤続年数の条件は必ず満たすこと
年収については前述した目安を満たすことが必要になってきますが、勤続年数についても重要視されてきます。
勤続年数については、長ければ長いほど良いですが、基準としては3年以上はあるのが望ましいでしょう。特に30代以上の方であっても社会人歴は長くてもあくまで現職が何をしているのか、しっかりとした働き先で年収があるのか、というところが見られていくため、勤続年数が1年未満などでは、信用には繋がりません。
ある程度勤続年数があってから、良いと判断されるため、転職後すぐの申し込みは避けるのが無難です。適正なタイミングを計って申し込むようにしていきましょう。
クレジットカードヒストリーは事前にしっかり築いていることが大事
クレジットカードヒストリーとは、過去のクレジットカードやローン、携帯電話料金などの支払い履歴のこと言います。
このクレジットカードヒストリーは、クレジットカードの審査において最も重要な項目になっていて、この条件が満たしていなければ間違いなく審査には通らない項目とも言えます!
クレジットカードヒストリーがない段階で、いきなりゴールドカードを申し込んでも、若い方向けのゴールドカードについては別ですが、一般的なゴールドカードについては、まず審査に通らないです。しかも、クレジットカードヒストリーは過去の支払い履歴となるので、築こうにも時間がかかります。
そのため、しっかりと若いうちからクレジットカードを持ち、正常な支払いを継続していくことで、良いクレジットカードヒストリーを築くことができるので、前準備が必要になります。これからゴールドカードの申し込みを検討している場合には、直近6カ月程は、支払いに遅れがないかを確認し、万が一ある場合には、6カ月は正常支払いをしてから申し込みを行うようにしていきましょう。
以上が、できるだけゴールドカードの審査に通りやすい方法についての話になります。
基本的な話にはなりますが、ゴールドカードにおいては、カード会社によって明確な基準があるため審査も通常のカードに比べると、厳しくなります。
しっかりと基準は満たした上で、申し込みをしなければ、審査に通らないことはあり得ますので、
- 年収
- 勤続年数
- クレジットカードヒストリー
これら3項目は基準を満たしていくようにして、申し込みを行っていきましょう。
年収の増減は、申告の必要がある?
クレジットカードにおいては、年収はショッピングの限度額に大きく関わってきます。
割賦販売法によって、定められている支払い可能見込額調査により、クレジットカードの限度額が決まっていくのですが、その際には年収が必要になります。年収が高くなる分には悪影響はしませんが、年収が下がった時には本来出せる限度額以上の枠が発行されている可能性もあるので、基本的には年収の増減があった場合にはカード会社への申告は必要になります!
特に、ゴールドカードを申し込む上で、利用しているクレジットカードのゴールドカードを申し込む方も少なくありません。同じカード会社のゴールドカードの切り替えであれば、その際に大幅な年収の変更であったり、勤続先が変わっていたりすれば、状況によっては疑われることもあるかもしれません。
しっかりと、年収の増減があった場合には、定期的に申告していきカード会社への信用を高めていくことで、ゴールドカード申込に繋げていきましょう。
さらに上のプラチナ・ブラックカードを持つには?
ゴールドカードについての話をしてきましたが、ここからは番外編で、ゴールドカードよりさらに上のプラチナ・ブラックカードの年収の目安についてもお話ししていきます。ゴールドカードを持つことで、さらなる上のプラチナ・ブラックカードを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
プラチナカードが持てる年収の目安とは?
プラチナカードはゴールドカードよりもランクが1つ上のクレジットカードになっています。カード会社によっては、ブラックカードを取り扱っておらず、プラチナが最上位のカードとなっているカード会社もあるので、それだけ価値の高いクレジットカードとなっています。
ではそれだけ価値の高いプラチナカードの必要な年収目安はいくらになるのでしょうか?
