ICO最大の値上がり率は1000%!?仮想通貨の上昇率ランキングを一挙公開

今回紹介するのはICOの上昇率ランキングです。ICOは新しく仮想通貨を発行する手段として一般化されつつあります。今後もどんどん新しいコインが生まれてくることでしょう。

ICOの魅力の一つはその大きな値上がり率。ここでは、過去のICO案件を調べ上げ、値上がり率の大きかったコインをランキング形式でお届けしています。

同時にICOの基礎、リスクなども紹介していますので、当記事を読めばICOのほとんどが理解できるでしょう。

仮想通貨のICOとは?

ICOとは仮想通貨を使って資金調達を行うことです。もし、株式投資をしたことがあるならばIPOという言葉をご存知でしょう。ICOは、IPOの株式が仮想通貨に置き換わったと考えれば分かりやすいです。

IPOは自社の株式を発行して広く投資家から資金を募り、「お金を集める」ことです。

一方、ICOも「お金を集める」という目的こそ変わりませんが、株式ではなく仮想通貨を発行して投資家に買ってもらいます。仮想通貨は世界中から資金を集めることができるため、現在の新規コイン発行の主流形式となりつつあるのです。

たとえば、ABCというコインを発行したい場合、元手となる資金がなければ開発費用も出せませんし、組織を運営していくことも難しいでしょう。そこで投資家に対して、「私たちはこんなアイデアで(仮想通貨を使って)世界を変えたい、みんな投資してください」と呼びかけるわけです。

すると、そのアイデアに賛同した投資家が資金を投じることで、ABC通貨発行者の手元には多くのお金が集まります。

「ICOは誰でも買うことができるのか?」

そうお気づきになった方はとても投資知識に明るい方だと思います。株式投資のIPOでは公募式(一般からお金を集めること)ではあるものの、その後の抽選に当たった人しか投資ができないからです。

安心してください。仮想通貨の資金調達の場合、投資する制限もありませんし、資金を投じた全ての人に新コインを保有する権利が与えられます。

ICOから取引所上場までの流れ

ICOを行っている会場、つまりまだ市場に出回っていない新通貨を売っている場所は、多くの場合コイン発行者の公式サイト内にあります。

今回はランキング形式でICO銘柄を複数紹介していきますが、もし気になる通貨があった場合は「○○(通貨名)+公式サイト」で検索すると、たいがいは検索結果のトップに表示されるでしょう。

ただし、ほとんどのICOは海外で設立したものが多いので日本語に対応していないこともあります。また、本物同様に作ったサイトで投資家を騙すフィッシングサイトにも注意してください。

公式サイトにアクセスすると、トップページに「ICOに参加する」というボタンが必ずあります(ない場合はまだ販売期間前の銘柄)。メールアドレスとパスワードを入力すれば簡単に登録が済み、ログインページで指定されたアドレスに仮想通貨を送ることで購入は完了です。

たとえば、ABC通貨に投資したくて公式サイトに訪問したとしましょう。メールアドレスとパスワードを入力してログイン情報を作成します。

ログインしたページには「ABC通貨を買う」という項目がありますので、そちらをクリックすると「送金先アドレス」が表示されます。お持ちのウォレットから送金先アドレスを入力して、1ETHなど送金量を入力。送金ボタンをクリックするとABC通貨発行者から、1ETHと同じ額のABC通貨がもらえるという仕組みです。

ここでETH(イーサリアム通貨)と記載したのは、現在ICOで発行する新通貨のほとんどがイーサリアムのシステムを基本としているから。つまり、お目当てのICO銘柄を買うにはETHを保有している必要があり、もちろんETHを保有しておくウォレット(My Ether Walletなど)が要ります。

以上がICOの基本的な流れです。ICOによって新しいコインを発行することを「ICOセール」と呼びます。ICOセールにはプレセールと一般セールの2種類があり、プレセールはコミュニティや開発者など一部の人たちしか購入できない限定販売方式であり、プレセール終了後に一般投資家向けのセールが開催されます。

