借金を完済した人と、ずっと完済できない人の差とはどのようなものがあるのか、実際に借金をしている人は気になるところでしょう。
そこで、この記事では借金を完済した人とそうでない人の違いを学び、借金を完済した人から学ぶ「完済するコツ」をご紹介します。
借金を完済した人の特徴
はじめに、借金を完済した人の特徴をご紹介します。借金を完済した人と借金を完済できない人との差はどのようなものがあるのか知っておきましょう。
計画を立てて返済をしている
借金を完済した人は共通して計画を立てています。どのようにして返済金を捻出するか、どのようにして無理なく生活をしていくのかを考えています。
また、計画を立てられる人は借金が完済した後の計画も立てておくことで、油断せず快適な暮らしを実現しています。
借金を完済した人たちは、計画を立ててその通りに実行できる管理能力を身につけているといえます。
収入>支出を守っている
借金を完済した人たちは、必ず収入>支出というルールを守っています。当たり前に思われるかもしれませんが、借金を返済できない人はこの当たり前のルールを守ることができません。
借金を完済した人たちは、お金を返す過程で自分を正し、収入が支出よりも上回るように家計を見直し、自己管理を徹底します。そして、収入内で生活できるようになり、楽々と返済を行えるようになっているのです。
早く完済したいという意識を持っている
借金を完済した人たちは、そもそも「必ず返済したい」という意識がとても強いです。借金を返すことにとても強いエネルギー使っています。
早く返すにはどうすべきか、1年以内に返すにはどうすべきかをいつも考えて、完済するためのアイディアを練っているのです。
とにかく、行動して借金を返している
最後に、借金を完済した人たちは、とにかく返済するための行動を起こします。節約生活をやってみたり、収入を増やせないかと考えてみたり、いろいろなことを試して早く借金を返済できるような行動を起こしているのです。
借金を完済できない人の特徴
次に、借金を完済できない人の特徴についてご紹介します。上記した借金を完済した人と何が違うのかをよく知っておきましょう。
支出を把握できていない
借金を完済できない人は、自分の支出を把握できていないことが多いです。自分が月にどれだけのお金を使っているのか、すぐに言えないのです。
支出を把握できていないということは、好きなだけお金を使っている可能性があるということです。借金があるのに好きなだけお金を使っていては、いつまで経っても返済をすることはできません。
収入内で生活しようという意識がない
借金を完済できない人は、自分の収入内で生活しようという意識があまりありません。自分の収入内で暮らすことにストレスを感じて、お金を借りるという行為を繰り返してしまうのです。
もっと豪華な生活がしたい、ブランド品を買いたい、というのであれば収入をアップさせましょう。借金をしていてはダメなのです。
自己管理ができない
借金を完済できない人は、自己管理が苦手な人が多いです。自己管理といっても、難しいことではなく基本的な生活管理ができていないのです。例えば、夜の就寝時間と朝の起床時間が定まっていなかったり、1日3食の日があれば2食の日があったり等、不規則な生活をしている方は借金を返すことが苦手な傾向にあります。
無計画に返済をする
借金を完済できない人は、無計画に返済をしていることが多いです。
等と、その場その場で返済金額が変わっていることはないでしょうか。その場しのぎでお金を返していてはいつまで経っても完済することはできません。また、無計画にお金を返している人は、返す意識も低いと思われますので、完済までに時間がかかる可能性が高いでしょう。
いつか完済できると信じている
借金を完済できない人の多くは、このまま返し続けていればいつか返せるだろうといった甘い考えを持っている人が多いのです。
確かに、コツコツ返済ができていればいつかは返済できます。しかし、のんびりしている間に結婚したり、出産したりと出費がかかる時が来るかもしれません。
そんな時に借金を抱えていて、かつ貯金がなければどうなるでしょうか。自分のお給料で返済しながらやりくりできれば良いですが、最悪の場合再び借金を繰り返してしまうことになります。
借金を完済するための秘訣15選
ここでは、借金を完済するための秘訣15選をご紹介します。借金を完済したければ、必ずやっておくべき15の秘訣ですので、自分がやれているところと、やれていないところを把握して改善することに役立てていきましょう。
1.支出を把握する
借金を完済したいのであれば、必ず支出を把握しましょう。自分が月に「何に」「いくら」使っているのかを徹底的に調査します。
