Amazon株はどこまで上がる?上昇を続ける要因とプラットフォームビジネスが好調な訳

ジェフ・ベゾスの資産額が急騰

Forbesが発表している世界のお金持ちランキングで、第1位に輝いた「ジェフ・ベゾス」。長年、1位だったビル・ゲイツの資産を大きく上回り、記事執筆時点でのジェフ・ベゾスの資産は「15兆円」程度だと言われています。

15兆円とは、想像もできないような金額です。では、なぜ彼はこれほどまでに大きな資産を作ることに成功したのでしょうか?それは、彼が「Amazon」の株を大量に保有しており、創業者であり、CEOであるからです。

この記事では、世界1位の大金持ちであるジェフ・ベゾスの資産が急騰している訳や、Amazonとその株が成長を続ける理由、ネット上で大きな価値を齎す事の多いプラットフォームビジネス等について詳しくご紹介していきます。

まず、始めに彼の資産について詳しくご紹介していきたいと思います。

史上最大のお金持ちになったジェフ・ベゾス

近代史置いては、最もお金持ちになったジェフ・ベゾス。現在、AmazonのCEOであるジェフ・ベゾスの持株比率は「16.4%」です。

ただ、これまでForbesの発表するランキングでは、ビル・ゲイツが1位だと言う認識が強い方も少なくないでしょう。最も普及しているPCのOSであるWindowsを世に出し、Microsoftの創業者として過去22年間の間で「18回」も、ランキング1位になっていました。

また、直近では4年連続1位になっており、現在ビル・ゲイツの資産は「約10兆円」程度の規模だと言われています。しかし、ジェフ・ベゾスがその資産額を超えた事によって2位になってしまいました。

ただ、本当に第1位とは言えない?

大きな資産を作ったジェフ・ベゾスですが、一部では本当の1位とは言えないという声もあります。というのも、お金の価値は常に変動しており、その変動を考えたインフレ調整を行った時にジェフ・ベゾスよりもお金持ちだった資産家は複数人確認出来るからです。

複数人の中で、一人挙げられるのがやはり「ビル・ゲイツ」です。ビル・ゲイツは第1位の座を譲ったとは言っても、現在約10兆円の資産を保有しています。また、彼は現在慈善事業を積極的に行っており彼は慈善事業に、4兆円以上のMicrosoft株を売却したお金を注ぎ込んでいます

つまり、もしもビル・ゲイツがMicrosoft株を慈善事業を行っておらず、売却していなかったらとすると現在でも史上最大のお金持ちは「ビル・ゲイツ」だと言えるのです。

ただ、どちらにせよ両者とも大きな資産を保有しています。Amazon株が暴落しない限り、まだまだ現役でCEOを続けておりAmazon株の価値を上げようと奔走しているジェフ・ベゾスが、これからもっと大きな資産を作っていく可能性が高いと言えます。

Amazonが成長し続ける理由

ジェフ・ベゾスを大金持ちにしたのは、なんと言っても「Amazonの成長」が挙げられます。なので、これからAmazonがなぜ成長を続けるのか?について詳しく解説していきます。

Amazonはどうやってはじまった?

Amazonはアメリカで創業されましたが、現在日本人の生活に根付いており生活用品をAmazonで購入するという方も少なくないでしょう。日用品から数億円もする巨大ロボットまで揃っているAmazonですが、初めからそのような商品を扱っていた訳ではありません。

Amazonはもともと「ネット上の本屋」から始まったのです。Amazonの前触れとなるCadabra創業当時、Eコマース(ネットの通信販売)は落ち目だと言われていました。なぜなら、インターネットビジネスは在庫などを持たず、アイデア1つでWEBサービスを作り大きな価値を作る事が出来るのが魅力的でした。

しかし、当時はまだインターネットで物を購入するという文化は広まっておらず、在庫を抱えるリスクもあるEコマースはそれほど注目されているビジネスではなかったのです。

そこで、ジェフ・ベゾスが目をつけたのは「本」でした。インターネットで物を購入するという文化が広まっていない当時では「目で見て、手で触って購入」というのが一般的な購入方法です。