ICOによって発行されるコインは「トークン」という呼び名が付いています。トークンは「引換券」と訳されることが多く、基本的に商品やサービスと交換するための証明書の役割があります。つまり、ICOを実施した事業者が提供する商品、およびサービスを、発行されたトークンを使って利用することができるということです。

ただ、トークンも仮想通貨と同じように価格変動が起こります。昨日はトークン1枚辺り100円だった価格が、110円や90円になり得るということです。そのため、価格変動の起きる金融商品という意味ではトークンも仮想通貨も変わりはありません。ICOに参加する人のほとんどは、このトークンの値上がりを期待して、価格が安い内に買おうとするわけです。その意味では、ベンチャー企業を青田買いするエンジェル投資やクラウドファンディングとよく似た投資法と言えるでしょう。

ICOセール後にトークンの価格が上がるのは、取引所に上場することで起こりやすいです。特にICOセール中から注目されているトークンは有名な取引所に上場しやすく、それだけで多くの投資家の注目を浴びます。すると一時的に価格が急上昇するため、そのタイミングでトークンを手放す(利確する)方法が一般化しつつあります。

また、トークンを発行した事業者のビジネスモデルが優れていれば、取引所上場後に一時的に価格が急落しても、その後には回復し勢いよく成長していく銘柄もあります。たとえば、2018年11月5日時点で時価総額上位にランクインしている銘柄のほとんどは、もともとICOによって一般公開されたトークンでしたが、その核心的なビジネスモデルが評価され、今でも価値が下がっていません。

ICO銘柄に投資するメリット

ICOは新たに発行されるコインということで、仮想通貨市場の中では「新参者」です。

しかし、この新参者こそ急激に成長する余力を秘めています。

人間でも赤ん坊ほど成長が早く、成人になるにつれ成長のスピードは緩やかになりますよね。仮想通貨も同じで既に流通しているコインで発行から時間が経っているものほど安定期に入り価格は変動しにくい特徴があります。

一方、ICOで発行された仮想通貨は短期間で10倍、100倍と成長する有望株も多く、それこそがICOに投資する一番のメリットではないでしょうか。ICOはイーサリアムが生まれた2015年頃から活発化し、今までに様々なコインが誕生してきました。中には通貨発行から10,000%以上(100倍以上)の値上がりを見せたコインもあります。

では、今までどんな銘柄がICOセールによって伸びてきたのか、その成長率をランキングで発表していきましょう。

ICO上昇率ランキング

仮想通貨が初めて登場した2009年から、現在2018年までのICO上昇率ランキングを発表していきます。

ICOは2017年頃から数が増えだしました。2016年10月から12月には10件程度しかICOが行われていませんでしたが、そこから爆発的に増加し2017年だけで915件のICOが開催されました。また、2018年になってからも勢いが弱まることもなく、1月から6月までの半年間で2017年の2倍のICOが確認されています。

それではランキングの方を見ていきましょう。ランキング上位の中には、現在の時価総額で20位圏内に入る超人気銘柄も登場しています。

順位仮想通貨名通貨記号上昇率
(ICOセールから取引所上場後)
1位PopulousPPT31,327%(約313倍)
2位QtumQTUM29,959%(約300倍)
3位CardanoADA24,123%(約241倍)
4位EthosETHOS16,167%(約161倍)
5位PayfairPFR9,421%(約94倍)
6位OmiseGoOMG6,360%(約63倍)
7位CRYCASHCRC5,600%(56倍)
8位EdgelessEDG3,419%(約34倍)

ICO上昇率ランキングから分かること

ランキングを見ていると、どの仮想通貨も独自のビジネスモデルを構築しており、結果的に投資家から資金を投じてもらいやすかったことが分析できます。

1位のPopulousという仮想通貨はブロックチェーン技術と貿易実務を組み合わせたビジネスプランを構想しました。グローバル化が進展するほど貿易もますます活況になるなか、業界では未だに紙を使った手続きや処理が横行しており、これをブロックチェーンでデジタル化することで、様々な企業のコストカット、業務のスムーズ化に寄与します。

