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こんなことがよく言われています。実際に電子マネーをフル活用できれば、普段の買い物が2倍も3倍もお得になりますよ。
とはいえ、
・そもそも電子マネーはどれも同じじゃないの?
・実際使うとどのくらいお得になる?
などよくわからないという方も多いかと思います。
この記事ではそんな電子マネーに関するお悩みを解決します。
具体的には、
- 電子マネーとは何かその概要
- 定番の電子マネーの特徴
- 電子マネーを便利に使うには?
以上の点のポイントを詳しく解説していきます。
電子マネーを使ってみたいと考えている方、買い物を楽にしつつお得にしたい方はぜひとも参考にしてみてくださいね。
電子マネーとは
電子マネーをお得に利用する前に電子マネーの概要についてここで確認しておきましょう。皆さんは電子マネーといえば、どれを思い浮かべるでしょうか?おそらく1種類では無いではないでしょうか?
電子マネーは買い物において「早い・お得・便利」と3拍子揃った非常に優秀なカードです。おまけに一部カード以外には年齢制限がありません。子供ようにクレジットカードではなく電子マネーという使い方もできます。
また、安全性に関してもクレジットカードに負けません。電子マネーはクレジットカードと異なり、店舗での利用がメインのためスキミングの心配は少ないのです。また後述するポストペイ型に保険も適用されるため、安心安全に買い物ができます。
電子マネーにチャージしてタッチすればその時点で買い物完了です。非常にスマートに買い物を終える事ができる上に財布の中身が小銭で満タンになるなんてこともありません。電子マネーの残高もスマホと連携すればその場で確認可能です。
現金はATMから引き出すたびに手数料に加えて面倒な作業が多く、クレジットカードはどこでも使えますが、サインや暗証番号の確認などが毎回必要になります。数百円の買い物をするのに毎回のごとく暗証番号を入力するのは面倒ですよね。
けれどもSuicaしか使わないという方も多いかもしれません。実際には様々な種類の電子マネーがあるんですよ。次の章では電子マネーの種類について紹介します。
電子マネーの種類
- 交通系電子マネー(プリペイド型)
- 商業系電子マネー(プリペイド型)
- ポストペイ型電子マネー
- デビットカード付帯型
主にこの4種類に分類されます。交通系電子マネー(プリペイド型)はおそらく多くの人が持っていると思われるSuicaやPASMOなどの交通機関が出している電子マネーのことを指します。
現在は全国では30種類以上ありますが、相互利用が可能なため1枚のカードで電車やバスにも乗れて駅ビルをはじめショッピングを楽しめます。各地方の交通系電子マネーを集めるというのも楽しいかもしれませんね。
商業系は名前の通り交通機関ではなく、各企業が独自に発行している電子マネーのことを指します。セブン-イレブンのnanaco(ナナコ)、イオングループのWAON(ワオン)、楽天の楽天Edy(エディ)などがあります。
商業系では電車には乗れませんが、加盟店舗ならば街中でどこでも使える上に電子マネーによってはポイントもザクザク貯まります。クレジットカードや提携店などと組み合わせればよりお得に買物ができます。
この2つ電子マネーの共通点としてはプリペイド型である点とクレジットカードなしでも作れる点でしょう。順番にポイントを紹介します。
まずはプリペイド型であることですが、これは現金を事前にチャージしてその金額の範囲内で使うことができます。つまりは先払いの扱いになります。このため年齢制限などは必要は無く誰でも作ることができます。
プリペイド型はクレジットカードなしでも使えます。現金をチャージして使うだけですので非常に簡単ですが、前述のとおりに毎回チャージする必要もあります。
このような手間を回避するにはクレジットカードから直接チャージするなどの方法があります。各電子マネーのモバイルアプリもしくはApple pay経由でチャージをする、オートチャージを設定するなどよく使う方にはこちらの方が良いかもしれません。
クレジットカードのオートチャージ、アプリの登録をしておけば履歴も随時確認ができて家計簿アプリなどとの連携などにも役に立ちます。
次にポストペイ型ですが、プリペイド型と異なりクレジットカードの登録が必須になる電子マネーです。ポストペイ型は後払い形式の電子マネーのため、事前に現金をチャージをする必要などはありません。
そのかわりにクレジットカードを事前に紐づけしておき、支払い日にまクレジットカードの支払いと電子マネーの支払いを合算して請求が来る仕組みになっています。こちらのカードはIDやQUICPayなどの種類があります。
