指値注文で手数料が受け取れる!?仮想通貨取引所HitBTCの特徴・口座開設方法

今回紹介する取引所は、海外取引所のなかでも抜群の人気度を誇るHitBTCです。HitBTCの特徴はサービス品質の高さで、手数料の安さや銘柄数の多さなど、他の取引所を圧倒する内容が魅力となっています。

ただし、HitBTCには情報開示に不明瞭な部分も多いため、今回はメリットの他に注意点やデメリットの部分も詳細にお伝えしています。数ある取引所の中でも抜群の利便性はありますが、利用するリスクについても十分に理解した上で投資を行ってください。

仮想通貨取引所HitBTCとは?

HitBTCは2013年に設立した取引所で、イギリスで登記が行われたものの所在地については現在も不明となっています。詳細部分について調べてもあまりヒットしないという事情はありますが、海外取引所の中では非常に人気の高い取引所です。

2019年1月28日の出来高(24時間辺り)は347億円で第16位となっています。日本で最大規模を誇るbitFlyer(ビットフライヤー)が66位なので、その取引規模の大きさが分かります。

HitBTCは日本ではあまり注目されることはありませんが、独自の優位性を持つ部分も多いため、知っておくと得する情報もたくさんあります。以下ではHitBTCの特徴について開設していますが、他の取引所と比べても利便性が高かったり、有利な投資環境が整っていると言えるでしょう。

取扱仮想通貨は250種類、取引ペアは600種類以上

HitBTCの最大の特徴は取り扱う仮想通貨の種類が非常に豊富ということです。通貨の種類は250を超え、取引ペア(BTC/USDなど)は600種類を超えるなど、取り扱い通貨の数は世界でもトップクラスです。日本の取引所ではcoincheck(コインチェック)が最多で約13種類なので、いかにHitBTCの銘柄数が多いかが分かるでしょう。

HitBTCではICO直後に上場する銘柄も多く、新興コインやマイナー通貨、草コインなど、ありとあらゆる仮想通貨を購入することができます。もちろん、あまり知られていない通貨ほどリスクも高くなるので、HitBTCで投資する場合は十分に注意して行いましょう。

以下はHitBTCで扱っている銘柄を一部だけ抜粋しています。マイナー通貨はもちろんですが、メジャー通貨も豊富なので、1つの口座だけで取引が完結するメリットは見逃せません。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • ライトコイン(LTC)
  • ダッシュ(DASH)
  • ジーキャッシュ(ZEC)
  • ネオ(NEO)
  • ステラ(XLM)
  • ビットコインシルバー(BCHSV)
  • ビットコインゴールド(BCG)
  • オントロジー(ONT)
  • モネロ(XMR)
  • オーガー(REP)
  • ドージコイン(DOGE)
  • クアンタム(QTUM)
  • イオス(EOS)
  • エイダコイン(ADA)
  • リスク(LSK)
  • アイコン(ICX) など

HitBTCの基軸通貨はビットコインですが、テザー(USDT)を利用した取引も活況です。テザーはアメリカドルの価値と連動しています。たとえば、現在のアメリカドルは1USD=110円ほどですが、テザーの価格もそれと同期して1USDT=約110円になるように調整されています。

テザーのように特定の通貨と価値が連動する場合、ビットコインのような過度な価格変動が起こりにくいので、通貨を保有しておくリスクが抑えらえるメリットがあります。この強みを生かして、テザー建てでビットコインを購入したり、イーサリアムを購入する取引が目立ち始めています。

手数料は最安値クラス、リベートプログラムも有り

HitBTCの取引手数料は0.1%に設定されています。この手数料はビットコインでも、ビットコイン以外のアルトコイン取引でも同様です。そのため、国内取引所と比べても大体2分の1から3分の1程度のコストで済むことになります。

また、他の海外取引所と比べても、Bittrex(ビットレックス)やPoloniex(ポロニエックス)など大手でも0.25%の手数料が発生するため、HitBTCは世界最安値クラスの手数料制度を提供していることになるでしょう。

さらにHitBTCではリベートプログラムを導入していますが、この点は後ほどメリットの項目で開設していきます。

HitBTCのメリット

HitBTCのメリットについて解説していきましょう。HitBTCは世界最安値クラスの手数料、豊富な銘柄数という特徴がありましたが、他にもHitBTCならではの利点が存在します。

リベートプログラムで手数料分がお得に

リベートプログラムとは指値注文で取引を行うことで、通常は支払うべき手数料を、反対に受け取ることができるシステムです。HitBTCでは、このリベートプログラムに対応しているため、指値注文時には0.01%分の手数料が還元されます(成行注文では通常の0.1%手数料が発生)。

そのため、HitBTCを利用する際は積極的に指値注文を狙っていく方がコストの面でお得になります。

リベートプログラムは国内取引所でも唯一Zaif(ザイフ)が実施していましたが、過去にこの制度を廃止し、現在は通常通りの手数料を支払って取引を行わなければなりません。そのため、HitBTCは世界でも数少ない「マイナス手数料制度」を導入している取引所です。この強みを最大限に活かして取引を行いたいものです。

