コストコで使えるクレジットカードとおすすめマスターカード3種類を比較

コストコとはアメリカ発祥の大型会員制倉庫型店で、品質の高い優良ブランド商品をできる限りの低価格にて提供していることで知られています。

個人会員になるためには4,440円(税込)の年会費が発生するものの、量の多さとリーズナブルな価格、コストコに来ないと買えない商品など。さまざまな魅力があることから、平日休日問わず多くのファミリーなどでにぎわっています。

あれもこれもと購入しがちなために支払い金額が大きくなることも珍しくありませんが、そんなときにクレジットカードがあれば現金が足りなくなっても心強いです。しかし、コストコではクレジットカードであれば何でも使えるわけではないのであらかじめ注意が必要となってきます。

今回はコストコで使えるクレジットカード、今後コストコの利用のためにクレジットカードを作りたい方におすすめのカードについてまとめています。

コストコの支払いはクレジットカードの利用がおすすめ

焼きたてのパンにベーグル、ケーキやマフィンなどのおやつ、作りたてのデリカに冷凍食品に衣類や生活雑貨に家具。この他にも数え切れないくらいの商品があり、コストコで買えないものはないと思えるくらいに豊富なラインナップを誇ります。

1つあたりがアメリカンサイズになっていることから個数や容量の大きさにびっくりすることも特徴で、なんだかんだで買い物金額が高額になることも珍しくありません。1万円超えはもちろん3~4万円(購入するものによってはそれ以上)になることもあります。

「お金が足りるのかな」と気にしながら買い物をするのもなんだか楽しめないですし、だからと言って金額をおさえて買い物をしたくもないですよね。だからこそクレジットカードの利用がおすすめで、現金が足りるかどうかの心配がなくなるだけでなく買い物に応じたポイントも付与されます。

現金ではポイントをはじめ、何かしらの特典がつくことはありません。しかも、コストコの買い物金額は高額になることから、付与されるポイントもそのぶんだけ大きくなりますよ。

その他にも4,440円(税込)の年会費もかかっているため、少しでも取り戻すという意味も含めたら、現金でなくクレジットカードの利用が断然お得になることがわかるのではないでしょうか。

コストコで使えるクレジットカード

冒頭にも説明していますが、コストコで利用できるクレジットカードはあらかじめ決まっているのです。何も知らずにレジに進んだ場合、現金で支払うか買い物そのものをキャンセルすることになるので注意しましょう。

この点だけはコストコを利用しにくいとされるデメリットになりますが、新たにコストコで利用できるクレジットカードを手に入れれば問題はありません。

実際にどのクレジットカードが使えるのか、使えるクレジットカードの具体的な特徴などを中心に説明していきましょう。

現在はアメックスカードが使えない

倉庫内で常に営業活動を行っていることから比較的審査にも通過しやすく、割引クーポンや入会後1か月間は100円あたり5ポイントが付与される特典など。コストコに行くなら、アメックスのクレジットカードはまさに必須アイテムとされていました。

しかし、2018年1月末をもって提携が終了してしまい、現在はアメックスのクレジットカードを利用できません。

実際にコストコの利用目的でアメックスのクレジットカードを発行した方も多かったと思われますが、他のクレジットカードを使うしか選択肢がなくなってしまいました。

コストコグローバルカード

コストコグローバルカードは2017年11月1日に発表された、コストコユーザーのために作られたクレジットカードです。

コストコグローバルカードの魅力や特徴について、以下で解説していきましょう。

コストコグローバルカードの年会費と発行手数料

コストコグローバルカードは発行手数料が無料、1,375円(税込)発生する年会費は初年度無料で、2年目以降は年1回の利用で無料になります。

コストコグローバルカードにかぎらず、クレジットカードの発行手数料や年会費は気になるポイントでしょう。いくらコストコ利用で魅力的な特典があったとしても、維持費が高額になってしまっては意味がありません。

その点、実質無料でコストコグローバルカードを保有できるのは嬉しいポイントで、維持費がかからないという点はコストコグローバルカードの強みです。

コストコ年会費を自動で支払い

コストコは会員制のため、利用するにはコストコの会員登録と年会費4,440円(税込)の支払いが必要です。コストコ年会費はコストコグローバルカードの年会費とは別なので覚えておきましょう。

コストコは入店時に会員登録の際に発行されたコストコ会員カードを提示、支払いのときも同様にコストコ会員カードを提示します。年会費を支払っていないことはコストコ側でチェックできるので、特に注意してほしいのが会員更新のタイミング時です。

仕事やプライベートで忙しかったことを理由に年会費の支払いを忘れたなどのことは通用しないため、買い物ができなくなります。

そこでコストコグローバルカードならば、コストコの年会費の自動で引き落としが可能です。毎月の利用料金に合算して請求されるため、支払い忘れの心配をすることもありません。

高いポイント還元率

コストコグローバルカードの最大の魅力となるポイントがポイント還元率の高さです。

コストコでコストコグローバルカードを利用した場合、1.5%のポイント還元率を実現。食品や生活雑貨のみなどに限定されず、家具や化粧品などを購入しても1.5%が対象となります。

