取引量は世界ナンバーワン!仮想通貨取引所Binance(バイナンス)の特徴・口座開設方法

今回は海外の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)を紹介します。Binanceという名前は、仮想通貨投資の経験がある方であれば海外取引所を使ったことがなくても、名前くらいは聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

Binanceは2017年12月に取引量で世界一を記録し、現在も勢いに乗って成長する取引所です。

この記事ではBinanceの特徴からメリット・デメリット、口座開設方法まで詳しい解説を行っています。海外取引所が始めてという人でも、明日から取引ができるよう分かりやすく説明していますので、ぜひともご参考にしてみてください。

世界一の取引規模を記録!仮想通貨取引所Binance(バイナンス)とは?

Binance(バイナンス)は2017年7月に設立した海外取引所です。まだ設立から日が浅いものの、運営を開始してから急激な勢いで成長しています。Binanceの名が世に知れ渡ったのは2017年12月で、当時世界一の取引量を誇っていたBittrex(ビットレックス)を抑え、仮想通貨取引量で世界一を記録しました。つまり、仮想通貨取引において世界で最も活用されている取引所に君臨したということです。

2018年11月時点でもBinanceの勢いは衰えず、24時間辺りの取引量は1,100億円を超えるなど、Bithumb(ビッサム)やHuobi(フォビ)といった世界有数の取引所と熾烈な1位争いを繰り広げています。ちなみに現在の国内最大の取引量を誇るLiquid(リキッド、旧QUOINEX)でも、24時間辺りの取引量は260億円ほど(全体で19位)なので、いかにBinanceの規模が大きいかが分かります。

Binanceは2018年3月24日より、本拠地を香港からマルタ島に移転しました。その理由は、マルタが比較的仮想通貨に寛容で、今後は国を挙げてFintech(フィンテック)分野への投資を積極化するため、とCEOのジャオ・チャンポン氏が発言しています。このジャオ氏は自身の公式ツイッターでも仮想通貨にまつわる重要な発言が多いため、Binanceを利用するしないに関わらず彼の発言に注視しておくのもおすすめです。

さて、そんなBinanceですが、ここからはその特徴について詳しく解説していきます。bitFlyer(ビットフライヤー)やGMOコインなど、国内取引所とは少し違った性質があるので、初めて海外取引所を利用する方はじっくりとお読みください。

取引に利用する基軸通貨はビットコイン

Binanceでは国内取引所とは違い日本円などの法定通貨が利用できません。そのため、仮想通貨の取引を行うためにはビットコイン(Bitcoin)を用意するか、テザー(Tether)などのペッグ通貨を購入しておきましょう。

テザーも仮想通貨の一種ですが、その価値はアメリカドルに連動しています。たとえば、1ドル=100円のときであれば、1テザー(USDT)の価値も(おおよそ)100円に等しくなるのです。こうした特定の法定通貨に価値が連動する通貨をペッグ通貨といいます。テザーを利用することで、法定通貨を扱っていない取引所でも、アメリカドル建てて取引するように銘柄を購入可能です。

事実、Binanceで行われている取引の内、上位3つはテザー建てとなっています。日によって価値がガラッと変わるビットコインより、決済用通貨としてテザーが便利に利用されていることが分かります。

ただし、テザーを購入するにも海外の仮想通貨取引所を利用しなければなりません。国内取引所ではまだテザーを買える場所はありません(ビットコインならどの取引所でも扱っています)。そのため、Binanceで取引を行う場合は、どの通貨ペアを選択するか事前にしっかりと考えておく必要があります。

扱っている通貨の種類は140種類以上

Binanceの大きな特徴として、その扱う仮想通貨の種類が豊富なことが挙げられます。なんとその種類は140を超え、ビットコインやイーサリアム、リップルなどのメジャー通貨はもちろん、他の取引所ではお目にかかれないレアな仮想通貨を買うこともできます。

取扱い銘柄のすべてを記載するのは長くなりますので、以下に代表的な銘柄を並べてみました。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • トロン(TRX)
  • イオス(EOS)
  • ステラ(XLM)
  • ビットコインSV(BCHSV)
  • ヴァージ(XVG)
  • ネオ(NEO)
  • エイダコイン(ADA)
  • アイコン(ICX)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • オントロジー(ONT) など

