モバイル決済アプリ6種類の実態は?お得で便利な決済アプリはどれ?

出典(トップ画像):(株)NTTドコモ

レジでの支払いにおいてスマホアプリでバーコードやQRコードなどを表示させ簡単・スピーディーに買い物を済ませることができる「モバイル決済アプリ」が続々と登場しております。

その種類の多さからどのアプリにどんな特徴があり、使いやすくお得なのはどれ?といったことを思われるかもしれません。

モバイル決済アプリはまだまだこれからでありますので(2018年現在)、これからお話しすることがその全てとはならないかもしれません。

しかし、少しずつ着々と明らかとなる事実を元に、本ページでは現在リリースされているアプリから6種類を取り上げ、それぞれのアプリの特徴や使い勝手のよさ、お得に使えるものなのかどうか等をお話ししていきます。

モバイル決済アプリの現状

各社入り乱れまるで戦国時代の様相

冒頭でもちょっと触れましたように様々なモバイル決済アプリが存在しておりますが、例えば携帯会社が現在3社で落ち着いているような感じに決済アプリ市場がなっていないことから、こういった混沌とした状況はもうしばらくは続いていくことと思われます。

最終的には提供される内容と利用者の志向が一致していけば、いずれかのアプリ(単独~複数)に落ち着くことと思われます。

出典:DIAMOND online

私たちの利便性にも影響が出る

すでにその存在が広く認知されている「ポイントサービス」におきましては、現在においてはある程度の存在感の違いが感じられます。

しかしそれでもまだまだ多くの種類のポイントが存在し、ポイントカード(アプリ)を複数所有しなければならないことや、お得さ・便利さの違いがあり、その利用において頭を悩ませる部分が残るのが現状です。

モバイル決済アプリについてもやはり同じことが言え、現状においては次のような不便な点が挙げられます。

  • アプリが使えるコンビニ・店舗等の違い
  • アプリに登録できるクレジットカード類の違い
  • ポイントサービス・キャンペーン特典等の違い など

特にお得に使おうとして「ポイントサービス」のことを考慮しますと非常にややこしい事になり、「これだ!」というアプリを見つけるのは大変困難です。

そのようなモバイル決済アプリの現状ではありますが、最終的には私たちの暮らしを便利にお得にさせてくれるものであるとは思われます。

これより6つのアプリを紹介していきますが、万人に共通して優秀なアプリはありませんので、それぞれの特徴やメリット・デメリット等を把握しながら、自分にとって最適な決済アプリを選択するのが最適です。

一般的なモバイル決済アプリの仕様

AppStoreやGoogle Play、または各社ウェブサイトの案内からアプリをダウンロードしてスマホにインストールさせます。

利用に際してはクレジットカードの登録が必要ですが、一部のアプリではデビットカードでも登録ができたり、ドコモの「d払い」のようにドコモ契約者であればカード登録は不要となるパターンがあります。

ポイントサービスについては、アプリからのポイント付与と登録したカード類からとの複数のポイント獲得機会があります。

楽天ペイ

出典:楽天㈱

出典:楽天㈱

楽天が提供する決済アプリでネットでも同名の決済方法を提供しております。バーコード・QRコードによる決済及び「セルフ」と呼ばれる自分で金額を入力して支払う方法があります。

楽天ポイントは基本的には200円につき1ポイントの還元で、ポイントの消費もその場で行うことができます。

通常のポイントカードを表示させ決済方法の変更もアリ

アプリから通常のポイントカードアプリを出すことができたり、逆にポイントカードから楽天ペイを起動させることもできます。

楽天ポイントは貯めたいけどその時の事情で現金や他のクレジットカードで支払ったりといったことが容易に行えます。

まだまだ利便性が十分とは言えない状況では、全ての決済を1つのアプリで行うのではなく、支払い場所や突発的なポイントキャンペーン等に合わせ支払い方法を変えていくのは十分に考えられてきます。