参考として、毎月コストコでコストコグローバルカードを2万円利用した場合に還元されるポイントをチェックしておきましょう。

・1ヶ月:2万円=300ポイント
・3ヶ月:6万円=900ポイント
・6ヶ月:12万円=1,800ポイント
・12ヶ月:24万円=3,600ポイント

毎月2万円を12ヶ月利用し続けた場合、なんと合計3,600ポイントが還元される計算なのです。

コストコで利用する金額がもっと大きい場合はさらにたくさんのポイントを得ることができるので、コストコで買えば買うほどにお得ということになるでしょう。

1.5%のポイント還元率となるのはコストコでの買い物のみですが、コストコ以外でもコストコグローバルカードの利用はできます。

その際のポイント還元率は1%になりますが、それでも他のクレジットカードよりもはるかに劣ることはありません。

コストコでも他のお店でも、どちらでも還元率の高いクレジットカードなので、コストコユーザーは必見ですよ。

ポイントの還元されるタイミング

コストコグローバルカードのポイントは毎年1月1日から12月31日までの1年間の利用分を集計。その後、翌年の2月にクレジットカード内へ自動的にコストコだけで使える電子マネーとしてキャッシュバックされます。

キャッシュバックされたポイントの有効期限は1年間で、全国どこのコストコでも利用可能です。

コストコガソリンステーションでの利用がお得

一部のコストコではガソリンステーションが併設されています。

・かみのやま(山形県)
・富谷(宮城県)
・新三郷(埼玉県)
・つくば(茨城県)
・千葉ニュータウン(千葉県)
・中部空港(愛知県)
・射水(富山県)
・岐阜羽島(岐阜県)
・浜松(静岡県)
・尼崎(兵庫県)
・和泉(大阪府)
・北九州(福岡県)

給油する時期によって変動はあるものの、ハイオク・レギュラー・軽油が他のガソリンスタンドよりも格安の価格で給油できます。

それだけでも行くメリットはありますが、さらに支払いにコストコグローバルカードを利用すればさらに1.5%のポイントが還元されるのです。

もちろん、ハイオクやレギュラーなどの油種関係なく1.5%還元され、その他にも給油した方限定向けにコストコアイテムをお得に購入できるクーポンも発券されます。

コストコのお買い物と一緒にガソリンステーションを利用すれば、格安価格での給油・ポイント還元・クーポンの3つのお得が実現できますよ。

国内・海外旅行所外保険が付帯

コストコグローバルカードは、実質年会費無料のクレジットカードながらも国内・海外旅行傷害保険が付帯されています。

公式サイト上で、具体的な補償金額や自動付帯・利用付帯なのかの文言はありませんが、クレジットカードを保有する特典になっているのはありがたいことでしょう。

国内・海外どちらに出かけた場合でも、何が起こるのかはわかりません。もしものことが起こった場合に、コストコグローバルカードがあれば旅行傷害保険を利用できます。

コストコグローバルカードのデメリット

これまで紹介したように、コストコユーザーにとって魅力の多いコストコグローバルカードですがデメリットもいくつかあります。

・年1回以上の利用がないと1,375円(税込)の年会費が発生
・コストコで利用の際はクレジットカードとコストコ会員名義の一致が必要
・貯まったポイントを使えるのはコストコのみ
・還元された電子マネーの有効期限は1年間

最大のデメリットとなるのは「コストコで利用の際はクレジットカードとコストコ会員名義の一致が必要」な点です。コストコ会員の友人や家族などの代わりに自分のコストコグローバルカードで支払うことはできません。

そして、その他のデメリットについては、コストコへ行く機会がある方でしたら特にデメリットにはならないでしょう。

コストコグローバルカードはまさにコストコに行く方のためのクレジットカードです。コストコへ行くのが年に数回、これから先にコストコのないエリアへ引っ越す可能性のある方は有効活用のできないということですね。

すべてのマスターカードブランドのクレジットカード

コストコで使えるのはコストコグローバルカードのみではありません。2018年2月からアメックスのクレジットカードがコストコで利用できなくなったかわりに、すべてのマスターカードブランドのクレジットカードが使えるようになりました。

JCBやVISAなどの日頃から馴染みがあるクレジットカードは利用できないため、コストコの支払い用と考えるのであればマスターカードを検討するしかないでしょう。

マスターカードであれば大丈夫なので、コストコだけでなく普段の生活の中で特典のあるクレジットカードを選んでみても良いです。この後におすすめとして紹介しますが、ショッピング施設などで特典のあるマスターカードなどもあります。

しかし、コストコがこのようにクレジットカードを変えるのは今にはじまったわけではありません。実際にアメリカ本土でも2016年にアメックスからVISAにブランドの一斉変換することを行っています。

