仮想通貨を貸し出して利息がもらえる!?海外取引所Poloniex(ポロニエックス)の特徴・口座開設方法

今回紹介するのは、海外取引所の中でも特に人気の高いPoloniex(ポロニエックス)です。一時はBittrex(ビットレックス)、Bitfinex(ビットフィネックス)と並んで最大手に数えられ、世界3大取引所にも選ばれるほどの勢いがありました。

最近では中国や香港系の取引所に押されぎみな部分がありますが、レンディングという面白いサービスを活かして人気を集めています。レンディングは口座に放置だけでも年利5~8%程度の利息が期待できるとあり、最近ではマイニングに代わる資産運用方法として注目されつつあります。

当記事では、そんなPoloniexの特徴や魅力について徹底的に紹介し、メリット・デメリット、口座開設方法などより詳しい部分もお伝えしていきます。

仮想通貨取引所Poloniex(ポロニエックス)とは?

Poloniexは2014年1月にアメリカで設立した仮想通貨取引所です。取引所の中では古参にあたり、取引規模の大きさから世界最大級の取引所とされています。

2019年1月28日の出来高(24時間辺り)は7.7億円で世界80位です。最近はPoloniexよりも、中国や香港、シンガポールなどアジア系の取引所に押されぎみですが、2018年2月にアメリカのフィンテックプラットフォーム運営企業である「Circle」によって経営権が移動しました。その結果、今後はPoloniexの運営体制の強化、リソース供給力の上昇などが期待されています。

Poloniexは海外取引所に分類されるため、日本人投資家にはあまり馴染みはありませんが、取引所の中でも規模が大きく、多くの投資家から信頼されている強みがあります。ここではPoloniexの基本的な特徴を解説していますので、海外取引所選びの際にご活用ください。

扱っている銘柄の種類は70を超える

Poloniexは扱っている銘柄数の多さに強みを持ちます。その種類はなんと70を超え、日本で最大の銘柄数を扱うcoincheck(コインチェック)の約6倍を誇ります。当然ですが、日本では購入できない珍しい銘柄も多く、投資リスクを抑えられる分散投資や、一般公開したばかりのICO銘柄への投資など、国内取引所よりも投資の選択肢が豊富に揃っています。

以下ではPoloniexで扱っている銘柄の一部を紹介しています。日本でも購入できるメジャー通貨はもちろんですが、滅多にお目にかかれないマイナー通貨も見逃せません。

  • ビットコイン(BTC)
  • リップル(XRP)
  • ライトコイン(LTC)
  • ファクトム(FCT)
  • モネロ(XMR)
  • ネム(XEM)
  • シアコイン(SC)
  • ゴーレム(GNT)
  • ジーキャッシュ(ZEC)
  • スチーム(STEEM)
  • ストラティス(STRAT)
  • ダッシュ(DASH) など

Poloniexの上場はICO銘柄を中心に選ばれます。ICOセールが完了し、無事に一般公開したトークンが真っ先にPoloniexに上場することも珍しくありません。そのため、ICOセールにて購入したトークンを、Poloniexにて即座に売却し利益を得る投資家もいるほどです。

また、Poloniexを利用する際は複数の仮想通貨を用意しておくと便利です。その理由は、Poloniexでは日本円やアメリカドルには対応しておらず、目的の通貨を購入するために基軸通貨となるコインが必要だからです。Poloniexで基軸通貨として設定されている仮想通貨は以下の通りとなります。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • モネロ(XMR)
  • テザー(USDT)

この中でもオススメの通貨がテザー(USDT)です。テザーの特徴はアメリカドルの価値と連動しているため、現在だと1USDT=約110円(USD価格と同じ)の価格で手に入れられます。こうした特定の通貨と価値が連動するものをペッグ通貨(ペグ通貨)と言いますが、一定の価格に固定されているため、ビットコインやイーサリアムほど激しい価格変動が起こりません。そのため、Poloniexで他の仮想通貨を買うための代用通貨としては最適と言えるでしょう。

手数料は0.25%~0.00%まで(取引量による)

