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出典(トップ画像):楽天㈱
楽天スーパーポイント(以下「楽天ポイント」と表記)を貯める方法は、当サイトでも複数の記事に渡って紹介しているほど数多く存在しております。
その豊富な貯め方はポイントサービス随一と言ってもいいくらいなのですが、では実際やってみてどれほどの楽天ポイントを稼ぐことができるのか?どんな貯め方がお得となりやすいのかといったことが気になってくると思います。
またあまりにも獲得方法が多いため、自分が行っているポイント獲得アクションが他の方法と比べどれほど効率的なのかといったこともチェックしてみたいポイントです。
そこで本稿では、楽天ポイントの獲得を1カ月間行った例を取り上げ、そこから見えてくる楽天ポイントの上手な貯め方や継続してポイントが貯められるやり方などを紹介します。
楽天ポイントの基本事項
出典:楽天㈱
概要
楽天ポイントは楽天市場とともに街の加盟店での買い物やサービスの利用でポイントが貯まる場合や、インターネット上でのアンケート回答、旅行や出前サービスの利用、楽天銀行/証券の利用などから貯まるパターンなどがあります。
*楽天ポイントの豊富な貯め方を知りたい方はこちら:
ポイント還元率は100~200円につき1ポイントが基本ですが、上記のようなその多彩なポイントの貯め方から一概に言えるものではありません。
獲得したポイントは楽天市場や楽天の各種サービスサイトで確認することができたり、楽天ポイントクラブで獲得状況などの詳細なチェックを行うことができます。
またスマホアプリ(ポイントクラブなど)からの確認も手軽でおすすめです。アプリは楽天ポイントの確認だけでなくポイントがもらえる「くじ」やコンテンツが用意されているなど、ここでもその貯め方の豊富さを実感することができます。
出典:楽天㈱
一般的なポイント獲得方法
外での買い物等においてはポイントカード、楽天Edy、楽天銀行デビットカード、楽天カードといったものを店のレジで提示して楽天ポイントを獲得します。
オンラインショップにおいては、楽天会員IDの認証や選択した決済方法(楽天カード払いかネットバンキングかなど)を経てポイント獲得資格のチェックが行われます。
今回獲得した楽天ポイントの内訳とその説明
ではここで、筆者がとある1カ月間に貯めた楽天ポイントの内訳を以下にあげてみます。
「楽天ポイント獲得内訳 総獲得ポイント数:598」
ポイント獲得アクション | 獲得ポイント数 |
---|---|
キャンペーン | 235 |
楽天銀行 | 103 |
楽天ウェブ検索 | 102 |
楽天リワード | 91 |
メールdeポイント | 24 |
広告 | 19 |
楽天ラッキーシール | 10 |
楽天市場 | 9 |
ラッキーくじアプリ | 4 |
楽天ペイ | 1 |
各項目の説明
「キャンペーン」 *235ポイント
キャンペーンとは言いますが、主に「メルマガ」の受信・クリックが獲得回数的に最も多いアクションとなっております。
メルマガは楽天が非常に力を入れているところで筆者の場合毎日30通程度届いている状態です。その全てでポイントがもらえるわけではありませんが、毎日確実に楽天ポイントを稼ぐことができるものです。
また今回紹介する当月においては、他社健康食品の購入キャンペーンで100ポイントの獲得や、「ぐるなび」とのID連携キャンペーンで52ポイントの獲得がポイント数の大きなアクションとなっています。
「楽天銀行」 *103ポイント
JCBデビットカードの利用分と、わずかに件数がある他者口座からの振込による楽天ポイントの獲得となっています。
こちらも当月ではデビットカードをあまり使わなかったため、獲得ポイント数はこのような結果となりました。ちなみにデビットカード利用による楽天ポイントの還元率は100円につき1ポイントです。
「楽天ウェブ検索」 *102ポイント
ネット記事を作成する仕事柄、楽天ウェブ検索は毎日頻繁に利用しており、1日30回までの検索カウントで3~5ポイントを獲得することが可能です。楽天ポイントは翌日には獲得となります。
「楽天リワード」 *91ポイント
主な獲得内容は以下の通りとなっています。
- スマホアプリ版の楽天ウェブ検索の立ち上げ・・・1日1ポイント
- ポイントクラブアプリの立ち上げ・・・1日1ポイント
- ポイントクラブアプリ内でキャンペーン情報を3つ閲覧・・・1日1ポイント