現在はマスターカードに変更されていますが、また数年後くらいに違うクレジットカードに変更となる可能性がないとは言い切れないでしょう。

発行しやすいおすすめのマスターカード

マスターカードは数え切れないくらいにありますが、その中でも発行がしやすくておすすめのカードをご紹介します。

PARCOカード

年会費もETCカードも無料のPARCOマスターカード。

・PARCOでの買い物がいつでも5%OFF
・永久不滅ポイント
・最短即日発行が可能

これらの特徴に加えたメリットも豊富です。

・コストコの支払いに利用すると有効期限のないポイント(永久不滅ポイント)がたまる
・PARCO内の舗ならば5%OFFに加えてポイントもたまる(無印良品、GU、フランフラン、家具や家電も対象)
・店舗の割引とパルコカードの5%OFFは同時適用。たとえば無印10%OFFセール中なら、さらにPARCOカードで5%OFF合計15%OFFになります。
・PARCO内のスターバックスカードのチャージも5%OFF、レストランの利用も5%OFF
・西友・LIVIN・SUNNYで第1土曜日と第3土曜日は5%OFFとポイントが同時にたまる
・パルコ以外のお店でも利用で着てポイントもたまる
・1年に4回、パルコカード会員限定のセールを開催

PARCOカードの発行元はセゾンカードとなり、独自審査を導入しています。

審査に100%通過できる確実性はありませんが、過去に金融事故を起こしていない・支払い能力を証明できる状態であれば比較的保有しやすいカードです。

ヤフーカード

ヤフーカードは年会費無料、ETCカードは年会費500円で、クレジットカードとTポイントカードが一体になっていることが特徴です。

おすすめポイントについてまとめてみました。

・コストコで買い物をすると100円につき1%のポイント還元
・年会費が永年無料のため、利用をしなくても年会費は発生しません
・貯まるポイントの種類はTポイント
・Yahoo!ショッピングやLOHACOで使うと3%の高いポイント還元
・ポイントをたくさんもらえる提携店舗が多い
(例)ファミリーマート、サークルKサンクス:1.5%還元(100円につき1%+200円につき0.5%)
Tカード提携ショップで1.5%~還元(100円につき1%+200円につき0.5%)
※提携店舗以外(コストコも含む)の利用も1%のポイント還元
・貯まったTポイントを使える店舗が豊富
(提携店舗一部)
ファミリーマート、サークルKサンクス、ウエルシア、マルエドラッグ、ドラッグイレブン、ドラッグユタカ、 ガスト、バーミヤン、ジョナサン、ドトールコーヒー、吉野家、牛角、ロッテリア、大阪王将、情熱ホルモン、ステーキのどん、フォルクス、キリンの自動販売機、ENEOS、三井のリパーク、ニッポンレンタカー、オートバックス、三越、伊勢丹、Yahoo!ショッピング、LOHACO など
・家族カードの無料発行が可能

Yahooショッピングでの3%還元のうち1%は期間限定ポイントとなり、有効期限は2週間程度となる注意点もありますが、チェックを欠かさなければ問題はないでしょう。また、利用明細の郵送はできないため、WEBで確認できるのみになってしまいます。

その他にも、YahooショッピングやYahooオークションなどのYahoo関連のサービスに利用履歴があると審査通過率も上がりやすくなります。申し込みの際はできるだけ利用履歴のあるYahooアカウントを使うのが良いでしょう。

JALカード

飛行機の搭乗機会のある方でしたら、JALカードも選択肢としておすすめです。2,160円発生する年会費が入会後1年間は無料になり、入会特典としてマイルのプレゼントなどもあります。

その他のJALカードの特徴もチェックしておきましょう。

・コストコの支払いは200円につき1マイル(ポイント)(還元率0.5%)
・JAL特約店でポイントが2倍(ショッピングマイル・プレミアムの加入で4倍)
(JAL特約店一覧)ENEOS、イオン、ファミリーマート、大丸、松坂屋、ディノス、紀伊国屋書店、ファミリーマート、トヨタレンタカー、JAL、マツモトキヨシ、ウエルシアなど
・JALカードのショッピングマイル・プレミアムに加入して、JAL特約店で買い物をすれば2%還元のマイル(ポイント)たまる
※年間50万円の利用で11,000円分のマイル(ポイント)がたまる計算となります。
・マイルは特典航空券と交換すると1マイル=2円相当になる
・ETCカード新規発行手数料1,100円(税込)が発生、年会費無料
・家族カードは初年度無料、翌年度以降1,100円(税込)で発行可能
・JALマイルポイントの有効期限は3年間

JALを利用する機会が多く、なおかつコストコ以外に特約店での買い物が多い方であれば、ぜひ検討したい1枚です。

まとめ

魅力的な商品がたくさん購入しがちなコストコでは支払い金額が数万円単位になることも珍しくありません。せっかく大きな金額を支払うのであれば、お得に買い物ができる方法を利用したいですよね。

そのためにクレジットカードは必須で、特にコストコユーザーのために作られたコストコグローバルカードは心強い存在になるでしょう。

しかし、コストコには行くけれど、その他のお店でもメリットのあるクレジットカードを作りたい方であれば、マスターカードを保有するのがベストです。

自分にとってどのクレジットカードがプラスになるのかを検討してみて、ぴったりの1枚を選んでください。

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