これは「不良品・間違ったものを購入しないため」であり、現在では抵抗なくインターネットでものを購入しますが、当時の感覚から考えると無理もないと言えるでしょう。

ただ、本に関しては別です。なぜなら、本はどんな書店で、どんな時期に購入しようと変化する事はありません。つまり、予め購入する本さえ決まっていればネット購入しようが、書店で購入しようが問題ありません。

また、本なら在庫を持つ必要性ないです。というのも、書籍の出版というのは仕入れ時にお金を支払うものではなく、売れたものだけ出版社に支払う事が一般的です。残りは、出版社に返す事が可能です。

そのため、ジェフ・ベゾスがAmazonで本を売ることを選んだのは、Eコマースと本は相性が良かったという一点に尽きるでしょう。

Amazonは小売業を支配するのか

初めでこそ「本」専門のサイトでしたが、ジェフ・ベゾス率いるAmazonは商品の枠を広げて、現在アマゾンに無いものは無いと言えるような状態になっていると言えるでしょう。

つまり、Amazonは「小売業」を行っていると言えるです。そんな中、米国の小売業を行っている会社の株は全体的に下落傾向にあります。しかし、沢山の商品を扱っており小売業を行っているAmazonだけは成長を続けていますし、AmazonのEコマース業は伸び続けています。

トイザらスとAmazon

これは、何が起こっているのか?というと、Amazonが「小売業を支配しに言っている」と言えるでしょう。例があるとすると、トイザらスが挙げられます。

トイザらスという玩具メーカーを一度は聞いた事があると思います。世界中に進出しているメーカーであり、日本も例外ではありません。しかし、そんなトイザらスは2017年9月に破産してしまったのです。(日本のトイザらスは別の会社が運営しています)

このトイザらスを破産させたのは、Amazonでした。というのも、2,000年にAmazonとトイザらスは10年間に渡る長期間の契約を結びました。その契約内容を完結にご紹介すると、Amazonの利用者が玩具のページを開くと、自動的にトイザらスのページに行くと言うものです。

この契約では、トイザらス以外のメーカーは参入させないという契約であり、Eコマースの進出が遅れていたトイザらスに大きなメリットがあったのです。

しかし、この契約は長くは続きませんでした。Amazonは一方的に、トイザらスの品不足を理由に他の玩具メーカーにも、進出させ始めます。もちろん、トイザらスは裁判を行いAmazonとの契約を破棄しました。

これが2,004年の出来事であり、2,006年には自社サイトを立ち上げます。ただ、このときには既に間に合うような状況ではありません。Amazonに大きくシェアを奪われており、Eコマースの進出が遅すぎたのです。また、得意とする実店舗でもEコマースでの買い物が多くなり実店舗での購入が少なくなりました。

トイザらスは破産する一年前にEコマースへの大きな投資を行うと発表していましたが、時すでに遅しだったのです。

同じようなケースは他にもある

Amazonが小売業に与えている影響は、トイザらスの1件のみではありません。同じような契約によって、大手の本屋メーカーであった「Borders」という本屋さんも同じような結末を迎えてしまいました。

また、それだけではありません。小売業全体として「実店舗」での買い物が減少しているのが事実であり、Eコマースに乗り遅れてしまった企業は次々と業績を下げてしまっています。

つまり、現在小売業にとって最も大きな脅威は「Amazon」だと言えるでしょう。

それ以外にもあるAmazonが成長する理由

先程、Amazonの代表的な事業である小売業を例に、Amazonがどのように成長してきたのか?ご紹介させて頂きました。小売業はAmazonの中で最も大きな収益を挙げているものですし、これからも成長の柱として沢山の価値を生み出していくと思います。