Poloniexの手数料は従量制で、直近30日間の取引量に応じて手数料が決まります。取引量が少なければ最大0.25%の手数料が発生し、そこから取引量が多くなるにつれ0.00%(無料)に近づいていきます。

直近30日間の平均取引額Maker手数料Taker手数料
<600BTC0.15%0.25%
≧600BTC0.14%0.24%
≧1,200BTC0.12%0.22%
≧2,400BTC0.10%0.20%
≧6,000BTC0.08%0.16%
≧12,000BTC0.05%0.14%
≧18,000BTC0.02%0.12%
≧24,000BTC0.00%0.10%
≧60,000BTC0.00%0.08%
≧120,000BTC0.00%0.05%

Maker(メイカー)とは注文板上に指値注文を先に提示し、取引上で流動的な動きを行う投資家のことです。一方、Taker(テイカー)は、メイカーに対して成行注文を提示し注文を行う投資家を指します。基本的にMakerほど手数料は安くなる特徴があります。

30日間で手数料を無料にすることは、取引量の関係から難しいですが、できるだけ短期間に取引を集中させた方がトータルのコストを抑えることが可能です。

レバレッジ取引が可能(最大2.5倍まで)

Poloniexではレバレッジ取引(仮想通貨FX)にも対応しており、最大2.5倍までのレバレッジ設定ができます。レバレッジをかけることで元手資金以上の取引ができる特徴があります。たとえば、レバレッジを2.5倍に設定して100万円の取引を行いたい場合は、(100万円÷2.5=)40万円の資金があれば可能ということです。

仮に100万円で価格100万円のビットコイン(BTC)を買ったとして、その後110万円に値上がりしたとすると10万円の利益となります。本来であれば100万円の元手資金に対して10万円の利益だと10%の収益率ですが、レバレッジを効かせると40万円に対して利益が10万円で25%の収益率にまで跳ね上がります。つまり、レバレッジ倍率が高いほど利益が出たときの収益率が高まるということです。

しかし、今度は反対にビットコインの価格が90万円まで下落してしまうと、それだけ損失率も高くなってしまいます。レバレッジ取引は倍率が高いほど、よりハイリスクハイリターンになってしまうため、できるだけ少ない倍率で行うことが基本です。

レンディングサービスを提供している

レンディングとは取引所相手に仮想通貨を貸し出して、満期になると利息が受け取れるサービスです。Poloniexの口座に資金を預けておくと、自動的に保有量が増えていると考えると分かりやすいかと思います。

レンディングサービスを提供している取引所の数は少ないため、Poloniexの強みとも言える取り組みです。ただし、Poloniexの場合は取引所ではなく、実際に取引を行っている投資家に対して資金を貸します。そのため、貸し倒れリスクなどが発生するため、絶対に安全な投資法とは言えません。その代わり他社のレンディングサービスに比べて利息も高めに設定されているため、しっかりとリスクとリターンのバランスを考えて行いましょう。

Poloniex(ポロニエックス)のメリット

Poloniexは海外の取引所というだけあり、扱っている銘柄が多かったり、取引量によっては国内取引所よりも有利な手数料で投資ができます。そうしたPoloniexの特徴から、取引所を利用するメリットとして以下のような点が挙げられます。

分散投資によってリスクを最小限に抑えられる

仮想通貨の大きなリスクとして挙げられるのが一極集中のリスクです。仮想通貨は値動きの激しい金融商品なので、値上がりしたときの利益も大きくなる一方で、逆に損失を出したときの痛手も膨らんでしまいます。

そのため、1つの銘柄に集中して投資してしまうと値下がりしたときの損失額が高額になって、最悪の場合は取り返しのつかない事態へと発展してしまうでしょう。そこで、極力リスクを抑えるために活用される方法が「分散投資」という方法です。

分散投資は複数の銘柄に資産を分けて投資する手法で、たとえば100万円の資金があれば、ビットコインに50万円、イーサリアムに30万円、リップルに20万円というような方法が取れます。複数の銘柄に資金を分けておくと、仮に1つの銘柄が値下がりした場合でも他の銘柄でカバーすることができるのです。また、保有銘柄の価値が総体的に上昇した場合だとトータルで見たときの利益率も高まるなど、非常にメリットが多いという特徴があります。