また、クレジットカードの登録が必須のため誰でも作る事ができるというわけにはいきません。クレジットカードに登録できる補助機能のようなものということもできます。ただしメリットもあります。
最後にデビットカード付帯型の電子マネーですが、これはプリペイド型の電子マネーにデビットカードの役割を付帯したものです。現時点ではau walletだけですが、他の電子マネーには無い特徴を持っています。
プリペイド式ですが、デビットカードの役割を担うのでマスターカードの対応店舗ならばどこでも問題なく使うことができます。つまり、他の電子マネーと比べると圧倒的に使用できる店舗が多いのです。
ネットショッピングもできるため、このカード1枚で大抵のことはできてしまいます。デビットカードとの違いはプリペイド式かどうかだけですので、作るのも非常に簡単なため便利な電子マネーといえます。
ここまで電子マネーの種類を大まかに紹介しましたが、具体的には次のような種類に大きく分けられます。
商業系電子マネー
- 楽天Edy
- WAON
- nanaco
交通系電子マネー
- Suica
- PASMO
- ICOCA
- PiTaPa
- TOICA
- manaca
- Kitaca
- SUGOCA
- nimoca
- はやかけん
ポストペイ型電子マネー
- iD
- QUICPay
デビットカード一体型電子マネー
- au WALLET
- ローソンおさいふPontaカード
電子マネーのメリット
電子マネーの概要について紹介してきましたが、今度は電子マネーのメリットについて紹介します。電子マネーには実際にどのようなメリットがあるのでしょうか?
支払いがスムーズ
電子マネーで買い物をすると非常に支払いがスムーズになります。それもそのはずで、電子マネーの場合はタッチアンドゴーが基本です。そのため、現金払いのような小銭を数えて出すということはしません。
チャージを事前にしているため「電子マネー払いで」と店員に伝えるだけで後はカードをタッチすると買い物終了です。よく買いすぎるということも言われますが、チャージ式のため上限額以上に買い物はできませんので、クレジットカードよりその心配はないでしょう。
「それならデビットやクレジットカードでもいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんね。実際にはクレジットカードのほうがもちろん使える店舗数は多いです。しかし、少額の買い物では電子マネーが最速で買い物できます。
少額では電子マネーをつかいつつ、大型の買い物ならばクレジットカードを使うなどの使い分けを上手に使い分けるとメリットも最大限活かせます。
ポイントが貯まる
特に商業系の電子マネーには多いですが、電子マネーにもポイントが貯まるものが数多くあります。その中には他にも変化せできるものなどもありますので、現金払いをするよりも電子マネーに対応している店舗の場合は積極的に使ったほうが良いかもしれません。
ポイント還元率のよいクレジットカードでチャージをするとポイントの2重取りをすることもできるため、活用するとより効率的に貯まります。
スマホで管理できる
電子マネーは近年になってより便利になったのがスマホ1台で管理できるようになってからです。昔はおサイフケータイがありましたが、それに変わり多くの電子マネーがスマホで管理できるようになりました。
スマホで管理するには専用のアプリを入れるかApplepay、Googlepayなどに登録することで一括管理できます。しかし全ての電子マネーが対応しているわけではなく、主要電子マネーと言われるカードのみ対応しています。
主な種類は以下の通りです。基本的な種類は抑えていますが、こだわりの電子マネーなどがある場合は管理できないでしょう。
- 楽天Edy
- nanaco
- WAON
- Suica
- iD
- QUIC Pay
このようにスマホで一括管理できるようになったおかげで、より財布がスッキリすることでしょう。なにせクレジットカードもスマホに登録すれば使えるため、スマホ1台だけ持っておけばなんでもできます。
流石にそれは怖いという方でも、実際に会計時に現金を財布からだして買い物をするよりも電子マネーだけでもスマホ管理できるのは手軽で便利です。電子マネーを作るついでに登録もしておくと良いでしょう。
電子マネーのデメリット
便利な電子マネーですが、メリットだけではなくデメリットもあります。作る前にこれだけは知っておきたいというポイントをまとめましたので紹介します。
補償は殆ど無い
電子マネーには補償が無いものが多いです。特にプリペイド型などは補償はありません。具体的にはどういうことかといえば、まず電子マネーは盗難されたらそれでおしまいです。元本保証や盗難補償などはありません。