ただ、それ以外にもAmazonが成長している要因はいくつかあります。その一部をご紹介したいと思います。

AWSはAmazonの収益の柱となる可能性が高い

次に成長するITの産業と聞かれるとAI、IoTなどを思い浮かべますが、既に成長が始まっておりこれからも大きな利益を齎す可能性が高いのは「クラウド」だと言えるでしょう。

クラウドという言葉を一度は聞いた事がある方も少なくないと思いますが、少し説明するとデータを色んなコンピュータで操作出来るシステムの事です。というのも、例えばカレンダーというアプリを開くとします。

通常なら、カレンダーのアプリをPCやスマホ(コンピュータ)にダウンロードして、手持ちのコンピュータで操作する事が一般的です。しかし、クラウドコンピューティングでは、そのアプリをクラウド上(第三者のコンピュータ)に入れてしまおうという仕組みなのです。

第三者のコンピュータに入れているので、どのコンピュータからでもアクセス出来ますし、様々な作業・開発が効率的に進むメリットがあります。そのため、大注目の技術ではあるのですが、AmazonはAWSというクラウドのサービスを提供しており、このサービスが近年大きな成長を遂げています。

その規模は、売上で比較するとEコマースの10分の1程度しかありません。しかし、営業利益はAmazonの収益の「約75%」を占めているのです。クラウドは事実上、Amazonが独占している状態であり大きな成長の柱となる可能性が高いでしょう。

都合の良いマーケットプレイス

マーケットプレイスとは、Amazonの出品ページに個人であろうと法人であろうと出品する事の出来るサービスです。Amazonに出品すれば、自社のECサイトを運営するよりも効率が良いですし、Amazonのマーケットプレイスに頼りきりな通販事業も少なくないはずです。

一見すると、Amazonは手数料を取れてマーケットプレイスに出品する企業は自社サイトで販売する手間を省けてと、win-winな関係だと言えるでしょう。

しかし、実際はAmazonにかなり有利なシステムなのです。というのも、マーケットプレイスで新たに出来た出品ページで売れ行きが良いものは、Amazonが持つ財力を使って出品を開始し、その出品ページを独占します。

つまり、Amazonが売れやすい商品を見つけるために最も効率的なサービスだと言え、マーケットプレイスの成長率はかなり高いものになっています。Amazonの利益は手数料のみではなく、同時にAmazon直販の利益も大きく出る事でしょう。

加入者が増え続けるプライム会員

Amazon プライムというのは、アマゾンの有料会員の事です。Amazon プライムに加入する事で「お急ぎ便無料」「映画・ドラマ」「音楽」などを楽しむ事が可能になります。

AmazonのEコマースを頻繁に利用している方はもちろん、コンテンツを楽しむために加入している方も多いはずです。このプライム会員、世界中で一億人を超えており今も成長を続けています。

このAmazonプライム会員が増える事によって、考えられるAmazonの成長は「ストック型ビジネス」の支配によるものだと言えるでしょう。ストック型ビジネスとは、月額決まった料金を支払う事でサービスを受けられるビジネスのことで、最近では「ラーメン食べ放題」などの画期的なビジネスも出てきました。

IT業界では、ストック型ビジネスが成長を続けており、音楽配信、映画・ドラマなどの月額配信サービスがいくつもあります。

しかし、もしもプライム会員がこのまま拡大を続け、Amazon プライム会員がEコマースのみではなく、娯楽までもプライムで中心的に消費する事になったら他の娯楽を提供するストック型ビジネスは大きな影響を受ける事でしょう。

そうなると、Amazonは小売業のみならずエンターテイメントまで、手中に収めるのかもしれません

Amazon以外のプラットフォームビジネス

Amazonの行っているビジネスは基本的にプラットフォームビジネスだと言えるでしょう。プラットフォームとは、簡潔にまとめると「ユーザー同士の場を作る事」です。もう少し具体的に言うと、会員を集める事でユーザー同士が「取引」を行ったり、「コミュニケーション」を行ったりする場所の事です。