Poloniexは扱っている銘柄数が70種類を超えるため、国内取引所よりも銘柄の選択肢が多いというメリットがあります。1つの口座だけで複数の銘柄を購入できるので、ポートフォリオ管理にも適切です。

利益を出す方法が経種類に分かれる

Poloniexでは一般的な売買の他に、レバレッジ取引、レンディングなどのサービスが充実しています。そのため、他の取引所に比べて利益を出す方法が複数用意されているため、色々な選択肢を考慮して利益を最大化することができるでしょう。

また、Poloniexで扱っている銘柄によってはAirDrop(エアードロップ)を実施している場合もあります。AirDropは、特定の銘柄を保有している投資家に対して無償で追加の通貨を配布することです。株式投資の配当金に似ています。

AirDropは定期的に開催されており、うまく活用することで通貨保有量を飛躍的に高めるのに役立ちます。

Poloniex(ポロニエックス)で取引量の多い仮想通貨は?

取引所によっては人気のある銘柄と、そうでない銘柄がはっきりと分かれています。仮に人気のない(取引量の少ない)銘柄で取引を行ってしまうと、取引板に情報が少なく、他の取引所よりも不利な価格で売買しなければいけないこともあります。これを流動性リスクと呼び、通貨の流動性が低いがために、「買いたくても買えない、売りたくても売れない」状態が起こります。

流動性リスクを避ける方法は、その取引所で主流になっている取引ペアを覚えておくことです。以下はPoloniexで人気のあるペア上位となっているため、取引所内での流動性リスクを抑えることができます。

  1. Bitcoin:BTC/USDT(テザー建て)
  2. Ethereum:ETH/BTC(ビットコイン建て)
  3. Stellar:STR/BTC(ビットコイン建て)
  4. Litecoin:LTC/BTC(ビットコイン建て)
  5. Ethereum:ETH/USDT(テザー建て)
  6. XRP:XRP/BTC(ビットコイン建て)
  7. Monero:XMR/BTC(ビットコイン建て)
  8. Ethereum:ETH/USDC(USDコイン建て)

Poloniex(ポロニエックス)の口座開設方法

Poloniexの口座開設は非常に簡単です。ほとんど国内取引所の口座開設方法と変わりありませんので、bitFlyer(ビットフライヤー)やZaif(ザイフ)などを利用したことがある方なら、迷わずに登録ができるはずです。

Poloniexで口座を開く場合は以下のような手順で行います。

  1. メールアドレスとパスワードを入力(Unverifiledアカウント作成)
  2. 個人情報入力と本人確認書類のアップロード(Verifiedアカウント作成)
  3. 二段階認証の設定

上記のように3つの手順で済ますことができます。Unverifiledアカウントとは仮登録のようなもので、Poloniexの利用はできるものの取引制限などが加わります。そのため、個人情報と本人確認書類のアップロードを行いVerifiedアカウントにグレードアップして全ての機能を使えるようにしておきましょう。

上記の登録が完了するとPoloniex側で審査が行われます。無事に審査に通過すれば、すぐにでも口座が開設され、口座に資金を入力して取引に移ることができます。

ちなみにPoloniexでは本人確認書類はパスポートしか認められていません。パスポートは写真に撮影してアップロードするため、事前に準備しておくことをオススメします。

メールアドレスとパスワードを入力(Unverifiledアカウント作成)

Poloniexの口座開設は、まず公式サイトへアクセスし、トップページに表示されている「Create Your Account」をクリックします。

すると、以下のような登録画面が表示されますので、全ての項目に記載してください。

最後に「私はロボットではありません」と「I agree to the terms of Use」にチェックを入れ、「Create Account」をクリックします。

すると登録したメールアドレス宛にメールが届きますので、中に記載されているURLをクリックしましょう。URLは初回ログイン用となっており、先ほどのメールアドレスとパスワードでログインができます。これでUnverifiledアカウントの作成は完了です。