日本の取引所ではcoincheck(コインチェック)の13種類の取扱銘柄が最大数なので、Binanceでは日本では扱っていないレアな銘柄を手に入れることが可能です。

ちなみにBinanceに上場する銘柄は投資家の投票によって決められます。これまで約1年間で計8回の投票が開催されており、取引所が独自に発行する「バイナンスコイン」を使って投票が行われます。見事、投資家の投票で1位に選ばれた銘柄がBinanceで購入することができますが、もっとも人気が高いということは、それだけ多くの投資家から注目されており値段が上がりやすいとも言えるでしょう。

独自通貨バイナンスコインにも投資チャンスあり!

Binanceが独自に発行するオリジナル通貨を「バイナンスコイン(BNB)」といいます。このバイナンスコインはBinanceにて決済として利用できる目的で開発されましたが、実は投資対象としても注目が集まりつつあります。

2018年11月30日時点の時価総額は16位、一時は10位近くにまで上昇したこともあり、プライベートコインではなりながらランキングの上位に食い込むほどの勢いを見せています。バイナンスコインに人気が集まる理由は、Binance取引所を利用するユーザーが多いことや、取引量が多いことでその決済としてバイナンスコインの需要が高まるからです。

先ほど紹介したように、バイナンスコインは投票用に利用する使い道があります。また、他にもバイナンスコインを使って決済を行うと、取引手数料が半額になるというサービスもあるのです。そのため、Binanceを活用する人が増えるほどバイナンスコインの需要が高まり、それと同時に通貨価値も上昇していくという仕組みです。

当然ですがバイナンスコインはBinance内でのみしか購入することはできません。今後はこうした取引所が発行した独自通貨の価値も高まっていく可能性があるので、バイナンスコインを買う目的だけでもBinanceを利用する利点は大きいでしょう。

Binance(バイナンス)のメリット

Binanceは世界一の取引量を記録するだけあり、投資家を優遇した魅力的なサービスや機能が満載です。海外から参加する人にも使いやすく設定されているため、海外取引所に登録するときはまずBinanceの名が浮かびます。

ここではBinanceを利用するメリットについてお伝えしていきます。国内取引所とは少し傾向が異なるため、じっくりとご確認ください。

取引量が少なければ簡単に口座開設ができる

Binanceの口座開設はビットコインの取引量に応じて手順が異なってきます。基本的に、投資家が最低限行うべき手続きは、「メールアドレスとパスワードの登録」、「安全規約への同意」、二段階認証の設定」という3つのステップのみです。他の取引所と比較しても、少ない手続きだけで取引が始められるメリットがあります。

ただし、Binanceでの取引が2BTC以上になる場合は、上記の手続きに加えて、「本人情報の登録」と「本人確認書類のアップロード」が必要になります。Binanceでは本人確認書類にパスポートのみしか受け付けていないため、腰を落ち着けて取引を行いたい人は注意が必要です。

Binanceの手数料は0.1%と安い!

Binanceの取引手数料は0.1%と、数ある取引所の中でも最安値クラスで設定されています。また、国内取引所ではビットコイン手数料とアルトコイン手数料は分けて設定されることが多いですが、Binanceの場合はビットコインでもアルトコインでも手数料は変わりません。

特にアルトコインの取引手数料は割高に設定されていることが多く、国内取引所の平均は0.2~0.25%です。Binanceでは約2分の1程度のコストで済む他にも、バイナンスコインを使って決済を行うことで更に半額の0.05%に手数料が安くなります。

Binance(バイナンス)で取引量の多い仮想通貨は?

