今日から始めよう!確実に節約ができる食材7選とおすすめメニューまとめ

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家計の中で出費の多くをしめるのが食費で、節約のポイントとして真っ先に取り入れる方も多いのではないでしょうか。

しかし、節約を理由に食事をしなかったり、安い食材を毎日食べ続けたりするのは身体にも良くありませんし、楽しみもなくなってしまいます。それだけでなく、節約どころか病気になって治療費がかさんでしまう場合もあるのでおすすめできません。

そこで取り入れてほしいのが、節約に効果的な食材を知って毎日の食生活の中で活かすことです。実際に節約に効果的な食材はたくさんあるので、基本さえ覚えてしまえば応用を効かせたおいしいメニューを作ることもできますよ。

当記事では節約に効果的な食材7選と、それらの食材を使ったおいしくておすすめのメニューについてまとめてみました。その他にも、食材以外に食費を節約するためのポイントもご紹介していきましょう。

節約できる食材の条件

食費を節約するための手段の一つに節約できる食材選びを行う必要があります。

ただ単に節約できる食材とは言ってみても、価格の安さだけが重視されるわけではありません。次のような条件を満たしていることが基本的であり望ましいでしょう。

・価格が安定している
・料理のバリエーションが多い
・個性が強すぎない
・食卓に頻繁に出てきても飽きない
・調理方法が複雑でなく、失敗が少ない
・消費期限が長い
・冷凍保存ができる
・おいしい

ただ安いだけでおいしくなかったり、すぐに飽きたりする食材では無駄になるのはわかりきったことです。利便性や保存性が高ければ上手に使いまわすこともできますし、調理方法が複雑でなく色んなメニューに使える食材であれば食卓の幅も広がるでしょう。

節約に効果的な食材7選とおすすめのメニュー

もやし

もやしは1袋10~30円ほどで購入できることから、節約に効果的な食材の王道中の王道と言えます。ボリュームに対するコストが特徴で「安い食材を使って満腹感を得たい」ということであれば、ぜひおすすめです。

見た目が白くて少し貧弱なイメージもあることから栄養面が気になる方もいるかもしれませんが、実は意外なことにもやしはビタミンBや食物繊維が豊富に含まれています。

その他にも低カロリーで空腹を満たしてくれたり美容効果もあったりするなど、女性がダイエットをする際の味方ともされる食材なのです。

保存期間があまり長くないことから、安いことを理由に何十袋もまとめ買いすることには向いていません。油断していると数日で腐ってしまうでしょう。

購入後すぐに冷凍庫に入れれば2週間程度の保存はできますが、どちらかと言えば必要なときに必要な数を手に入れる方が向いています。

おすすめメニュー:ニラもやしいため

材料(2人分)
もやし:1袋
ニラ:1束
豚ひき肉:100グラム
サラダ油:大さじ1/2
塩・コショウ:少々

■オイスターソース:大さじ1/2
■しょう油:大さじ1
■酒:大さじ1
■砂糖:小さじ1
■ごま油:小さじ1

作り方
1.■をまぜ合わせて調味液を作る
2.もやしはサッと洗って水気を切り、ニラは根元部分を小口切りにして他の部分は5cm幅に切りそろえる
3.熱したフライパンにサラダ油をひいて、豚ひき肉とニラの小口切りにした部分を炒めて塩・コショウを加える
4.2にもやし→ニラの順番に強火で炒めて、■の調味液を加えて手早く炒める

こんにゃく

こんにゃくは1袋50~100円以内で購入できて、年間を通して価格が変動しないことから気軽に購入しやすいです。

「胃のほうき」と呼ばれることもあり、体内の老廃物を排出してメタボリックシンドロームの改善予防やピロリ菌の抑制に効果が期待できるとされる食材ですよ。

その他にも花粉症などのアレルギーへの効果も期待できますし、満腹感も得やすいことからダイエットに取り入れるのもおすすめでしょう。

煮物のかさ増しにも使えますし、単品でメイン料理にできることから「あと一品足りない」などのときにも使いやすい食材です。一度にすべて使いきれない場合は、こんにゃくのパックに入っている水と一緒に冷蔵庫で保管して早めに使い切ってください。