JCBカード非対応

登録できるクレジットカードは楽天カード(シリーズ全て)、Visa・MasterのクレジットカードとVisaのデビットカードとなっています。

JCBブランドのものを登録することができないので、楽天銀行預金者が同行のJCBデビットカードを登録できないのは非常に残念です。

同カードはデビットカードながら基本1%のポイント還元率を誇りますので、これはぜひとも改善してもらいたいものです。

ポイントキャンペーンが充実

楽天らしくポイントキャンペーンが多く開催されるのが特徴で、アプリそのものよりもポイント稼ぎの手段として利用するといった使い方も出てきます。

出典:楽天㈱

楽天市場で毎月不定期に開催される「お買い物マラソン」でも楽天ペイアプリの決済がポイントアップにカウントされる街の店舗も一部存在し、何かとポイント獲得の機会が多いアプリでもあります。

またポイント関連で付け加えますと楽天カードを登録して利用するのが非常にお得であることは言うまでもありません。

d払い

出典:(株)NTTドコモ

出典:(株)NTTドコモ

ドコモユーザーなら後払いができるアプリ

ドコモ携帯ユーザーであればクレジットカードの登録は必須ではない決済アプリで、それでも同ユーザーなら電話料金合算払いによって後払いができるのが大きな魅力です。

基本的な支払い形態はバーコードとQRコードの読み取りとなっております。

ドコモユーザーでなくてもdアカウントとクレジットカードの登録でアプリを利用することができますが、携帯ユーザーではないため、上記のような合算払いはできません。

dポイントの消費が可能であることや通常のポイントカードも表示できること、ポイントキャンペーンが豊富なことは楽天ペイアプリと同様となっております。

「対象店舗が少ない」

d払いが使えるのは主にローソン、ファミリーマート、タワーレコード、メガネスーパーなどありますが、まだまだ提携店舗が少ないのが欠点です。

これはd払いのみならず多くのモバイル決済アプリに言えることです。今後クレジットカード並みに取扱い店舗が増えることを期待するしかありません。

ローソンで利用する際の注意点

d払いによるdポイントの獲得については、基本的には「200円で1ポイント」です。dカードを登録していればカードからの獲得分にd払い分が加算されてお得です。

しかし、dカードを持っていないドコモユーザーの場合、特にこれはローソンにおいて顕著な話なのですが、実は審査不要の「dカードプリペイド」を使えばキャッシュバックが3%、同カードの提示と決済で1.5%のdポイント還元が得られるといった事実があるのです。

d払いよりもお得さの点で相当優位な存在となっておりますので、この事実がある限りd払いの立場が非常にあやうく見えてしまいます。

「iD」との兼ね合い

またドコモには電子マネー「iD」を使った決済方法がありますが、こちらもやはりクレジットカードの登録によって利用する形は同じですが、スマホやiD一体のクレジットカードを店の読み取り機にかざすだけで支払いが済んでしまいます。

iDはアプリを立ち上げバーコードを読ませるといったことはなく、d払いの方が決済までの操作にひと手間かかることを考えますと、他社の決済アプリとの比較は別にしても、ドコモ内でのd払いの意味がよく分からないものとなってきます。

総合的に考えてみる

冒頭でお話ししましたように、決済アプリの乱立が目立つ現状においては、ドコモがその顧客拡大を狙うもの、または顧客の減少を防ぐものとしてd払いがあるように思えます。

このアプリの性質に特に不満等がなければそれでも結構ですが、個々の仕様やお得さなどピンポイントに狙いたい場合は、他の決済アプリとの比較の中で最適なものを選んでいくのがベストです。

Origami Pay

出典:(株)Origami

出典:(株)Origami

冒頭の方で掲載してます画像にあるようにモバイル決済戦国時代においては小規模で、またオンラインショップや携帯キャリアなどでもない独自の位置を占めたモバイル決済アプリです。

利用におきましては、クレジットカード登録(Visa、Masterのみ)の他に、支払い元として銀行口座の登録ができるのが特徴ですが、便利でお得なネット銀行に対応していないのが残念なところです。

*登録できる銀行

・ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、SBJ銀行の他、地方銀行6行

Origami Payが使える店舗としては、ケンタッキーやローソン、ローソンストア100などの著名な店舗もありますが、都内を中心に飲食店やアパレル関係の店舗が多い傾向があります。