意外と高くない?!プラチナカードの必要な年収
プラチナカードの必要な年収について、以下の代表的なプラチナカードをまとめました。
エポスプラチナカード:年収400万円以上
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス:年収350万円以上
Orico Card THE PLATINUM:年収450万円以上
JCBプラチナ:年収450万円以上
ジャックスカードプラチナ:年収500万円以上
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:年収450万円以上
セディナプラチナカード:年収450万円以上
Mastercard Titanium Card:年収400万円以上
三井住友プラチナカード:年収600万円以上
楽天ブラックカード:年収500万円以上
見てもらうと分かる通り、必要な年収の目安としては、低いもので350万円、高いもので600万円と多くは400万円前後となっていて、そこまで高くなく、プラチナカードだと年収も高額でなければ難しいというわけでもありません。
ただ、プラチナカードとなると、年会費が数万円から高いもので10万円以上の年会費がかかるので、年会費だけでその金額を支払っていき、使いこなせるかというところが、1番の問題となるのかもしれませんね。
ブラックカードが持てる年収の目安とは?
プラチナカードの必要年収が分かったところで、ブラックカードについても見ていきますが、ブラックカードはプラチナカードよりもさらに上のランクに位置づけされたクレジットカードになります。
そして、プラチナカードよりも目安となる年収は高くなるので、早速中身について説明していきます。
ブラックカードの年収目安は最低でも1,000万円以上は必要
ブラックカードは、国内で発行されている種類としては5つのみになっており、はっきりとした年収については分かってはいません。現在発行されているブラックカードは以下のようになっています。
アメックス・センチュリオン・カード
JCB THE CLASS
Visa Infiniteカード(スルガ銀行)
ダイナースクラブプレミアムカード
ラグジュアリーカード(BLACK)
公式のHPについても有無が分かれますが、年収についてはどれだけ低くても1,000万円は必要とされています。基準としては1,000万円~2,000万円とされており、審査についても基本的にはインビテーションが届かなければ審査にすらなりません。
さらに言えば年会費も、何十万円かかるカードしかありませんので、なかなかお目にかかれるカードではありません!世界最高峰と言われるアメックスのセンチュリオンカードについては、年会費と入会金合わせて918,000円かかるので、なかなか縁遠い話に感じてしまいます。
ですが、これからブラックカードを持ちたいという野心のある方はぜひ参考にしてみてください。
以上が、プラチナ・ブラックカードの年収の目安についての話になります。ブラックカードまでいくと、縁遠い話かもしれませんが、プラチナカードは年収だけで言えば条件を満たしているかもいると思いますので、ゴールドカード→プラチナカードと目指してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ゴールドカードを申し込む上で、必要な年収について中心に話をしてきました。まず、ゴールドカードのメリットをまとめると、
- ステータス性がある
- 使える枠が増える
- ラウンジサービスなどの特典が受けられる
- 保険の付帯が充実しているゴールドカードもある
というようなメリットが挙げられます。
そして本題のゴールドカードに必要な年収は、
以下のようになります。
ダイナースクラブ | 年収500万円 |
JCB | 年収350万円以上 |
三井住友 | 若者向け:年収200万円以上
一般:年収300万円以上 |
アメリカン・エキスプレス | 年収350万円以上 |
楽天カード | 年収200万円以上 |
イオンカード | 年収条件はなく、カードの利用条件あり |
エポスカード | 年収400万円※ただし、カード利用条件で保有も可 |
カード会社によって基準は違いますが、近年の傾向では300万円以上あれば、年収の条件はクリアできる傾向になっています。
ただし、よりゴールドカードの審査に通りやすくするためには、
- 年収
- 勤続年数
- クレジットカードヒストリー
上記の3項目の基準をしっかり満たしている必要があります。
年収については、上記の表の基準を満たし、勤続年数については、転職後の申し込みは控えるような形で、最低でも3年は勤めた上で申し込むのが理想的です。
クレジットカードヒストリーについては、正常な支払いが必須の条件になりますが、万が一直近6カ月以内に支払いの遅れがある場合には、しっかりと最低でも正常な支払いをした後に申し込むようにしていきましょう。
総じて言えることは、ゴールドカードについては、若者向けのゴールドカードも増えてきており、比較的持ちやすいカードとして、敷居は低くなっている傾向にあります。
そのため、必要となる年収も高くはなく、しっかりと勤め先やクレジットカードヒストリーなどの基準を満たしておけば、手に入るクレジットカードになります。
30・40代の方は特に、ステータスとしてゴールドカードの保有をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。