「中まで味が染みこまない」「臭みが気になる」という声も多いですが、こんにゃくの水分をできるだけ抜くなどの下ごしらえを行うことでおいしくいただけますよ。

おすすめメニュー:こんにゃくのピリ辛炒め

材 料(約4人分)
こんにゃく:1枚(200グラム)
だしの素:小さじ1/2
■酒:大さじ1/2
■しょうゆ:大さじ1/2
■鷹の爪(小口切り):1本
ごま油:小さじ1/2

作り方
1.こんにゃくはしっかりと下ゆでをして、ざるに上げて水を切る(熱湯に入れて沸騰してから2分ほどゆでます)
2.熱したフライパンにごま油をひいて、1を中火で炒める
3.2が白っぽくなってきたら、■を加えて汁気がなくなるまで炒める

豆腐

さまざまな用途に使える豆腐も、ストックしておくと便利な食材です。栄養素が高いだけでなく、低カロリーで肉や魚にも劣らないくらいの良質なたんぱく質を含んでいてダイエットにも最適ですよ。

その他にも豆腐にはサポニンという成人病やガン予防が期待できる成分、老化防止にも効果の高い栄養素が含まれるとされています。

豆腐一丁50円前後という安さはもちろん、ボリュームもあるので十分な量のおかずを作れます。時間がないときは冷奴でそのままいただいても良いですし、時間があれば豆腐ハンバーグや豆腐ナゲット、麻婆豆腐にするなど、とにかくバリエーションも豊かです。大人用にだけでなく赤ちゃんの離乳食にもよく使われていますし、冷凍保存をして凍り豆腐にするのもアリでしょう。

使い勝手の良い万能食材の豆腐ですが、冷蔵保存の際の賞味期限には十分に気をつけてください。腐った場合、豆腐に粘りが出てきますよ。

おすすめメニュー:豆腐のステーキ

材料(2〜3人分)
豆腐(絹と木綿のどちらでも):1丁
片栗粉:適量
サラダ油:適量
■醤油:大さじ1
■みりん:大さじ1と1/2
■砂糖:小さじ1
■黒胡椒:少々
■にんにく:1片(すりおろす)
■バター:10グラム

作り方
1.豆腐はペーパータオルに包んで水切りをしたら、食べやすい大きさに切る
2.■を混ぜあわせておく
3.豆腐に片栗粉をまぶす
4.フライパンに多めのサラダ油を引いて、両面に焼き色がつくまで焼く
5.焼き色がついたら■を加えて、全体に絡ませる
6.5にバターを溶かし入れて完成

鶏のむね肉

子どもから大人までに人気の高いお肉ですが、国産の和牛などはどうしても価格が高くなってしまいますよね。でも、どうしてもお肉が食べたいという場合におすすめの安くて最強な部位が鶏のむね肉です。特売などを利用すれば100グラム50円を切る価格で手に入ることもあります。

もちろん価格面だけでなく、疲労回復、ダイエット、皮膚・爪・髪の修復に再生、精神安定やホルモンバランスを整えるなどの健康・栄養効果があり、アスリートや体重管理が必須のモデルなども多く活用している食材です。

食感がパサパサしていて、おいしくいただくためのレシピがよくわからないことを理由に避ける方もいますが、調べてみれば鶏のむね肉のレシピはたくさんありますよ。色々なジャンルのメニューに使える食材なので、レシピサイトなどをチェックしながら取り入れてみてください。

冷凍保存もしやすい食材なので、近隣のスーパーなどの底値を覚えておくと良いでしょう。そして、底値で手に入る機会があったらまとめ買いをしておくのが、より節約を早めるためのポイントです。

おすすめメニュー:鶏のむね肉のマヨネーズ焼き

材料(2人分)
鶏むね肉:1枚
マヨネーズ:大さじ3
片栗粉:大さじ2
■醤油:大さじ2
■砂糖:小さじ2
■すりおろしたニンニク:小さじ1
チリパウダーやカレー粉:お好みで少々

