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借金が100万円以上ある方は、結婚する時にこれからどうしていこうかと悩むことは当然です。結婚後も返済金を捻出していかなければならないですし、家計を支えていかなければならなくなります。よって、結婚後はよりお金に関心を持っていかなければなりません。そこで、この記事では借金が100万円以上ある人が結婚する時に気を付けるべきことを紹介します。
借金が100万円以上ある人が結婚前にやっておくべきこととは?
借金が100万円以上ある人は、結婚前する前に何をやっておけば良いのかわかりませんよね。もちろん、借金を減らしておくことが一番大切ですがそれ以外にもやるべきことはたくさんあります。よって、この章では借金を100万円以上抱えている人が結婚前にやるべきことをご紹介しますので、現段階で結婚を控えている方は早急に取り掛かりましょう。
借金が100万円以上あるなら、絶対に支出の把握はしておくこと!
借金を100万円以上抱えている人は、必ず現段階で自分の支出はいくらくらいなのか把握しておきましょう。とりあえず1ヶ月の支出分がわかっていれば大丈夫です。
自分が生きていく分のお金がどれほどかかるのかを把握できている人は少なくありません。支出を把握するということは、生活出来得るだけのお金はいくらなのかを知れるだけではなく、自分がいかに無駄な支出をしているかを知ることもできるのです。
1人にかかる支出を把握できれば、2人にかかる支出の把握も簡単になりますので、早めに自分の支出を把握しておくようにしましょう。
収入の把握をして、いくら返済に充てられるのかを知っておく
借金を抱えている方は、ぜひ自分の収入を再確認してみてください。そして、先述した支出を差し引いてみて、いくら返済金に充てられるのか計算してみましょう。いくら返済金に充てられるのかを計算できたらば、支出をもっと削減できないのか検討もしてみましょう。
支出の方が上回ってしまった方は、早急に支出を見直す必要があります。支出の詳細を見て、無駄遣いの部分をチェックし、無駄遣いをしなかった場合、いくら返済金を捻出できるのか知っておきましょう。
借金の総額を確認して、結婚後の返済計画を立てる準備をしておく
100万円以上の借金をしている方は、結婚後も返済をしていく必要があります。よって、結婚後に返済する金額は全部でいくらになるのかを把握しておく必要があると言えます。
なぜ、結婚前に借金の総額を知っておかないかというと、結婚後の返済計画が立てられないからです。結婚してすぐは生活も安定しないため、返済も思うようにいかない可能性があります。よって、今から想定しうる事態に備えて計画を立てていく必要があります。
また、借金の残額を確認する方は少ないため、確認してみたら思っていたよりも借金が減っていた・増えていたということも多々あります。よって、早めに借金の総額を把握し、返済計画をすぐに立てられる状態にしておきましょう。
結婚前に完済できないか計画を立ててみる
借金を100万円以上抱えている方は、結婚前に完済が可能かどうか検討してみましょう。
結婚前に完済できるのであれば、それに越したことはありません。しかし、結婚前に完済できないからといって落ち込む必要はありません。
ここで大切なのは、結婚前に少しでも借金を減らすための行動をとることです。結婚後は自分の思ったようにお金を使えなくなりますので、結婚前にお金を返せるだけ返しておくことが重要になります。自分の支出をできる限り減らして、返済に充てていくようにしましょう。そして、結婚するまでなるべく借金を減らしておくようにしましょう。
借金が100万円以上ある人が結婚する時にかならず気を付けること10
結婚する前にやっておくことを把握した後は、結婚する時に必ず気を付けることを知っておきましょう。借金を抱えている人は、結婚後も注意することがたくさんあります。お金の使い過ぎを防いだり、家計をやりくりしたり、返済金額を捻出したり等様々です。
そこで、ここでは結婚する時に絶対に注意すべきことを10個に厳選しましたので、参考にしてください。
1.家計簿は必ずつける
結婚する時に、パートナーへ必ず「家計簿をつける」と宣言しましょう。借金を100万円以上してしまった人の特徴として、家計簿をつけずに支出を把握していなかったがために、お金をどんどん借りてしまったという点があります。
結婚した後も返済を続けるため、そして無駄遣いをしないためにも、家計簿は必ずつけて2人で共有するようにしましょう。どうして共有するのかというと、パートナーへ見せることで、2人の家計の状態が見えますし、より良く生活していくにはどうしたら良いのかを話し合うことができるからです。
また、家計簿をつけることで、自制する心が生まれますので、お金を借り直すという事態も防ぐ効果があります。よって、結婚する時に家計簿をつけると宣言し、最低でも1ヶ月に1回はパートナーと家計簿の報告会を設けるようにしましょう。
おすすめの家計簿はノートにレシートを貼る方法!