Binanceでは140種類以上もの仮想通貨を扱っているため、どの通貨を選べばよいか選択に迷う程です。そのため、Binanceで活発に取引が行われている通貨ペアを知っておくことは非常に重要です。

たとえば、140種類も通貨があれば、人気のある銘柄と人気のない銘柄がはっきりと区別されます。もし、人気のない銘柄に投資したい場合でも、取引量が少なければ流動性リスクが高まって買いにくくなるはずです。流動性リスクとは、取引量が少ないがために売買したいときにできなくなるリスクを表しています。

では、Binanceではどのような仮想通貨に人気が集まっているのか、上位の通貨ペアを紹介していきます(取引量は2018年11月30日時点の24時間辺りがベースです)。

  1. ビットコイン対テザー(BTC/USDT):350億円
  2. イーサリアム対テザー(ETH/USDT):63億円
  3. リップル対テザー(XRP/USDT):42億円
  4. イーサリアム対ビットコイン(ETH/BTC):36億円
  5. トロン対テザー(TRX/USDT):35億円
  6. ビットコインSV対テザー(BCHSV/USDT):31億円
  7. イオス対テザー(EOS/USDT):27億円
  8. ジーキャッシュ対ビットコイン(ZEC/BTC):26億円
  9. リップル対ビットコイン(XRP/BTC):25億円
  10. ビットコインSV対ビットコイン(BCHSV/BTC):23億円

ビットコインやイーサリアム、リップルといった超人気銘柄がトップを占めていますが、最近の傾向はイオス(EOS)やトロン(TRON)といった勢いのある銘柄の他、ビットコインからハードフォークによって生まれたビットコインSVにも注目が集まりつつあります。

ちなみに、Binanceではビットコインを利用した取引が基本ですが、そのほとんどの取引にテザーが利用されていることが分かります。そのため、Binanceを利用するときはある程度余裕のあるテザーを確保しておいた方が取引が成立しやすいという性質があります。

Binance(バイナンス)の口座開設方法

Binanceの口座開設方法は取引額に応じて手順が異なってきます。

2BTCまでの取引であれば簡易的な口座開設だけで取引が始められます。一方、2BTCを超える取引になると、本人確認や審査など本格的な口座を開設しなければなりません。

取引額によっては非常に簡単に投資が始められるのはメリットですが、少額でもしっかりと本格的な口座開設(本人確認や審査含む)まで行っておく方が良いです。なぜなら、仮にBinanceのシステム面で大きなトラブルなどが起こった場合、個人情報などを登録していない限り、口座に資金が残っていても整合性を確認できないからです。万が一システムトラブルによって口座の資金が凍結した場合、正式な口座開設を行っていないとお金が引き出せないリスクが考えられるでしょう。

そのため、安全に取引を行うためにも全ての手続きを済ませておくことをおすすめします。

ではBinanceの口座開設の手順を紹介します。

【2BTC未満の取引の場合】

  1. メールアドレスとパスワードの登録
  2. 安全規約への同意
  3. 二段階認証の設定

【2BTC以上の取引を行う場合】

  1. 個人情報の登録
  2. 本人確認書類のアップロード

ちなみにBinanceの本人確認書類はパスポートのみが認められています。その他の運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証などは利用できませんので、あらかじめ気をつけておいてください。

それでは、ここからは各手順を画像を使って分かりやすく解説していきましょう。

メールアドレスとパスワードの登録

Binanceでは公式サイトのトップページに「口座開設」、「登録」、「Register」といったリンクが表示されています。口座開設にはそちらをクリックしてください。

すると以下のような画面へ移動します。

ここではメールアドレスとパスワードの入力を行います。

  1. ご自身のメールアドレスを入力してください
  2. 半角英数字でお好きなパスワードを作成しましょう
  3. パスワードを再入力します
  4. 利用規約をしっかりと読んだうえでチェックをいれてください

最後に「Register」をクリックすると、アドレス宛にメールが届きます。そちらに記載されている「Verify Email」をクリックすると本登録ページへと移動します。先ほど登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインすると会員ページへとジャンプします。

安全規約への同意

Binanceに初めてログインすると画面上に上のような「安全上のリスクを確認して下さい」というページが表示されます。内容をしっかりと読み全ての項目にチェックを入れましょう。そして最後に最下部のボタンをクリックします。