作り方
1.鶏の胸肉は食べやすい大きさ(2~3センチくらい)に切る
2.ビニール袋に1を入れて■の材料を加えて揉みこむ(20分ほどで味が染みこみます)
3.フライパンに2、マヨネーズ、片栗粉を全て入れて混ぜていきます。その際に鶏肉にしっかりと絡むようにします
4.そのまま火をつけて、中火でかき混ぜながらしっかりと炒める
全体からマヨネーズの油が出てきたら必要に応じてキッチンペーパーなどで拭き取ってください
5.焼き色がついたらフライパンの火を止めて取り出し、チリパウダーやカレー粉などのお好みの調味料をかけていただきます

たまご

どこの家庭の冷蔵庫にも、必ずと言って良いくらいに入っているのがたまごですよね。他の節約に効果的な食材と比較しても安いですし、賞味期限も極端に短くありません。

たまごも良質なたんぱく質を含んでいてエネルギー源にも適していますし、脳の活性化をする働きもあることからアルツハイマー予防も期待できます。その他にもアミノ酸による美肌効果、塩化リゾチームによる風邪予防なども期待できるでしょう。

たまごにはさまざまなメニューがあるため、料理が苦手な方から毎日の食卓に並ぶメニューを考える主婦層にとっても欠かすことができない食材です。卵焼きに目玉焼き、オムライスにゆで卵に卵スープをはじめ、数え切れないくらいにありますよ。

購入におすすめのタイミングは1パック98円セールなどの特売のときで、1個あたり10円の計算になります。スーパーによっては定期的にたまごの特売が行われているので。その際は家族総出でまとめ買いをすると良いでしょう。

おすすめメニュー:カニカマで作るカニ玉

材 料(2人分)
たまご:3個
カニカマ:4本
青ねぎ:適量(たまごの中に入れる用とトッピング用にわけておく)
砂糖:小さじ1
塩:少々
サラダ油:大さじ1

~甘酢あん~
■水:1/2カップ(100cc)
■酒:小さじ1
■醤油:大さじ1
■砂糖:小さじ1
■酢:小さじ1
■オイスターソース:小さじ1
■鶏がらスープの素:小さじ1/2
■水溶き片栗粉:片栗粉小さじ1を小さじ2の水で溶く

作り方
1.■を鍋に入れて火にかけ、甘酢あんを作ります。ふつふつと煮立ってきたら水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつける
2.ボウルにたまごを割り入れて溶き、ほぐしたカニカマ、青ねぎ、砂糖、塩を加えて混ぜ合わせる
3.フライパンにサラダ油を引いて強火で熱し、2を一気に流し入れる
4.半熟状になったら取り出して、ゴムベラなどでたまごの形をよく整える
5.1の甘酢あんをかけて、トッピング用の青ネギを散らす

じゃがいも

じゃがいもは季節によって値段が前後するものの、1個あたり30円から60円、もしくは特売などであれば1個10円などで購入できます。冷凍保存はできませんが、常温保存で2~3ヶ月の長期保存が可能という大きなメリットがありますよ。

長持ちさせるコツは、じゃがいもについている土を落として、風通しの良い冷暗所で保存することです。冷蔵保存をした場合、でんぷんが糖分に変化して甘みが増す特徴がありますが、じゃがいもが乾燥してしまうことから3~4日の保存が限度となります。

また、じゃがいもは手がかからなくて育てやすいことからガーデニング初心者にもおすすめの野菜です。年に2回の収穫ができて、自宅で栽培すれば経済的ですし手早い節約にもなりますよ。

煮て良し、揚げて良し、洋風にも和風にも使える万能食材のじゃがいもはビタミンCも豊富。子どもにも大人にも好まれる食材なので、定番メニューだけでなくアレンジメニューも覚えておけばさらに便利でしょう。

おすすめメニュー:じゃがいものそぼろ煮

材料(2人分)
じゃがいも:3~4個
豚ひき肉:100グラム
しょうが:1かけ

~煮汁~
しょう油・みりん・酒・水:各30~50CC
砂糖:大さじ2
だしの素:5グラム

作り方
1.じゃがいも食べやすい大きさに切り、しょうがはみじん切りにしておく
2.鍋に火をかけて、豚ひき肉としょうがを炒める
3.豚ひき肉に火がとおったら、じゃがいもを入れて軽めに炒める
3.煮汁と砂糖、だしの素を入れた後に落とし蓋をして10分煮込む