個人情報入力と本人確認書類のアップロード(Verifiedアカウント作成)

次にVerifiedアカウントを作成していきます。

Poloniexにログインすると右上のメニューに「MY PROFILE」という項目があります。そちらをクリックするとご自身の個人情報入力画面へと移動します。

ここでは個人情報の登録から書類のアップロードまで全て行ってしまいます。画像のように各情報を順番に入力していきます。下の欄にある「Scan of Photo ID」では、パスポートのIDが記載されたページを写真に撮影してデータを添付してください。また、「Picture of yourself~」という欄では、パスポートを持って自分自身も収まった写真を撮影します。

ここまでの入力が済めば無事にVerifiedアカウントの登録申請は完了です。後はPoloniex側の審査を待ちましょう。

二段階認証の設定

二段階認証とは、パスワードとメールアドレスの他、セキュリティコードを設定しておくことでログイン時の安全性を高める方法です。二段階認証によって不正ログインを防ぐことができるので、ご自身の資産を守るためにしっかりと設定しておきましょう。

二段階認証の設定にはGoogle Authenticatorというアプリが必要です。ストアにて無料でダウンロードできるので事前にダウンロードしておくと便利です。

二段階認証はログイン後のトップページ右上から、「TWO-FACTOR AUTHENTICATION」をクリックしてください。

すると下のような画面へ移動します。

まずは「Username/Emal」欄にメールアドレスを、「Password」欄にパスワードを入力しましょう(ログイン用のコードです)。

次にGoogle Authenticatorを起動させ、上と同じ画面に表示されたQRコードを読み取ります。するとアプリ内に6ケタのセキュリティコードが発行されます。今度はPoloniexの画面の「Code」に6ケタの番号を入力しましょう。

最後に「I have backed up my 16-digit key.」にチェックを入れ、「Enable 2FA」をクリックしてください。これで二段階認証の設定は完了です。次回のログインよりGoogle Authenticatorを使ってセキュリティコードを発行します。

Poloniex(ポロニエックス)の注意点・デメリット

Poloniexで注意したい点は、独自に出金制限が設けられていることです。出金制限はアカウントによって分かれており、以下のように設定されています。

  • Unverifiledアカウント:1日2,000米ドル相当まで
  • Verifiedアカウント:1日20,000米ドル相当まで

20,000米ドルにもなると大金なので、あまり引き出す機会はないかもしれませんが、取引所で大きなトラブルが起こったときなど非常に不便です。たとえば、Poloniexでハッキング事故などが起こり、すぐにでも手元に資金を引き出したい場合など。Poloniexに多くの資金を預けていた場合は、1日で全てのお金を引き出せない可能性も出てくるでしょう。

そのため、できるだけ資金はご自身のウォレットで管理するよう徹底することをオススメします。取引を行っていないときは取引所外のウォレットを利用する方法は、ハッキングや不正アクセスによる盗難から身を守る際にも有効です。

Poloniex(ポロニエックス)まとめ

今回は海外取引所のPoloniexについて紹介してきました。

Poloniexは70種類以上の銘柄を扱う大規模な取引所で、レバレッジ取引やレンディングなどサービスの種類も幅広く用意されています。また、銘柄数の多さを利用して、特定の仮想通貨のAirDropなどでも利益を狙えるなど、仮想通貨投資の選択肢が豊富な特徴があります。

以前は非常に人気のある取引所でしたが、最近はアジア系の取引所に押されがちという部分もあるので、Poloniexはレンディングだけに絞って活用するのも良いでしょう。ただ、1つの口座だけで色々な使い方ができるので、ご自身の投資スタイルに合わせて使い分けてみてください。

ゆきひろ
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クラウドワークス・自社メディアサイトを中心にフリーのWEBライターとして活動しています。ネット記事やブログなど、約1年6か月で3,000記事を超える実績があります。執筆ジャンルは仮想通貨をメインに、投資・資産運用、副業、貯金・貯蓄、タイム/マネーなど金融系が得意です。

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