ハードフォークに対応することが多い

ハードフォークとは仮想通貨のブロックチェーンを分裂させることで、全く新しい別物の仮想通貨を生み出すことです。基本的にもともとの仮想通貨にシステム上の脆弱性があり、その問題を解決するためにハードフォークが行われます。

過去には2017年8月にビットコインがハードフォークを行い、ブロックチェーンから分裂して、新しく「ビットコインキャッシュ」が誕生しました。ビットコインは送金データを保管しておくスペースが狭いがために送金遅延を起こしやすいトラブルがあったため、ビットコインキャッシュによって問題を解消しようとしました。

このハードフォーク時には、分裂前の通貨を保有していたユーザーに無償で新しい仮想通貨が配布されます。たとえば、ビットコインキャッシュが生まれた当時、既にビットコインを保有していた人には、それと同額のビットコインキャッシュが配布されました。

一般的にこの配布は取引所を中継して行われますが、取引所によって対応しているところと、対応していないところに分かれます。HitBTCはハードフォークに対応することが多く、過去にはビットコインゴールドが誕生したときに無料配布が行われました。

このようにハードフォーク後の新通貨配布は単純に自身の資産価値が高まるので、ぜひとも受け取っておきたいものです。しかし、配布時に新しく口座を開設していては間に合いませんので、HitBTCなど配布実績のある取引所に登録しておくのも1つの方策です。

HitBTCで取引量の多い仮想通貨は?

仮想通貨市場では近年テザーを利用した取引が活発化しています。テザーはUSDTという表記の通り、アメリカドル(USD)の価値に連動するように開発された仮想通貨です。テザーはビットコインやイーサリアムに比べると、激しい価格変動のリスクが無いため、より有利に目的の仮想通貨と交換するために利用されます。

HitBTCの場合も同じで、主流の取引はテザー建てが占めるようになりました。テザーは海外取引所で購入できますが、できるだけ価格変動リスクを下げて取引したいという方は、テザー建ての取引にシフトするのも良いでしょう。

ちなみにHitBTCで人気の高い通貨ペアは以下のようになっています。テザー建ての取引が増えるということは、当然ビットコインやイーサリアム、アメリカドル建ての取引は減少していきます。取引量が少なくなってしまうと流動性リスクが高まってしまうため、各取引所の主要な通貨ペアは覚えておくとお得です。

通貨名通貨ペア出来高(24時間辺り)
ビットコインBTC/USDT74.9億円
イオスEOS/USDT33.1億円
イーサリアムETH/USDT31.2億円
イーサリアムETH/BTC29.4億円
トロンTRX/USDT22.3億円
リップルXRP/BTC15.2億円
ライトコインLTC/BTC11.9億円
ライトコインLTC/USDT11.4億円
リップルXRP/USDT10.3億円

HitBTCではイオス(EOS)やトロン(TRON)など、時価総額が高く、なおかつ日本では扱っていない人気銘柄の取引が活発です。ちなみにイオスの時価総額ランクは5位、トロンは8位(2019年1月28日時点)なので、こうした人気銘柄が日本で扱っていないのは惜しいところです。

HitBTCでイオスやトロンの取引を行う場合はテザーを用意しておきましょう。その方が取引が盛況で流動性リスクを抑えることができるからです。

HitBTCの口座開設方法

HitBTCは本人確認書類の提出なしで取引が始められる取引所です。海外取引所では多いケースですが、基本的に「法定通貨を利用して取引したい」という方は本人確認書類をアップロードしましょう。ただ、現在のHitBTCはほとんどの取引がテザー、もしくはビットコイン建てとなっているため、基本的には申請不要でスタートできます。

本人確認書類を提出したい場合は以下の3つのステップを踏みましょう。不要という方は、2番目を無視して、メールアドレスとパスワードの登録、二段階認証の設定だけを行ってください。

  1. メールアドレスとパスワードの登録
  2. 本人確認書類のアップロード
  3. 二段階認証の設定

HitBTCで認められている本人確認書類は以下の通りです。

まずは「ID」と呼ばれる書類ですが、以下から1点だけをピックアップして写真撮影を行います。

  • 政府発行のIDカード
  • パスポート
  • 運転免許証

次に、「現住所の証明書(公共料金明細書、銀行取引明細書など)」と、「銀行口座の証明書」が必要です。後ほどメールで添付してHitBTC側へ送るため、全て写真撮影してデータ化しておきます。

ここからはHitBTCの口座開設方法について、画像付きで詳しく解説を行っていきましょう。

1.メールアドレスとパスワードの登録

HitBTCの口座開設は公式サイトから行います。まずは公式サイトにアクセスし、トップページより「登録」をクリックしてください。

すると上のような登録画面が表示されますので、メールアドレスとパスワードを入力し、下にある「登録」をクリックしてください。

登録したアドレス宛にメールが届きますので、中に記載されているURLをクリックします。すると初回ログインページにアクセスするので、先ほど登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインを行いましょう。

