株式投資は怖くない!初心者の方でも安心してできる、株式投資の始め方とは

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日本で代表的な投資方法の1つとして、株式投資があります。株式投資は、株を購入して売却するという極めてシンプルな投資方法です。

しかし、株式投資で成功する人もいれば、失敗する人がいるのも事実です。株式投資をしてみようかなと思っても失敗するのが怖くてなかなか足を踏み入れることができない人も多くいるでしょう。

今回は、株式投資をはじめようとお考えの方のために、株式投資は一体どんなものなのか、そしてどうやって株式投資をはじめたらいいのかを分かりやすく簡単にご紹介していきます!

1.株式投資とは

まずは、株式投資の始め方をお伝えする前に、株式投資とは一体何なのか、初心者の方でも分かりやすくお話ししていきます。

株式投資は株を購入・売却するというシンプルな投資方法である

株式投資は、いたってシンプル!!

株を購入して、購入した株価を売却し、利益を得る事により、資産を増やすという誰でも簡単にできる投資方法になります。

購入できる時間は、平日(土日祝日を除く)の午前9時から午後3時までと決まっています。

まずここで皆さんにお伝えしたいのは、株式投資は日本の経済だけではなく、海外情勢(アメリカや中国など)の影響を受けてしまい、株価が上がる場合もあれば、株価が下がってしまう場合もあり、資産が減ってしまう可能性があるという事です。

例えば、株式会社Aの株を、1株1,000円で100株購入するとします。株式会社Aの株の購入資金は、1,000円×100株=10万円になります。

株式投資で資産を増やすには、購入した1株1,000円よりも高い株価、1株1,001円以上で売却できれば、資産はプラスになるのです。

購入した株式会社Aの株価が、1,500円になった段階で、株を売却したとすると、1,500円×100株=15万になります。

1株500円上がるだけで、資産10万円から15万円と5万円もプラスになっちゃんです!

このように、株式投資は購入した株価よりも高い株価で売却できれば、資産は増え続けるということになります。

一方、株式会社Bの株を、1株1,000円で100株購入するとします。購入資金は、株式会社Aと同様、10万円になります。

しかし、株式会社Bの株価が1株500円まで下がったとしましょう。ここで株を売却してしまうと、500円×100株=5万となります。すなわち、購入資金が10万円、売却後は5万と、資産がマイナスになってしまうのです。

このように、株式投資は資産を増やす事もできれば、逆に資産を減らしてしまう可能性もあるので、株式投資は慎重に行わなければなりません。

株式投資対象の企業は、約3500社もある!

株式投資は、取引市場(東証1部・2部、マザーズ、ジャスダックなど)に上場している企業のみ、購入する事が可能となっています。

現在、日本の取引市場に上場している企業数は、およそ3,500社になります。約3,500もある企業数の中から、利益を得る事ができる企業を見つけ出すことができると、資産はどんどん増えていくのです。

こんだけ企業数が多いと、どの企業の株を購入していいのか迷ってしまいますよね?

迷った時には、まず皆さんが知っている企業が取引市場に上場にしているか確認してみましょう!そして、もし上場していれば、その企業の株価がどのように変動しているのかを見ます。

株価が上下に大きく変動しているのであれば、上がれば良いのですが、下がってしまった場合は、大きなマイナスになる恐れがあるのでリスクが高くなる傾向にあります。

株価が上下しているものの滑らかに変動しているのであれば、リスクは軽減される事が期待できるので、投資対象の候補として挙げるのも良いでしょう。

2.まずは証券会社の口座を開設しよう!

株式投資のしくみが分かれば、いよいよ実際に株式投資をするための準備をしていきます。株式投資を行うには、証券会社の口座を開設する必要があります。ここではどうやって証券会社の口座を開設すればいいのかを解説していきます。

証券会社とは

証券会社の口座を開設しないといけないのはよく分かったけど、そもそも証券会社って何?と思う方もいらっしゃると思います。まずは、証券会社について説明していきますね。

証券会社とは、株式取引や投資信託、IPOなど金融取引を行っている会社になります。株式投資で有名な証券会社の一例として、

  • SBI証券
  • SMBC日興証券
  • 野村証券
  • 楽天証券

などがあります。CMなどでもよく見かける会社ですね。

株式投資は、一例として挙げた証券会社の口座を開設し、証券会社を通して株式投資を行わなければなりません。

証券会社の口座が開設できると、証券会社に資金を振り込む事によって、株の売買が可能となるのです。

どこの証券会社で口座を開設するか決めよう!