出典:(株)Origami

提携店舗にあるクセと都内中心という性質がもう少し改められると使いやすいアプリとなってきますが、しばらくは今後の展開を見てみたいと思われます。

ただ、ローソンとはなかなかの連携ぶりが目立ち、2018年9月にはローソンとの連携スタートを記念した「コーヒー一日一人一杯プレゼント」を実施したり、アプリで支払い先の登録を行うだけで、ローソンで使えるヨーグルトの無料クーポンを配布していたりもしていました。

クーポンの提供に注力

Origami Payは2019年1月末でポイントサービスを終了さるという昨今のポイント戦争のさなかで理解しがたい行動に出ていたのですが、以前から実施しているクーポンの配布は引き続き力を入れております。

既存の提携店舗のクーポンを中心に、初めての店舗利用時や、新規提携店舗のアピールを目的としたクーポンが多く、料金が10%offとなるクーポンも珍しくありません。

また下記リンクにあるOrigami Payのブログでは加盟店と提供しているクーポン内容等を見ることができます。

出典:(株)Origami

まだまだ未知数な決済アプリ

(株)Origamiは同アプリの提供とともに世間に登場してきた感が強く、アプリ内の多くの部分で開発途上といった側面が目立ちます。

ただし、加盟店の日々の増加や他社との実験的な取組み、テレビCMの提供など多くの精力的な活動が行われております。

今後どのように変貌してゆくのか、ひょっとしたら冒頭の画像にある勢力図を塗り替えることになるのか、現段階で見極めるのは早計となる決済アプリとなっております。

LINE Pay

出典:LINE(株)

出典:LINE(株)

豊富な決済サービスとポイントプログラム

国民的人気アプリLINEが提供する「LINE Pay」は決済・金融サービスにもかなり積極的なアプリです。

バーコードやQRコードによる決済から光熱費など紙の請求書の支払い、そしてLINEユーザー間で行える送金や「割り勘」、またセブン銀行ATMからのチャージ等ができるようになっております。

LINE Payはチャージ式の決済アプリで、予め登録してある銀行口座やセブン銀行ATMからのチャージ、コンビニでのチャージ、オートチャージなどの方法があります。

ポイントサービスである「マイカラー」は決済時のポイント還元率が最低0.5%から始まり、月間利用額が10万円以上となれば翌月は2%と4倍アップします。

2018年12月は各社モバイル決済アプリがお祭りのように様々なキャンペーンや使える店舗の拡大など行っていました。

LINE Payにおいても20%ポイント還元キャンペーンや、「割り勘くじ」をテレビCMで宣伝したりなど、そのポイント攻勢は楽天やドコモを思わせるほど精力的でありました。

使える店の拡大が望まれる

このような積極的なポイント還元等や決済機能の充実ぶりが特徴的なLINE Payですが、他のアプリの例に漏れずまだまだ利用できる店舗が多いとは言えない状況です。

ローソンやファミリーマート、一部の有名ドラッグストアなどメジャーな店舗は押さえられているものの、60企業程度・数万店舗の店に限られております。

「LINE Payが使える街の店舗一覧」

出典:LINE Pay(株)

やや仕組み・ルールが複雑

バーコードを出すのに毎回パスワードを入力しなければならず、他の決済アプリはもう少しスムーズに画面が出せることを考えますとちょっと面倒なところではあります。

QUICPayやGoogle Payとの連携については、「Google Pay  - QUICPay  -  LINE Pay」の3重構造が理解しにくく、後のメンテナンスやスマホの機種変更など考慮しますとやっかいであり取り扱い方に神経質となってしまいます。

ポイントプログラムであるマイカラーのルール変更も度々行われ、お得さを確認するのに手間取ります。

出典:LINE Pay(株)

Amazon Pay

出典:アマゾンジャパン合同会社

出典:アマゾンジャパン合同会社

アマゾンの既存買い物アプリから使うもので別途決済アプリがあるものではありません。

利用登録についてはアマゾンアカウント内の登録データをそのまま活かす形で登録ができ、登録済みクレジットカードが支払い原資となるなど面倒な作業は少ないアプリです。

こちらもバーコードとQRコードの支払い方法を採用しております。

地味な感が否めない

利用できる店舗は東京を中心としたものですが、他の決済アプリと比べその取扱い店舗数がかなり遅れているのが正直なところです。

ポイント還元等は現時点では未定ですがオンラインのAmazonで限定的な取組みであることから、あまり期待できるものではありません。

バーコード画面の出し方についても、メインアプリ左上のメニューマークから「すべてを見る」→「Amazon Pay」というルートをたどらなければならず、使い勝手がいいものではありません。