簡単な家計簿として、レシートをノートに貼るだけの方法があります。その日購入したレシートを、ノートに貼っていくだけで良いのです。そして、日ごとの合計額を記入するのですが、これが意外と見やすいのでおすすめです。ズボラで面倒なことが苦手な方には特におすすめですので、ぜひ試してみてください。
2.借金は自身の収入で返済すると宣言する
結婚する時に、パートナーへ借金は自分自身の収入で返していくことを宣言しましょう。過去の自分が作った借金であれば、パートナーへ支払ってもらう義務はありません。まして、100万円以上お金を借りてしまったのであれば、パートナーへの心理的負担も大きいものとなります。後々のトラブルをさけるためにも、自分が作った借金は自分で返す必要があるといえるでしょう。
よって、結婚する時にパートナーへ借金は自分自身の収入で返していくと宣言し、実行に移すようにしましょう。
3.月々、いくら返済しているのか伝えておく
100万円以上の借金を結婚後に返していくのであれば、月々の返済額をパートナーへ伝えておくようにしましょう。返済金額を伝えることで、自分自身が怠けないようにできますし、もしも返済金額が減った時は、パートナーへ喜びの報告もできます。また、月々の返済額を伝えられるということは、しっかりと自分の借金残額を把握し、計画も立てることができているという証明にもなります。
パートナーへ返済金額を伝えることは、少し勇気がいることかもしれません。しかし、長い目で見ると返済金額を伝えるか伝えないかで、モチベーションや返済計画に大きな影響を与える可能性がありますので、ぜひ勇気のいる「伝える」方を選択してみてください。
4.収入以上の生活はしないように気を付ける
借金を抱えて生活する以上、節制して生活するのは当然のことです。よって、結婚後の生活では自身の収入以上の生活はしないように心がけましょう。
収入ぎりぎりの生活しかできないと思っている方は、ぜひ家計簿を週1回見直してみてください。収入が少なく節約を頑張っているつもりでも、実は無駄遣いを多くしている時があります。週1回の家計簿を見直す行動で、無駄遣いに気づき、どうやったら防止できるのか検討できます。そして、検討後の対策を翌週に試していく、この繰り返しを行うことで、徐々に無駄遣いをしない自分を作っていくことができるようになるのです。
収入以下の生活を送るということは、最初のうちは難しいかもしれませんが、何度も挑戦していれば徐々にできてきます。根気よく、自分のお金の使い方を見直しながら、自身の収入以下の生活を送れるようにしましょう。
5.無駄な支出は削減する
家計簿をつけることに慣れた後は、無駄な支出を削減するようにしましょう。
先述しましたが、週に1回家計簿の見直しを行うことで無駄な支出を削減することが可能です。休日に、1時間程度家計簿と向き合う時間を作りましょう。コンビニスイーツやたばこ、お酒、洋服、コスメ等、必要以上に購入していないかチェックしてみましょう。
また、無駄な支出は日々の生活費だけではありません。家賃や通信費等も見直しが必要です。家賃は、手取り月収の3割以下が基準ですし、通信費はプランの見直しを行うことで料金を下げられる可能性があります。
無駄な支出は、日々の見直しで徐々に気づいていけるものです。よって、家計簿の見直しは最低週1回行うようにしましょう。
6.100万円の借金はするに返せるだろうという考えは捨てる
借金を100万円以上抱えている人は、結婚すると決まったら「すぐに返せるだろう」という甘い考えは捨てましょう。借金はすぐに返せるものではありません。
結婚した後は、お金は2人の共有財産となります。よって、自分だけのお金ではなくなるということを意識しておきましょう。独身時代とは違い、お金を自由気ままに使えなくなります。よって、借金をすぐに返せるという甘い幻想を捨てて、これからコツコツと返していこうという現実的な思考に切り替える必要があります。家計簿をつけて支出を見直し、自分の収入範囲内で暮らすコツを身につけましょう。そして、結婚後お金の自由があまりない状態でも余裕で返済ができるような状態にしておきましょう。
7.必ず自身の収入で完済するという意思を持つ
借金を結婚後も返済するということは、大変なことです。よって、心が折れることを予防するために必ず自身の収入で完済するという強い意志を持ちましょう。
自身の収入で完済するという気持ちを持てば、自分の収入内で生活しようと思うことはもちろん、自分の使えるお金の把握や、どの程度支出したかの把握することも必要になってくることがわかってきます。そして、何をすれば良いかがわかったら、あとは具体的な行動計画(家計簿をつける、支出の削減を検討する等)を行うのみです。