購入したレシートは必ずもらうようにして、家計簿を作って把握するようにしましょう。おすすめは、ノートを購入しそこにレシートを貼っていく方法です。パソコンがあればエクセルに打ち込んで管理していくのもデータが徐々に残っていきますのでおすすめです。スマホのアプリで管理していくのも良いでしょう。
大切なのは、続けることですので、自分に合った方法で支出を把握できるようになりましょう。
2.無駄な出費を探す
支出を把握することができるようになったら、無駄な出費がないか探します。例えば、食費ですが外食が多くなっていないかチェックしてみましょう。毎日自炊という人は完璧です。
しかし、月の半分が外食になっている人は注意が必要です。1日3食全てを外食するとどれ位の出費になるか考えてみてください。朝食はコンビニのパンとコーヒーで300円払い、昼は同僚とランチで1,000円を払い、夜は友人と楽しいおしゃべりをしながらの外食で2,000円支払ったとします。そうすると、1日で3,300円の出費となってしまいます。もしも、月の半分をこのような過ごし方にしていたら、3,300円×15日=49,500円の出費となります。とても大きな出費ですよね。また、同僚や友人とそんなにご飯を一緒に食べなくても仲は良いはずです。収入に見合わない外食代や、嗜好品代、家賃代等は無駄な出費の代表ですので、必ずチェックしておくようにしましょう。
3.無駄な出費を削減するための方法を考える
無駄な出費を把握することができたら、次は削減するための方法を考えましょう。例えば、外食が多い人は、簡単な自炊を行い外食する回数を減らすことで無駄な外食費用を削減することができます。家賃が高い人は、引っ越しをすることで無駄な出費を減らすことが可能です。
無駄な出費を減らす案はいくつか出しておきましょう。なぜかというと、大体案通りに計画が進まないことが多いからです。失敗して自分に合わない削減方法だと知ったら、次は違う案を試すことになります。よって、無駄な出費を削減するための方法はいくつか考えておくようにしましょう。
4.実際に行動する
無駄な出費を削減する方法を考えたら、実際に行動してみましょう。実際に行動に移すことで、借金を完済できる人の仲間入りをすることができます。
最初は小さな行動でも構いません。簡単な料理をしてみたり、たばこをいつもより1本少なく吸ってみたり等でも良いのです。実際に行動に移してみることが大切ですので、もしも行動できた場合は自分を思い切り褒めてあげましょう。
5.返済計画を立ててみる
支出を把握し、節約生活に慣れてきたら返済計画を立ててみましょう。
返済計画を立てたことがない人は、まずは3年で返済する計画を立ててみましょう。3年というと長く感じられるかもしれませんが、借金返済を確実に行うためには長期的に考える余裕が必要です。1年や半年等短いスパンで計画を立ててしまうと、余裕がなくなり計画がとん挫してしまう可能性があります。
よって、計画を立てる時は焦る気持ちを抑えて、長期スパン(3年~5年)で返済できる計画を立てるようにしましょう。
6.収入内でどうやって生活をしていけば良いのか考えてみる
支出を把握し無駄な費用の削減ができるようになったら、収入内でどうやって生活をしていけば良いのか考えてみましょう。
収入内で生活をするには、どのような工夫が必要なのか、自分があまり苦しまずに収入内で生活していくためには何を削ってはいけないのか等、考えることはたくさんあります。
気を付けていただきたいのは、自分をないがしろにして収入内で生活をしようとすることです。収入内で暮らすことは大切ですが、無理な節約生活をするとストレスになってしまいます。よって、自分がストレスを感じずに収入内で暮らす方法をいくつか考えて、自分に合った方法を探していきましょう。
7.自分がお金を使ってしまうパターンを分析する
借金を完済した人たちは共通して、自分が散在してしまうパターンを見抜いています。これは、自分がお金を使いそうになってしまった時に思いとどまるためにも知っておいた方が良いです。
例を出すと、会社でストレスが溜まった時に、ドカ食いするためにコンビニでお菓子を大量購入してしまったり、後輩等に見栄をはりたいから飲み会の時は必ず奢ったり等が挙げられます。
自分がどんな時に散財してしまうのかを知ることができると、借金を完済した後でも役に立ちますので、ぜひ自己分析してみましょう。
8.指定された金額より多く返済する
借金を完済した人たちは、必ず指定された金額より多く返済することを心がけています。