プラットフォームは、インターネットビジネスにおいて最も効率の良いビジネスだと言われており、人気のプラットフォームを作るだけでその会社・人の運命は大きく変化すると言えるでしょう。今回はAmazon以外のプラットフォームビジネスを行っている企業についてご紹介したいと思います。

1位と2位を持っている Google

世界で1番目と2番目に見られているサイトは「Google」と「Youtube」です。言わずと知れた検索エンジンと動画サイトですが、両者とも放置しているだけでコンテンツが集まる最高のプラットフォームだと言えるでしょう。

検索エンジンというのは、世界中のサイトを勝手に収集してランキングの順位を作成し、検索した人に最も適したサイトを提供するサービスです。また、Youtubeについてもユーザー動画をアップして、ユーザーが見るという全てユーザー同士のやり取りが行われているサイトです。

両者の共通点は、同じようにGoogleが提供しているサービスであるという点と「広告」を提供しているという点が挙げられるでしょう。Googleが提供している広告であるGoogle アドセンスは、世界で最も使用されている広告サービスでもあります。

Googleという企業は、プラットフォームを作る天才だと言える企業だと思います。どのサービスも、場所さえ作ってあとはユーザーが知らないうちに価値を積み上げてくれるというシステムを構築しており、Googleはその情報を広告を提供するのに利用したり、AIに活用しています。

また、Androidについても大きなシェアを獲得しており、世界で最も使用されているスマホOSです。様々な観点から情報を集めるのに優れており、最もユーザーから知能を集約している企業だと言えます。

家族よりもあなたを理解する Facebook

世界で最も利用されているWEBサイト第3位はFacebookであり、急成長したSNS「Instagram」を保有しているのもFacebookです。FacebookはSNSを提供している企業ではありますが、実質はGoogleと同じように「広告」によって大きな収益を挙げている企業だと言えるでしょう。

Facebookの大きな収益は広告収入によって齎されており、Facebookは最も適切な広告を表示するためにユーザーのパーソナルな情報を集める事に成功しています。例えば、家族でさえ知らない秘密をFacebookに知られていたりなんて事も、話題になりました。

Facebookは、SNS界の巨人だと言えマーク・ザッカーバーグが大学生の時に開発したFacebookは依然ユーザーを増やし続けており、Facebookの脅威になりそうな企業は買収するか、それが拒まれると似たようなサービスを開発し、シェアを獲得します。

SNSはFacebookの一点勝ちだと言えますが、広告のシェアという点で大きくGoogleとライバル関係にあるので、今後の動向に目が離せません

まとめ

ジェフ・ベゾスの資産が急騰した理由

  • Amazonの創業者であり、株を持っっているから
  • ビル・ゲイツを抜きジェフ・ベゾスが「約15兆円」の資産で世界1位に
  • ビル・ゲイツがもしも株を処分していなかったら、まだ世界1位だった

Amazonが成長する理由

  • 小売業で大きく成長した
  • AWSの収益性
  • マーケットプレイスの成長
  • プライム会員の多さ

Amazon以外のプラットフォームビジネス

  • 世界1位2位のサイトを持っているGoogle
  • SNS界の巨人Facebook

今回は、ジェフ・ベゾスの資産が急騰した理由、Amazonが成長する理由、Amazon以外のプラットフォームビジネスについて詳しくご紹介させて頂きました。Amazonを含めた、Google、Facebook、Appleの事をまとめて「GAFA」と呼びますが、近年このような会社の時価総額は大きく成長を続けています。

どのような業種へ投資していようとも、このような企業が様々な業種に影響を与える事は確実であり、例えIT関連株に投資を行っていなくてもしっかりと動向を確認したい企業であると言えます。

senna
senna
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金融業界経験 4年 個人投資家 3年

個人投資家として「株式」「債権」「FX」「仮想通貨」などへの投資・投機を中心的に行っている。

資産運用はもちろん、ファイナンシャルプランナーの知識を活かしながら、税金やライフプランに関する情報発信を行っている。

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