この時点でHitBTCの会員となったため、いつでも取引が始められるようになりました。本人確認書類の提出を行う場合は次の項目へ、必要ない方は4番目の二段階認証の設定へ進んで下さい。

2.本人確認書類のアップロード

本人確認書類のアップロードはログイン画面より行います。ログイン後、画面右上にある設定ボタンをクリックしてください。

これでHitBTCの設定画面が表示されます。今度は「アカウント認証」というタブをクリックします。

すると認証アカウントのアップグレードという画面へ移動します。

画面上部に記載されている英文は、要約すると「本人核書類を提出することは義務ではありませんが、今後提出が義務化される可能性があります。必要な場合は先に行っておきましょう」という意味です。

画面の中央部分には「Terms and conditions」と表示されています。こちらをクリックすると画面が下側に広がって以下のように表示されます。

ここで「compliance@hitbtc.com」というメールアドレスが表示されました。HitBTCでは直接書類画像をアップロードするわけではなく、メールにて必要書類を送付します。

そのため、以下のような情報とともに撮影した本人確認書類の画像を添付してメールを送ってください。

  1. 個人情報:氏名、生年月日、国籍を英語で表記
  2. 現住所:国、都道府県、市町村、丁番地、郵便番号を英語で表記
  3. 銀行情報:銀行名、SWIFTコード、口座番号を表記
  4. 本人確認書類:200dpi以上の画質で両面からスキャンしたもの、JPG・GIF・PNG・PDF形式のいづれか、10MB以下のサイズで添付

最後の本人確認書類は3種類が必要で、先ほども紹介した3点を画像データで添付します(IDファイル、現住所の証明書、銀行口座の証明書)。

これで本人確認書類の提出は完了です。HitBTC側から返信があるまで待ちましょう。

3.二段階認証の設定

HitBTCの二段階認証の設定もログイン後の画面から行っていきます。

まずはトップページ右上にある設定ボタンをクリックし、上のような画面を表示させます。その中にある「セキュリティ」というタブをクリックしてください。

「セキュリティ」画面では下側にスクロールすることで二段階認証設定画面が表示されます。

ここではGoogle Authenticatorという認証アプリを利用しますので、画面左側にあるストアからダウンロードしてください。

その後、アプリを起動し画面上のQRコードを読み取ります。するとアプリ内に6ケタの認証コードが表示されます。そのコードをHitBTC側の画面で、右下の空欄へ入力してください。最後に「確認」をクリックすると二段階認証の設定は完了です。

次回からはメールアドレスとパスワードの他に、Google Authenticatorを利用した認証コードの発行によってログインが行われます。この方法を取れば、通常のログインに比べてセキュリティ耐性が高まるため、不正ログインを防ぐことができます。

二段階認証は大切な資産を守るための重要な機能なので、必ず口座開設時に設定しておくようにしましょう。

HitBTCの注意点・デメリット

HitBTCは手数料の安さ、銘柄数の多さ、リベートプログラムなど優れた特徴が多く、海外取引所を利用する際には是非とも登録しておきたい取引所ですが、情報取得のリスクが大きいという難点があります。

HitBTCは他の取引所ほど多くの情報を提供しておらず、海外からも必要な情報にアクセスするのは困難な状況です。特にセキュリティの部分に関しては謎が多く、情報は公表されていません。

取引所のセキュリティ体制は、手数料や銘柄数、その他便利な機能などを差し置いて、もっとも重要な情報です。過去にはマウントゴックスやBitfinex、coincheck、Zaifといった大手取引所でハッキング事件が起こっており、多額の顧客資産が盗まれてしまいました。

安心して取引を行うためにも取引所が提供しているセキュリティ体制の情報は不可欠で、HitBTCは信頼性に欠けると言わざるをえません。ただ、取引所のサービス自体には魅力的な部分も多いため、今後のHitBTCの動向に期待したいものです。

HitBTCまとめ

今回は海外取引所HitBTCについて解説してきました。HitBTCの特徴やメリット・デメリット、口座開設方法などをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

HitBTCは他の取引所と比べてもサービスの質が高く、手数料の安さ、圧倒的な銘柄数、リベートプログラムなど投資家の利便性を考えた機能で溢れています。ただし、セキュリティ面や基本的な情報に関する開示性に乏しい点が残念で、HitBTCでしか扱っていない銘柄を買いたいというときなど、よっぽどのケースでのみ利用するのが最適かと思われます。

一方、出来高ランクでは常に上位をキープしていることも事実で、今後の動向次第では世界最大級の取引所へと変貌しても不思議ではありません。将来性が期待できる取引所なので、長い目で見守っていきたいものです。

ゆきひろ
ゆきひろ
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クラウドワークス・自社メディアサイトを中心にフリーのWEBライターとして活動しています。ネット記事やブログなど、約1年6か月で3,000記事を超える実績があります。執筆ジャンルは仮想通貨をメインに、投資・資産運用、副業、貯金・貯蓄、タイム/マネーなど金融系が得意です。

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