返済をして間もない頃は、指定された金額でも構いません。しかし、できれば早いうちから、徐々に返済金を上げていきましょう。返済金額を上げることによって、節約をするモチベーションも上がる可能性があります。よって、少額でも良いので返済額を多くして、完済スピードをアップさせていきましょう。
9.給料を上げる
借金を完済するには、支出を抑え無駄を省くだけではいけません。収入アップも必要なことです。残業をして残業代を稼いだり、契約数をアップして出来高制による給与アップを考えたりします。
給与が上がった分返済に回すことで、完済までのスピードがぐんと上がりますのでぜひ給与を上げる方法を考え実行してみてください。
10.副業収入を得てみる
給与のアップが見込めない場合は、副業で収入を増やすことはできないか検討し見ましょう。今は、たくさんの副業がある時代ですので、自分に合った副業を選びストレスなく収入を得ることができます。
副業をする時のポイントは、好きな分野で稼ぐことです。好きな分野で稼ぐとなると、熱中して作業することができ、ストレスも溜まりません。さらにお金も稼ぐことができますので一石二鳥といえるでしょう。
11.計画の見直しを必ずする
借金を完済するためには、必ず3ヶ月に1度は計画の見直しを行いましょう。3ヶ月という期間は季節の変わり目でもあり、出費も変動します。そのサイクルに合わせて、改善を繰り返していくことによって、洗練された節約生活を過ごすことができるようになります。
また、最初に計画を立てた時と現状が違っていても焦る必要はありません。現状に沿った計画を練り直せば良いので、じっくり再考して近未来の自分にあった返済計画を立てていきましょう。
12.失敗しても腐らずに挑戦し続ける
返済計画が上手くいかずに途中で投げ出してしまう人も多いのですが、返済をしていくことに失敗はつきものです。初めから上手に返済ができる人は多くありません。多くの人は、何度も失敗を繰り返しながら、少しずつ自分の生活と性格に合った返済方法を発見していくのです。よって、失敗しても腐らずにやり続けることが大切です。
13.SNSで発信して自分の頑張りを認めてもらう
1人で返済をし続けていくと孤独を感じたり、焦りを感じたりしてしまいがちです。そこで、おすすめなのはSNSを使って返済状況を発信していくことです。
自分の借金の状態と似た人を発見し、情報交換等をすることで新しい知識を得られたり、反対に相手に新しい知識を与えたりすることができます。
また、頑張りを認めてくれる人が出てくると、これからも返済を頑張っていこうと思わせてくれますし、上手くいかないことがあってもめげずに頑張れる時もあります。
SNSで好きなことを発信することはストレス発散にもなります。ぜひ自分の借金の状態や返済状況等を発信してみてはいかがでしょうか。
14.より楽に返済するための情報を調べる
借金を完済した人たちは、実はより楽に返済できる方法をいつも探し続けていました。
・どうやったら、もっと電気代を節約できるのか
・どうやったら、家賃を下げてくれるのか
・どうやったら給与はアップするのか
・どうやったら副業収入が増えるのか
等、自分が楽して早く返済ができる方法をいつも考え、ネットや雑誌、本等で調べて実践していることが多いのです。
借金を完済できる人は、より早くより楽に返済することに集中し、情報を集め実践しているのです。
15.返済仲間を作る
借金を完済した人たちは、SNSで知り合った人たちとコミュニティを作り一緒に返済を頑張ってきたという人達も多いのです。
やはり、一人で頑張ることには限界があります。しかし、仲間がいると辛い時も乗り越えれたり、アドバイスをもらえたり、励まし合ったりすることができます。
孤独に返済をしていくことに不安を感じているのであれば、Twitter等で借金返済の情報をツイートしている方たちはたくさんいますので、ぜひフォローしてみたりDMを送ってみたりして交流を図ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
借金を完済した人から学ぶ、お金を返す秘訣15選をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
借金を完済できる人は、自己管理ができ収入内で生活する術を知っているので、楽々返済をすることができているのです。
反対に完済できていない人は、金銭管理がズボラで、返済する意識も低いため、いつも無駄にお金を使ってしまう人が多いのです。
借金を完済したいのであれば、支出を把握し、無駄を削減し、返済計画を立てていきましょう。そして、収入内で暮らしつつさらに収入アップを目指していくのです。そして、最終的には自分自身も「借金を完済した人」の仲間入りをしましょう。