また、2位のCardanoはADA(エイダコイン)と愛称がつくほど人気があり、胴元の存在しない公平・公正なギャンブル市場をブロックチェーンで作ろうとしています。ブロックチェーンは仮想通貨の根幹技術で、今までのように企業や団体がデータを管理するのではなく、世界中のユーザー同士で分散管理することで効率化と安全性を兼ね備えた取引が可能になるのです。

6位にランクインしたOmiseGO(オミセゴー)も現在人気の高い銘柄へと成長しました。2018年11月5日の時価総額は23位ですが、一時は20位圏内を記録したこともあり多くの投資家から期待を集めています。OmiseGOの特徴は、アジア地域を中心に銀行預金口座やクレジットカードを持たない人向けに、独自通貨(OMG)を使って簡単に決済を行えるようなプロジェクトを進めていることです。

今回紹介したランキングを見るだけで、将来性のある銘柄ほど今後の社会にイノベーションを起こすことが期待できるので、投資判断に迷われた際は、その発行体は「この先何を実現したいのか」を参考にするようにしましょう。

ICOから一躍有名になったアルトコイン

現在、時価総額が上位のアルトコインの中には、過去にICOを行い大成功をおさめた銘柄も存在します。

時価総額5位のEOS(イオス)は、イーサリアム(Ethereum)と同じくスマートコントラクトのシステムを搭載しています。スマートコントラクトのネットワーク内では、プログラミングコードで設定を行えば、誰でもアプリやトークンを発行することができます。そうしたアプリやトークンは、EOSから生まれたサービスとして、EOS通貨を利用してアプリで遊んだり、トークンで決済を行えます。

つまり、EOSネットワークから新しいアプリやトークンがたくさん生まれるほど、EOS通貨の需要が高まって価値が上昇していくのです。イーサリアムと同じ仕組みですが、EOSは開発言語にJavaを採用し、より簡単にプログラミングができるようになっています。2018年6月には、EOSはイーサリアムネットワークから分離し、独自のネットワーク(メインネット)を構築することに成功しました。その勢いに乗って、今では世界でも大人気の仮想通貨へと成長したのです。

他にも時価総額12位のIOTA(アイオータ)は、名前の通りIoTとブロックチェーンを組み合わせた新しいイノベーションを起こそうとしています。最近なにかと話題になっているIoTですが、様々なモノをインターネットに繋げることで生活をより便利にする仕組みです。IOTAは、決済手段としてIoT製品に仮想通貨の支払いシステムを組み込もうとしています。

IOTAのプロジェクトが実現すれば、たとえばエアコンや冷蔵庫にネット環境を接続し、それぞれの電気代を自動で計算し料金を仮想通貨で徴収することも可能です。また、自動車のガソリンを入れるときも、コンピュータが自動的に料金を設定し決済を行ってくれるようになるでしょう。

このように、過去にICOを行って現在まで急激な成長を見せてきた銘柄の中にも、独自のビジネスモデルを構築し、多くの投資家に指示されていることが分かります。ICOは取引所上場後に銘柄を手放す人が多いですが、長い目で将来性に着目することで、より多くの利潤を獲得できる可能性が高いのです。

気を付けよう!ICOにはこんな落とし穴も……

ICO銘柄の上昇率ランキングを紹介してきました。今回は上位8つを紹介したので、どの銘柄も爆発的な勢いで高騰したことが分かります。

しかし、ICOには思わぬ落とし穴もあるので注意しなければなりません。今回のランキングで発表したコインはほんの一握りです。2017年に発表されたICOの数は全部で915にも昇ります。つまり、915個の新たな仮想通貨が発表されたということです。しかし、その内プロジェクトが成功したものは総数の半分にも満たない435に留まります。