魚肉ソーセージ

オレンジ色のフィルムに包まれたお馴染みの魚肉ソーセージ。おやつにも適していますが、中身は主にスケソウダを原料とした魚肉加工食品です。

栄養も多く含まれていて、筋肉のもととなるたんぱく質、血液の中の中性脂肪を低下させる効果があるDHCやEPA、その他にもカルシウムなども含まれています。

また、魚肉ソーセージのカロリーは一般的なウィンナーの半分ほどなので、ウィンナーを使う料理を魚肉ソーセージに代用すれば、そのぶんだけカロリーオフにもなりますよ。

多くのスーパーに置かれていて、テープでグルグル巻きにされた4本パックは200円前後で購入できます。

そのままでも良いですし、炒めたり揚げたりしてもおいしくいただける以外に、お弁当のおかずにも使いやすいです。加工食品でもちくわやかまぼことは異なり賞味期限も長くて常温保存ができるので、まとめ買いをしてストックするのも良いでしょう。

おすすめメニュー:魚肉ソーセージのポトフ

材料(2~4人分)
キャベツか白菜:300グラム
玉ねぎ:1/2個
にんじん:1本
ほうれん草:150グラム
魚肉ソーセージ:2本
水:カップ2
白だし:30cc
塩:少々
胡椒:少々

作り方
1.キャベツか白菜の野菜、玉ねぎを食べやすい大きさに切る
2.にんじん、魚肉ソーセージを小さめサイズに乱切りしておく
3.根元の部分を切り落としたほうれん草を、さらに3cm幅に切る
4.鍋にキャベツか白菜の野菜、玉ねぎ、にんじん、水、白だしを入れて、蓋をして強火にかける
沸騰したら弱火~弱火に近い中火にして、にんじんがやわらかくなるまで煮ていく
5.ほうれん草、魚肉ソーセージを入れて2分ほど煮こみ、塩と黒胡椒で味を調節する

まとめ買いをすることも食費節約のポイント

節約に効果的な食材を活用する以外にも工夫してほしいポイントがあり、1週間のまとめ買いをすることです。まとめ買いをすることで、買い物に行く回数を減らせるメリットがあるので出費がおさえられますよ。

その際に何も考えなしで買い物に行くのではなく、あらかじめ予算やメニューを考えて購入するものを決めておきましょう。そして、必要なものだけを買うようにしてください。

なぜなら、スーパーに行くとできたてのお惣菜にタイムセールなどのさまざまな誘惑が転がっています。「お得だから」「おいしそうだから」を理由につい買ってしまうことにもなりかねませんし、それでは余計な出費が増えるだけで節約の意味がなくなりますよね。

まとめ買いをしても上手に使いきる自信がない場合

まとめ買いした食材を上手に利用するコツは冷凍保存を積極的に取り入れることです。すぐに使わない肉や魚、野菜などの食材はラップや保存袋で冷凍保存をして、その他の食材は調理して冷蔵保存するのが良いですよ。

冷凍保存以外にも時間があるときに常備菜を作っておけば、2~3日、漬物や味が濃いものであれば3~4日は冷蔵保存でおいしくいただけます。目安として霜がつく前に使い切るのがポイントです。

また、保存する際にいつ保存(加熱)したのかの日付を書いておけば管理をする際にわかりやすくなりますよ。

まとめ

無計画に買い物をしていれば、それだけ食費は高くなるものです。節約を意識しつつ、日頃の食生活に心がけや工夫を加えていくことで食費の金額も大きく変動しますよ。

少し食費がかかりすぎていると感じている方や、食費を今以上におさえたいと考えている方は、まず日頃の食材選びを変えてみてください。それだけでグンと節約につなげやすいです。

今回ご紹介した節約食材やおすすめメニューは今日の食卓からすぐに取り入れられますから、毎日継続してコツを覚えていきましょう。おいしくて節約ができるというメリットもありますから、苦になることもなく楽しみながら取り入れられますよ。

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