二段階認証の設定

次に二段階認証の設定を行います。二段階認証とは、メールアドレスとパスワードの他に認証コードを設定しておくことで、ログイン時の情報を複雑にし不正アクセスを防ぐ方法です。二段階認証を設定しておかないと資産が盗まれてしまう恐れもあるので、必ず設定しておきましょう。

二段階認証の設定はログイン後のトップページに表示されています。

ここでは設定が簡単なGoogleアプリを使う方法を使います。上のような画面で「Googleの認証」をクリックしてください。

するとGoogle Authenticatorのダウンロード画面とQRコードが表示されます。Google Authenticatorをダウンロードし、画面内のQRコードを読み取ると、アプリに認証コードが表示されます。その認証コードをBinanceの画面に打ち込んでください。

それで二段階認証設定は完了です。次回のログイン時より二段階認証を行うことができます。

個人情報の登録

個人情報の登録と本人確認書類のアップロードは、ログイン後のトップページにある「検証書類を提出」から行います。個人情報は氏名や住所、生年月日など審査に必要となるので、漏れのないように入力していきましょう。

本人確認書類のアップロード

続けて本人確認書類のアップロード画面へ移ります。

まず写真の一枚目はパスポートの一番表側を添付します。スマホなどでパスポートを撮影し、データを選択してアップロードしてください。

次に二枚目の画像は個人情報が記載されているページを開いてカメラにおさめましょう。

最後にメモ用紙に「Binance 2018.11.30(現在の日付)」と記載して、パスポートの個人情報ページとメモ、自分の顔の3つがおさまった写真を撮影しアップロードします。

これで本人確認書類の提出は完了です。後は審査が完了し、メールアドレス宛に通知が届くまで待ちましょう。

Binance(バイナンス)の注意点・デメリット

Binanceで取引する際の注意点・デメリットは、国内取引所に比べると使い勝手に劣る、または手間がかかることです。

Binanceでは日本円での取引ができません。そのため、ビットコインを用意する場合は国内取引所で日本円をビットコインに変える手間がかかります。また、テザーで取引したい場合でも、「日本円をビットコインに→ビットコインをテザーに→テザーを好きな仮想通貨に交換」と最大3つの手間がかかってしまうので、スムーズに取引したい方にとってはネックとなります。

ただ、現状では国内取引所では買えない銘柄を多数扱っているBinanceの需要は高まっており、理想的な投資ポートフォリオを組み立てるには避けては通れない道と言えます。今後は国内取引所で扱う銘柄数も増えていくことが予想されているため、今の間は手間をかけてBinanceを利用する方が最終的な投資効率は高まります。

また、Binanceのデメリットとして日本語が使えない点が大きいです。以前はBinanceでも日本語に翻訳する機能がありましたが、金融庁の規制が厳しくなり日本市場から撤退したと同時に日本語にも対応しなくなりました。

口座開設や取引を行う場合は特別な英語・中国語の知識は必要ありませんが、国内取引所のように日本語で丁寧なサポートは期待できません。

Binance(バイナンス)まとめ

今回は世界ナンバーワンの取引量を誇るBinanceを紹介してきました。2017年の設立からわずか1年で世界一の取引量を記録し、海外取引所といえば真っ先に名前があがる取引所までに成長しました。

その秘訣は圧倒的に安いアルトコイン取引手数料、また140種類を超える銘柄の数です。バイナンスに登録しておくだけで、主要な仮想通貨のほとんどが取引できるので、国内取引所で仮想通貨投資に慣れ始めた人は積極的にBinanceを活用するのも一つです。

もちろん仮想通貨の世界は入れかわり立ちかわりが激しい市場なので、今後は更に優れた取引所が出てきても不思議ではありません。今回はBinanceのメリットとデメリットの双方から解説を行いましたので、両者をよく検討しながら取引所を選んでみましょう。

ゆきひろ
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クラウドワークス・自社メディアサイトを中心にフリーのWEBライターとして活動しています。ネット記事やブログなど、約1年6か月で3,000記事を超える実績があります。執筆ジャンルは仮想通貨をメインに、投資・資産運用、副業、貯金・貯蓄、タイム/マネーなど金融系が得意です。

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