本当に支払いに特化したアプリであり、他社が様々な付随サービスを行っている中で、疑問と思えるほど決済部分にあまり力が込められておりません。

Expert
実は、経費の関係でクレジットカードのシステムやポイントサービスなどを導入できない中小・個人店舗に、安価なタブレット端末を使ってAmazon Payの導入を狙っているようなのです(全てではないと思われますが)。

そうなりますと元々予算等が厳しいといった見方ができますので、LINE Payや楽天ペイなどが行っているポイントサービスやキャンペーンの実施は望めそうにないということになってきます。

PayPay

出典:PayPay(株)

出典:PayPay(株)

Yahoo!JAPANグループであるPayPay(株)により運営されているモバイル決済アプリです。電子マネー「PayPay」は、事前に登録した銀行口座かYahoo!JAPANカード(クレジットカード)からチャージして利用します。

支払いにおいては、基本的にはPayPayの残高からお金が引かれていきますが、その時によってクレジットカードか「Yahoo!マネー」を選択して決済することも可能です。

この電子マネーは通常「PayPay残高」と呼ばれ、さらに自分でチャージしたものは「PayPayライト」、キャンペーンなどでポイント還元的に得られたものを「PayPayボーナス」と呼んでいます。

また、3万円以上の支払いの際は店舗レジで本人確認ができる身分証明書の提示が必要です。

通常時に便利でお得となるか

ヤフーで以前から運営されている「Yahoo!マネー」は、ヤフーショッピングやヤフオクなどでしか使えなかったのですが、今回このアプリにて決済資金として使えるようになっているのはちょっと注目すべき点です。

普段からヤフオクをよくされている方でしたらその広がった利用用途は大きなメリットとなってくるでしょう。

ただやはり使える店舗としてはファミリーマートやミニストップなど以外は、広く対応されておりません。これはどのモバイル決済アプリにも共通している難点です。

チャージについてはYahoo!JAPANカードかYahoo!ウォレットに登録してある銀行口座という制限がありますが、チャージしなくてもVisaかMasterのクレジットカードを登録できるので常に即払いをするのであれば問題はありません。

リリース直後は大々的にこのアプリが宣伝され、テレビやネットのニュースに度々取り上げられておりましたが、やはり熱狂がさめた後の展開で真の姿を判断すべきです。

Expert
通常では利用金額に対して0.5%のポイント還元(PayPayボーナス)であったり、チャージできるクレジットカードが限られていること、ヤフーグループでの利用が強いことなど、冷静にチェックすればまだまだ強みやお得さを十分感じ取れるようなものではありません。

まとめ

どのモバイル決済アプリにおきましても、まだまだ成長過程なところが覗われます。

全体的に利用できる店舗(業種)の種類が少なく、現状では大手コンビニであればほぼ使えるといった域を抜け出せていない状況です。

Origami Pay以外ではアプリ利用の際自社サービスを優遇する傾向が強く、発展的な展開に完全には至っておりません。

もっとスーパーやドラッグストアといった普段使いの店舗に普及すれば日常の節約にも活かした使い方ができる可能性が見えてきます。

従って現状においては、突発的なキャンペーンを含めお得なポイント還元等を強く推し進めているアプリを選ぶのが賢い使い方となってきます。

ただ最初の方でお話ししましたように今は決済サプリ同士が激しくバトルを繰り広げている状態で、現状あるサービス姿勢が本当の姿かどうか定かではありませんので、少し冷静になり長期的な視野でアプリを使っていくことが大切です。

6弦
6弦
607 views

FX投資歴6年、仮想通貨や海外取引業者でのハイリスクな取引経験も豊富です。
その他ネットオークションやポイントサイトといったネット系のお金稼ぎ術に精通しています。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。