チャージした金額も戻ってきません。5万円分チャージして落としたらその分は1円も戻ってきません。買い物したものを壊したり、盗まれても同じです。クレジットカードの場合はすべて補償が付きますが、電子マネーは補償がないのがデメリットです。
しかし、ポストペイ型はクレジットカードと紐づけして使うためクレジットカードと同様な補償を受けることができます。補償もほしいという方はポストペイ型の電子マネーを作る方が良いもしれません。
各電子マネーには使える店舗が限られている
電子マネーは便利ですが、対応した店舗以外には使うことができません。Suicaは使えるけれどもnanacoは使うことができないなどはよくあります。そして電車を乗る場合は交通系の電子マネー以外では決済できません。
電子マネーを使う前にはどの電子マネーが対応しているかをしっかり確認する必要があります。もしも電子マネーを複数枚持つ場合はApplepayなどに登録して、一括管理することで簡単に複数枚持てる上に財布を圧迫しないためおすすめです。
定番電子マネーの特徴
やはり定番の電子マネー Suica
電子マネーの王道といえばやはりSuicaでしょう。JR東日本が発行している電子マネーです。なんと言ってもそのメリットは電車・バスに乗れることです。私達は当たり前に感じているかもしれませんが、このカードがないと切符を買って電車に乗らなくてはならないのです。
日常的すぎて忘れがちですが、交通系の最大の魅力と言えるでしょう。クレジットカードでも電車には乗れませんので1枚は持っておきたいカードです。
NTTと三井住友が運営しているiD
「iD」はNTTと三井住友銀行が提携して運営している電子マネーです。「iD」はポストペイ型の電子マネーのため、チャージする必要がありません。もちろんApplepayにも対応しています。
他のカードにない特徴はプリペイド型にもできることです。「iD」はポストペイにもプリペイドにもできるため、普段はチャージして使用する。チャージを忘れていた時などにポストペイ型にするという使い方もできますね。
楽天が運営している楽天Edy
楽天Edyは楽天が発行運営している電子マネーです。発行枚数は1位、加盟店数第2位と多くの店舗で使えるのが特徴です。Edyは楽天ポイントも非常に貯まりやすい電子マネーであり、他のカードと違いネットショッピングでも使うことができます。
楽天カードと合わせればポイントがザクザク入ってきます。楽天Edyの加盟店でよく買い物をする方にはおすすめです。
セブン-イレブン発行nanaco
「nanaco」はセブン-イレブンが発行している電子マネーです。セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどで5%にオフになったりポイントの還元率が上昇するなどの特徴があります。
他にも税金の支払いに「nanaco」は使うことができるため、クレジットカードで「nanaco」にチャージしてポイントもらうという裏技ができるカードです。
イオンが運営しているWAON
WAONはイオングループが発行している電子マネーです。店舗数なども楽天Edyには劣ります。一般的なプリペイド型の電子マネーのため、イオングループでの買い物を良くする人にはおすすめですが、そうではない方は他のカードの方が良いでしょう。
ポストペイ型のQUICPay
QUICPay(クイックペイ)は「ID」と同じポストペイ型の電子マネーのため、非常に決済スピードが早いの特徴です。タッチして1秒で買い物が完了します。若干「iD」よりも加盟店舗は少ないですが、JCBが運営しているためJCBを使う事ができる店舗では概ね利用できます。
電子マネーを便利に使うには
電子マネーをより便利に使うためには、Applepayなどのアプリを活用することが重要です。電子マネーは店舗ごとに利用できるものが異なるため、複数枚持つ必要があることも珍しくありません。
しかし、そうなると財布をせっかくスッキリさせたとしてもカードを何枚も持っていては、何も変わりません。そこでカード類を全てスマホに登録しておけば、毎回カードを出さなくても会計ができます。
そしてクレジットカードがあるとより便利になります。ポストペイ型の電子マネーを使えるだけでなく、クレジットカードを登録することでオートチャージをすることができます。
そうすることで毎回レジでチャージをお願いすることなどはなくなります。電子マネーを作る場合にはクレジットカードも一緒に作っておくと面倒な作業が一つ減りますし、使い分けもできるため買い物にも幅が出ます。
まとめ
電子マネーの概要と主要電子マネーの特徴などを解説しました。電子マネーは素早く会計ができることが最大の特徴です。しかし、電子マネーと言っても種類が多いため自分のライフスタイルにあった電子マネーを選ぶ必要があります。