高いリターンには高いリスクがつきもの。仮想通貨は基本的に誰でも自由に発行できる事情もあり、その中には怪しいプロジェクトもあれば、信頼に値しない発行者も存在します。

ひどい場合には投資家からお金だけ集めて、あとは全く発行者が公式の場に現れなかった案件も。つまり発行者が資金を持ち逃げしたということですが、もちろんこの場合には投資家は急いで売り逃げするために市場は大暴落、価値がゼロになってしまったICOも多いのです。

ICOには100倍以上もの成長を見せる有望なコインもあれば、中にはこうした危険なものも含まれているので、安易に儲かるとは思わない方が良いでしょう。

では、どうやってICO銘柄の信頼性を確かめれば良いのでしょうか。次の項目では実際に詐欺コインと指定された銘柄の事例を用いて、その対策方法をお伝えしていきましょう。

詐欺コインに指定されたICO銘柄

詐欺コインに指定されるのは、投資家によって詐欺の手口が判明されたり、過去に訴訟などが起こされた銘柄が該当します。ここでは、EMIコイン、withcoin(ウィズコイン)の2つを紹介しましょう。

EMIコインは2018年8月にICOが開始されましたが、自称インフルエンサーを中心にTwitterでプレセールの開催告知が頻繁に行われていました。この時点で少し怪しいのですが、彼らのTwitterでは自分のLINEアカウントなどに登録することで、EMIコインという有望なICOのプレセール参加権を与えると主張していました。プレセールは一般投資家が参加出来ないこともあり、基本的には招待制にて行われますが、実際にEMIコインの公式サイトではプライベートセールではなく一般セールが行われている状態でした。

つまり、自称インフルエンサーの口車に乗ってLINEアカウントに登録、彼らから送られてくる送金先アドレスに資金を送っても、EMIコインの口座には一切振り込まれないということです。送金した資金はしっかりと自称インフルエンサーのBinance(バイナンス)口座に送られるため、詐欺手口として告発されました。

上記はEMIコインというICO銘柄を利用した手口でしたが、ICOトークンの開発者自ら悪事に手を染めるパターンもあります。それがwithcoinです。

withcoinは松山氏という日本人によって開発され、ICOセールを行いましたが、その途中松山市が「必ず皆様を億万長者にしてみせますのでご参加ください」、「Binanceに上場が確定しました」という内容の告知やYouTube動画を拡散。しかし、当初から説明していた内容とは全く異なるICOセールで、上場についても日時が二転三転するなど、ICO参加者が気付いたときには価値が10分の1程度にまで暴落していました。

ICOに参加していた投資家はwithcoinを悪質な詐欺行為として、2億円を超える被害総額を巡って集団訴訟を起こしました。

このようにICOが成功すると投資家も大きな恩恵を受ける一方で、しっかりと注意しなければ詐欺に巻き込まれる危険性をもはらんでいることが分かります。ICOに参加する際はリスクが高いことを十分に理解して、情報商材や勧誘は相手にしない、開発者の素性をしっかりと調査するなどの対策が必要です。

ICO上昇率ランキングまとめ

今回は仮想通貨ICOの上昇率ランキングを紹介してきました。

ランキングでは100倍以上もの成長を見せるコインが中心でしたが、ハイリスクな投資先であることには変わりません。

ここではICOの光と闇の部分両方を紹介しました。リスクをとって大きな稼ぎをものにするのか、それとも危険すぎると断念するか、じっくりと悩んで投資判断を行ってください。

ゆきひろ
ゆきひろ
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クラウドワークス・自社メディアサイトを中心にフリーのWEBライターとして活動しています。ネット記事やブログなど、約1年6か月で3,000記事を超える実績があります。執筆ジャンルは仮想通貨をメインに、投資・資産運用、副業、貯金・貯蓄、タイム/マネーなど金融系が得意です。

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