証券会社がどういった役割を果たしているか分かったところで、次はどこの証券会社で口座を開設するのかという問題です。

結論からいいますと、証券会社の口座は1人何社でも開設することができます。上記で挙げた4つの証券会社全てで口座を開設することももちろんできます。

ただ何社も口座を開設してしまうと、資金の管理が難しくなるので、まずは1社、口座を開設して、株の売買に慣れてきたら必要な場合に他の証券会社の口座を開設するといいでしょう。

証券会社の口座開設は、インターネットで簡単にできちゃう!

口座を開設する証券会社が決まれば、いよいよ口座開設の手続を行います。

口座開設の手続きは、証券会社のHPから行う事ができます。

口座開設を行うにあたり、

  • 氏名
  • 住所
  • 生年月日
  • 勤め先 など

を入力していきます。

そして、口座開設で個人情報の他に必要になってくるのが、本人確認書類やマイナンバーが分かる書類となります。

本人確認書類の一例としては、運転免許証や各種保険証、パスポートになります。

もし手元に、証券会社が指定する本人確認書類がない場合は、住民票の写しなど、市役所で入手しないといけなくなる可能性があるので、口座を開設する証券会社が決まった時には、必要書類を確認した方が、手続きがスムーズになります。

そして、マイナンバーが分かる書類も必要となります。マイナンバーが分かる書類は、マイナンバーカード、またはマイナンバー通知書になります。

もし、マイナンバーカードを作っていない、マイナンバー通知書を紛失してしまっている場合は、通知書を再発行する必要があり、時間がかかってしまいます。

本人確認書類と同様に、マイナンバーが分かる書類も手元にあるか確認しておいてください。

手元に必要書類が全てソフトウェア揃っている場合は、証券会社によっては、HPで必要書類をアップロードをする事により、インターネット上で口座開設の手続きが完結することができます。

手元に必要書類が揃っていない、インターネットでの必要書類のアップロードが難しくてできないという場合は、書類を証券会社に郵送する事により、口座開設の手続きができます。

口座開設の手続き書類は、証券会社から指定した住所に送られてくるので、記入例を見ながら書類に記入し、必要書類を返信用封筒に同封し証券会社に送るだけなので、誰でも簡単に手続きができます。

インターネット上で手続きが完結した場合は数日、郵送で手続きを行った場合でも、証券会社に書類を送ってから1週から10日ほどで口座が開設されます。

3.証券口座を開設できたら、株を購入してみよう!

さて、証券口座の開設が完了すれば、いよいよ株式投資のデビューです!ここでは、株の購入方法について説明していきます。

株式を購入するには、まず証券口座に資金を振り込もう!

証券口座開設のようやく完了し、やっとこさ株式投資ができるようになりました。株を購入するには、資金が必要ですよね?証券口座が開設できたら、資金を振り込みましょう。

資金の振込方法は、

  • スマートフォンやパソコンを利用して振り込む(インターネットバンキング)
  • 銀行のATMにて振り込む

などがあります。

スマートフォンやパソコンを利用して振り込む(インターネットバンキング)

資金を振り込む方法の1つ、スマートフォンやパソコンを利用して振り込む方法(インターネットバンキング)とは、スマートフォンやパソコンが1つあれば、証券会社のHPから簡単に資金を振り込む事が可能なのです!

証券会社によっては、提携金融機関が異なり、提携金融機関でインターネットバンキングを申し込んでいるのであれば、手数料無料で即時に資金の入金が可能になっています。

有名な証券会社、SBI証券を例に見ていきましょう!

SBI証券の提携金融機関の一例を挙げると、

  • 住信SBIネット銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • りそな銀行

など、かなり大手の銀行と提携しているので、インターネットバンキングさえ申し込んでおくと、いつでもどこでも資金の振り込みができます。

銀行のATMにて振り込む

2つ目は、銀行の窓口にて振り込む方法です。

もし、スマートフォンやパソコンを保有していない場合や証券会社が提携している即時入金可能な金融機関の口座を開設していない場合、インターネットバンキングを申し込んでいない場合には、銀行のATMまで足を運んで資金を振り込まなければなりません。

銀行のATMにて振り込む場合の注意点としては、まずは資金が即座に証券会社に反映されない可能性があるので、申込期間ギリギリだと間に合わないというトラブルが発生します。

他にも、銀行のATMにて振り込む方法だと、振込手数料を負担しないといけなくなる可能性があります。

さらに、証券会社が指定する口座を間違えてしまい、資金が反映されず、組み戻し作業を行わなければならないとなると、組み戻し手数料が発生っし、資金が戻ってくるまで時間がかかると1週間以上要します。

銀行のATMにて資金を振り込む場合は、申込期間にゆとりを持ち、指定口座を間違えないように慎重に行う必要があります。

資金が反映されたら、いよいよ株を購入!

資金の振込みが完了すれば、いよいよ株式投資デビューです!