これも買い物せずに毎日取り組むことができるコンテンツで、しかもウェブ検索と同じく、上記合計3ポイント(期間限定)が翌日には付くというメリットがあります。
「その他」 *合計67ポイント
「楽天ラッキーシール」とは、楽天市場で注文し届いた商品の箱や袋等に張ってあるシールで、そのシールをはがすとラッキーコードが現れ、このコードを所定のサイトで入力し抽選を受けると楽天ポイントをもらうことができます。
出典:楽天㈱
出典:楽天㈱
出典:楽天㈱
出典:楽天㈱
「メールdeポイント」は通常のメルマガとは異なる独立したメールコンテンツで、受信メールからアクセスしたり「ポイナビ」からメールを閲覧して所定箇所をクリックすることで楽天ポイントを稼ぐことができます。
出典:楽天㈱
全体的な説明
全体としてのお話しですが、楽天市場での買い物は1回のみで、この月の楽天との付き合い方の多くはスマホアプリやPC、メルマガからの「無料獲得分」が大きな比率を占めております。
この無料で楽天ポイントが獲得できる方法は非常に多彩な形で提供されており、筆者が実行している方法やコンテンツはその中のごく一部にしかすぎません。
また、今回のポイント獲得内訳は、筆者の個人的な生活スタイルが反映されている性質であることが前提となっております。
お金やポイントなどの記事執筆を行っている状況から、この時は「モバイル決済アプリ」が盛り上がりを見せていて、様々な決済手段やポイントサービスを体感している最中であり、楽天の方に多くの力が注がれていなかった状況であります。
今回の楽天ポイント獲得状況から言えること
楽天ポイントの獲得結果から、まずは大きく次のような分け方ができます。
- 買い物から得られた楽天ポイント・・・223ポイント(37.3%)
- それ以外の無料で得られた楽天ポイント・・・375ポイント(62.7%)
ちなみにキャンペーンで得られた235ポイントのうち、健康食品の購入で得られた100ポイントは上記では1.の買い物で得られた方に含めました。
日常に即した繰り返しの買い物が大きなポイント源
1.は全体で37.3%となっており、筆者の行動結果もありますが楽天市場という巨大ショッピングサイトの存在がありながらも、ちょっと物足りないパーセントとなっております。
キャンペーン経由の100ポイントを除きますと、1.は普段の生活においては楽天銀行デビットカードの利用が買い物におけるポイント獲得のメインルートでした。
今回このカード自体の利用は他社の決済方法と比較しますと少ない方です。
ただスーパーやドラッグストアといった日常の買い物や配達を待たない購入スタイルはポイント獲得機会に恵まれており、クレジットカードの所有者であればより優位にポイントを貯めることができるわけです。
Amazonにも「パントリー」などネット経由で日用品の定期購入ができるものがありますが、通常ネットショッピングからの日用品・生鮮食料品の購入はその商品の性質や送料の存在が強く響いてきます。
結果として、ネットショッピングはどうしてもやや高額な商品を購入する場合に利用する流れとなっていきやすく、頻繁な買い物にはなりにくいのです。
とにかく楽天と接点を持つことがお得になる秘訣
無料コンテンツの比率(62.7%)は体感的にも理解できるものでした。繰り返しになりますが、当月はそもそも楽天市場を利用するつもりが低かったため、無料で稼げるポイントの割合が大きくなった部分はあります。
ただ今回の結果から楽天のポイント攻勢をより強く認識することができました。それはまた、私たちの金銭的負担が抑えられることに繋がり、やはり楽天に関わるサービスに日頃から接するのはお得であるということがはっきりしたことになります。
無料コンテンツも繰り返しが大切
この無料コンテンツですが、こちらから得られる個々のポイント数は1ポイントというのも非常に多く、その根気が必要なところがデメリットではあります。
しかし、こちらも先ほどお話ししました買い物で多く貯める方法と同じく、「繰り返し」の効果が非常に大きなものとなってきます。
普段あまり行っていないアンケート回答や、年齢にも実行が左右されそうな無料ゲーム等にも関わっていれば、無料で稼げるポイント数はより多かったはずです。
また、豊富なポイント獲得機会を提供している楽天だからこそ、この繰り返しの作戦が有効となってきます。
高ポイントを狙った高額商品の購入は不定期になりやすい傾向があり、ポイントの獲得そのものが懸念されます。
楽天ポイントをたくさん貯めるには?