気持ちから入ることも大切ですので、ぜひ自分自身の収入で完済してやるぞという心を持つようにしましょう。
8.借金があっても結婚してくれたパートナーへ感謝する
借金が100万円以上あっても結婚してくれるパートナーはとても貴重です。そこで、必ずパートナーへは感謝の心を持つようにしましょう。
借金があることを理解し、応援してくれる存在がいるということは、とてもすごいことなのです。何も言わずに見守ってくれているのであれば、その行為に甘え、コツコツと自分自身で返済をしていくようにしましょう。そして、借金が返し終わった時は最大限の感謝の気持ちを表現するようにしましょう。
9.借金の完済計画を立てる
結婚後に借金を完済するとなると、必要となるのは借金の完済計画です。借金は計画なしで返せる程甘いものではありません。また、人生で起こるライフイベント(結婚式、妊娠・出産・転職・住宅購入等)で発生するお金も視野に入れて返済を行っていかなければならないのです。
たくさんのライフイベントを予測しつつ、無理なく返済ができるよう計画を練ることで、どんなことが起こっても対処できるようになります。
行き当たりばったりでは返済に支障が出てしまう可能性が高いので、早めに返済計画を立てておくようにしましょう。
10.二度とお金は借りないと誓う
結婚する時に、必ず二度とお金は借り直ししないことを心に誓いましょう。
自身の甘さで借りたお金が、結婚後も影響してくると思っていなかったことでしょう。しかし、お金の大切さを知り、お金を返す大変さを知れたことが、今後の財産となります。経験から学んだことを今後に活かしつつ、同じ過ちを繰り返さないと心に決めて結婚生活を過ごすようにしましょう。
借金が100万円以上ある人が幸せな結婚生活を送るコツ
最後に、借金が100万円以上ある人でも幸せな結婚生活を送れるコツをご紹介します。借金があっても、コツさえつかめば幸せに生活できますので、ぜひチェックしてみてください。
今の収入で満足できるようになること
今ある収入に満足することができるようになると、借金を100万円以上抱えていても幸福感を得られることでしょう。屋根のある家に住めて、かつ、ご飯が食べれて、お風呂にまで入れることは幸せなことです。そして、なによりも理解のあるパートナーがいるということはとても心強いものです。
今ある収入で満足ができない状態だと、再び借金を繰り返してしまうという同じ過ちを繰り返すだけでなく、更に借金を重ねてしまうことになります。そんなことをしてしまっては、将来の2人の関係性にも悪影響を与えるのは言うまでもありません。
よって、今ある収入で満足して生活できるようになることは、幸せな結婚生活を送る上でとても重要なことだと覚えておきましょう。
パートナーへ感謝の言葉を伝えること
幸せな結婚生活を送る中で、一番大切なことはパートナーとの関係性です。これから、ずっと一緒に過ごしていく相手になるわけですので、心地よい関係を築いておくに越したことはありません。よって、パートナーへは日々感謝の気持ちを述べておくようにしましょう。
借金があっても結婚してくれて、仕事や家事をしてくれているパートナーであれば、感謝の気持ちが持てるはずです。仕事や家事をやってくれることが当たり前ではないことを言い聞かせ、小さなことでも感謝の気持ちを伝えておくようにすると、2人の関係性がよりよくなることでしょう。
お金を使わない趣味を見つけておくこと
お金を使わない趣味を持つことで、再び借金をすること防止するのと同時に、お金を使わない習慣をつけることができるのでおすすめです。また、趣味を見つけることは精神的にも安定し、日々を充実させる効果もあります。
お金を使わない趣味としては、ランニングやウォーキング等の身体を動かすことだったり、ブログ等を書いたりすることもお金がかからないのでおすすめです。お金を使わない趣味を見つけて習慣化すると、自然と節約ができるようになるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
借金が100万円以上ある人が結婚する時に気を付けておくべきことをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。借金を抱えたまま結婚するということは、とても覚悟のいることだとわかっていただけたかと思います。
しかし、結婚後の完済計画を立てて、必ず家計簿を記入し月々の支出を把握し、計画通りに行動をすることができれば完済することも夢ではないはずです。そのためには、自分のお金に対する甘さや、過去の無計画さを律していく必要があります。この記事で紹介したことを1つでもやっていただければ、完済への糸口が見えてくるのではないでしょうか。
結婚後、返済が遅延することのないよう、計画的にお金を返していけるようになりましょう。