ここからは、株の購入方法について詳しく見ていきましょう。

1.購入したい企業を決めよう

株を購入するにあたり、まずは、株を購入する企業を決めなければなりません。

証券取引所に上場している企業(=株を購入できる企業)は、数千社にものぼります。こんなたくさんある企業の中から選ぶのはなかなか悩んでしまいますよね?

とりあえずは、ご自身が聞き覚えのある、馴染みのある企業が株式投資対象企業かを確認し、投資対象であれば株を購入してみるのもいいでしょう。

しかし、株を購入するには、振り込んだ資金が限度額となるため、当然不足していると購入する事はできません。

株は最低購入株数という単元株数があります。投資対象企業の90%以上が単元株数100株(残りは単元株数1,000株)に設定されています。

これはどういう事かというと、単元株数が100株の企業の場合、株価が1株1,000円だとすると、1株1,000円×単元株数100株で購入資金が10万円必要になるという事になります。

購入資金の計算方法は、1株の株価×単元株数で簡単に計算できるので、ここの企業の株を購入してみようかなと思った時には、購入資金がいくら必要なのか確認し、株を購入する企業を決めていきましょう。

2.購入する企業が決まったら、株を購入しよう

購入する企業が決まったら、株の購入です。

株の購入方法は、

  • 指値注文
  • 成行注文

の2つの方法があります。

指値注文

指値注文とは、簡単に言うと1株1,000円で株を購入したい!と金額を指定できる注文方法になります。

株式投資は、購入価格よりも売却価格の方が大きければ大きいほど、利益が出ます。すなわちいかに安く株を購入するかが重要なキーとなります。

株価がたった1日で大きく変動する可能性があるので、ご自身でいくらで株を購入したいのかを設定し、その株価が決まれば、後は指値注文で購入したい株価を入力するだけで簡単に購入出来ます。

しかし、指値注文にはデメリットが存在します。

例えば、株式会社Aの株価が現状1,500円だとします。この株を1,000円で指値注文で購入したいと指値注文を出します。

すると、見事に株式会社Aの株価が1,000円まで下がりました!株価が1,000円まで下がったという事は、指値注文が成立したという事になりますよね?

ここで注意したい点が、株式投資は実は早い者勝ちという事です。もし、大勢の人が株式会社Aの株を1,000円で購入したいと指値注文をした場合、先に注文をした人から約定されていき、その間、また株価が1,000円よりも上がってしまうと、再び株価が1,000円まで下がるまで、待ち続けなければならなくなってしまうのです。

指値注文は、希望した株価で注文をする事は可能ですが、注文した人が大勢いると、なかなか注文が通らなくなってしまいます。

成行注文

もう1つの購入方法が、成行注文です。

成行注文は、先ほどの指値注文とは違い、購入したい株価を指定する事ができません。

なので、成行注文をした場合、例えば、株式会社Bの株価が現状1,000円とします。成行注文をした途端に急に株価が1,500円まで跳ね上がってしまうと、1株1,500円で購入しなければなりません。このように、想像以上に高い株価で購入してしまう恐れが、成行注文にはあります。

成行注文のメリットは、指値注文よりも優先的に取引が可能となっているので、成行注文の方が、注文が通りやすくなっています。株価はいくらでもいいからこの企業の株を手に入れたいという場合には、指値注文よりも成行注文をおススメします!

4.購入した株を売却してみよう!

最後に、購入した株を売却する方法をお伝えしていきます。

株を売却する場合も、株を購入する時と同様に、指値注文と成行注文で行います。

購入価格よりも大きい数値で指値注文をすると、利益が発生します。短期売買ではなく、長期で株を運用したいという場合には、購入価格よりも株価が大きくなるまで待って指値注文をするといいでしょう。

しかし、購入価格よりも株価がどんどん下がっていったり、最悪な場合、株を購入した企業が倒産してしまい、投資金額が0円になる可能性も大いにあります。

株を売却する場合は、指値注文も成行注文もタイミングがかなり重要になってくるので、慎重に見極めましょう。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?

株式投資は、証券口座を開設すると、誰でも簡単にできる投資方法です。

これからの日本は、100年時代に突入していくと言われていて、定年年齢や年金受給年齢の引き上げも予想されています。

長生きする事は良い事ですが、生活をしていくにはお金が必要になってきます。

老後の資金作りや将来の子どもの教育資金の確保のために、若い世代にも資産運用をしようと国も推奨するぐらい、資産運用が今後の日本人にとって欠かせないものになりつつあります。

もちろん株式投資を含め資産運用は、生活費にまで手を出して行うものではありません。必ず余裕資金で行うようにして、ゆとりある生活を送れるように今から準備していきましょう!

 

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