出典:楽天カード㈱
繰り返しのアクションによるポイント獲得の大切さを踏まえ、ここでより多く効率的に楽天ポイントを貯めるアイディアをご紹介します。
支払いのコツや店舗環境
これまでにお話ししてきたポイント獲得のコツをまとめてみますと、
- 繰り返しによるポイント獲得
- 日常生活に即した買い物
上記にかなった具体的なポイント獲得アクションとしましては、
- スーパー、ドラッグストア、コンビニ等での日用品の買い物
- 楽天カード、デビットカード、Edy、楽天ペイでの支払い
上記までのポイントに加え、「決済手段と実地店舗との組み合わせ」の問題が存在します。
通勤・通学の際に利用できる各種店舗や、住まいの近隣にどういったお店があるかによって使える決済手段が変わってきます。
「カード類」
楽天カードのクレジット機能や楽天銀行デビットカードのJCBブランドは多くのスーパー、コンビニ、ドラッグストアで取扱いがあり、主戦力とされる決済方法です。
これは自分の住んでいる地域や行動半径についてあまり心配するものではありません。
ただし、デメリットもありカードブランドに頼る方法は多くの店舗が決済の射程圏内に入ってくるものの、例えばJCBデビットカードでは楽天ポイントの付与率が1%までと制限を受けやすくもなってしまいます。
楽天カードも楽天加盟店であれば3%程度までポイントが稼げますが、一般のクレジット加盟店では1%となります。
「楽天Edy」
Edy単体の利用では200円に付き1ポイント(0.5%)となりますので非常に貯めにくいのですが、楽天の加盟店でポイントカードを提示して使いますと、ポイントカード分が200円で2ポイントと上記1ポイントとで合計3ポイントとなります。
また楽天カードからEdyへのチャージで200円に付き1ポイントが貯まりますので、カード所有者の場合200円で4ポイントまで上昇し、さらにカード特典と合わせますと最大で8ポイントまで獲得ができます。
基本はやはり繰り返しの買い物
たくさんの楽天ポイントを貯めるには上記までのような複雑な条件をかいくぐっていく必要があるのです。
楽天ポイントに関わる決済方法はいくつもあり、その中でクレジットカードである楽天カードが最も有利にポイントを貯めることができます。
しかし上記のような現状を踏まえ、楽天カード所有者であっても無理して買い物のルートを変更したり購入金額の拡大を行うことはおすすめしません。
従って、クレジットブランド止まりのポイント獲得で割り切ることも、ポイントがゼロよりはお得ですのでそれ以上の追及はせず次の買い物やチャンスを伺うことが大切であったり、急な出費をしないことが賢明です。
また、JCB取扱店での利用にとどまるディズニー柄のカードやデビットカード(ゴールドは除く)の所有者なら、他のブランド店舗では適度なポイント獲得の期待にとどめることやEdyでの対応、または無理せず清くあきらめる事も大切なやり方です。
徹底的なカード等の利用ができるか
下のグラフは支払いにおける現金、クレジットカード、電子マネーの選択状況を表したものですが、決済金額が低くなっていくほど現金による支払いが多くなっているのが分かります。
出典:日本銀行
1万円以上の支払いから現金と他の支払い方法との選択比率が変わってきますが、5千円以下の支払いにおいては、現金以外で支払っている人を発見するのが難しくなってくるようなレベルです。
少額の支払いではつい現金になってしまうという心情は理解できないことはないのですが、この「心理的ハードル」をいかに超えられるかが、ポイント獲得には大切なこととなってきます。
まとめ
出典:楽天㈱
今回は一個人の生活パターンから分析しているものでありますが、楽天ポイントが実際にどんな感じで貯まるのかを客観的に理解できる内容となっております。
今回の内容を以下に整理してみました。
- 買い物からの楽天ポイント獲得はやはり大きな存在
- 無料でポイントが貯まるコンテンツも無視できないポイント獲得方法
- 決済方法が充実しても使える店舗が少なければポイントは貯まりにくい
- 有料・無料、高額・少額に関わらず「繰り返し」の獲得アクションがポイントをたくさん貯める秘訣
現在多くのポイントサービスや決済手段が存在し、どれがお得でどのようにポイントを貯めていけばいいのか、つい迷ってしまうのも当然のことであります。
またたくさんのポイント獲得チャンスに恵まれているとしても、意外な取りこぼしがあったり知らなかったポイント高還元方法があったりするものです。
しかし、全てを取り込もうとしてししまいますと、支出と獲得ポイントとの差を考慮しないことに繋がったり、大切な日常生活に望ましくない影響を与えることにもなります。
もう一度楽天など各種ポイントサービスのルールを確認することと同時に、自身のライフスタイルの中でどうようにポイントサービスと接すれば最もお得にポイントが貯められるのかを検討することが、結果として高還元を得る秘訣となるのです。